094◎№082【世界の王侯貴族たちを魅了した有名ダイヤモンドのこと】その4
◎№082【世界の王侯貴族たちを魅了した有名ダイヤモンドのこと】その4
おはよう、テルです。
今回も『【世界の王侯貴族たちを魅了した有名ダイヤモンドのこと】その4』として数ある有名ダイヤモンドの中からお話をします。
今までお話してきた他にも伝説的な『有名ダイヤモンド』がありますのでお伝えします。
◎伝説の『有名ダイヤモンド』続き1。
〇シャー・ダイヤモンド(Shah Diamond)。
インドのゴルコンダで発見された角棒状の88.70ctのダイヤモンドです。
旅行宝石商のタベルニエが1,655年インドのデリーでこの『ダイヤモンド』がアウラングゼーブ帝の王座に飾られていたのを見たという記録が残っています。
その後ペルシャの侵攻によりペルシャ王のものとなりますが、1,829年にペルシア人によるロシア大使殺害事件の陳謝のために、ペルシア政府はロシア皇帝ニコライ1世に献上しています。
現在、ロシアの財宝として『クレムリン・ ミュージアム』に展示されています。
〇グレート・ムガル・ダイヤモンド(Great Mogul Diamond)。
タージ・マハルを建てた皇帝シャー・ジャハーンの息子アウラングゼーブ帝がフランスの旅行宝石商タベルニエにこのダイヤモンドを見せたと言われています。
この『グレート・ムガル』は、1,550年頃にゴルコンダの近くの鉱山で発見され、原石は787.50ctの大きな『ダイヤモンド』であったと言われています。
皇帝の財宝を見ることを許された最初のヨーロッパ人である宝石商タベルニエの話によると、
タベルニエが見た時にはこの『ダイヤモンド』は、280ctしかなく、卵を半分にしたような形と記載があります。
この石は、あまり品質が良くはなかったらしく、石の内部に沢山のきずが入っていたために、研磨師に何度も削らされサイズが減らされてしまったと云われています。
ペルシャの王シャー・ナディールによる1,739年のデリーの陥落によってこの『ダイヤモンド』を含む財宝は、ペルシャ人の手に渡りました。
その後、1,747年にシャー・ナディールが部下の将校たちに殺害された後、全ての宝石は消失してしまいました。
〇オルロフ・ ダイヤモンド(Orloff Diamond)。
これは、199.60ctの卵を半分に切ったような形をした『ダイヤモンド』です。
グレゴリ・オルロフ伯爵がアムステルダムで45万ドルで購入したと云われています。
この『オルロフ・ダイヤモンド』は、1,774年ロシアの女帝エカテリーナ2世に献上したものです。
旅行宝石商タベルニエがこのダイヤモンドをインドで見たあと、歴史的に消失したといわれる、『グレート・ムガル・ダイヤモンド』ではないかと云われています。
オルロフ伯爵が手にしたこの『ダイヤモンド』があの紛失した『グレート・ムガル・ダイヤモンド』であるなら、インド・デリーの陥落の際の戦利品である可能性が高いと云われています。
現在、クレムリン宮殿のロシアの財宝の一つとして、皇帝の王笏にセットされて展示されています。
これで『その4』としてその他の『有名ダイヤモンド』のお話を終わります。
次回はこの続きを『その5』として他にもある『有名ダイヤモンド』のお話をします。
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