これは、撮影ミスというのだろうか?
ワタシは基本、気になると止まらないタチで
ふと気がついちゃったらやらないと気が済まないですし、アレ?と疑問に思ったりしたら調べないと落ち着きません。
先週の金曜日に Netflix で配信がはじまった、『 京城クリーチャー:シーズン2 』を見ていた時のことです。
エピソード1の、15分経過したくらいのところで、壁にヒマワリの写真がかかっているシーンが映ります。
時間としては2秒くらいなんですけど、この瞬間に
「あれ? これ、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で見たやつだ」
と、気づいちゃったわけです。
隣で一緒に見ていたボスは「ヘ〜」と言っただけでスルー。
おそらくいつもの如く " 聞いていないのに返事したパターン " なので、そこにはかまわずワタシもスルーしたんですけど、ものすごく気になるわけですよ。
このヒマワリ、何話に出てきたんだっけ?と。
すぐにでも『ウ・ヨンウ』にチェンジして確認したかったんですが、ボスと一緒に見ているのでさすがにそれは自分勝手というもの。
ってことで、次の日に『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を見直しました。
どんなシチュエーションで出てきたかは覚えていたので、エピソードの一覧を見て「たしか、この話」と " エピソード5" をクリックすると、47分くらいのところで出てきましたよ。
やっぱり。
背景の影も全く一緒。
ってことは、同じモノってこと?
違うのは、パネルを吊るすワイヤーが2本か1本か、ってだけ。
使い回し?
そんなことって、あるんですかね。
制作会社が同じとか??
だとしても、同じモノ使う???
気になるので、調べてみました。
《京城クリーチャー》
監督チョン・ドンユン、脚本カン・ウンギョン、制作 スタジオドラゴン
( シーズン1・2共に制作陣は変わらず )
《ウ・ヨンウ弁護士は天才肌》
監督ユ・インシク、脚本ムン・ジウォン、制作 エイストーリー
共通点は見当たりません。
ただ単に、美術担当が他の作品で使われているのを知らずに出しちゃった感じなんでしょうか?
こういう小道具や装飾なんかの分野は、専門のチームがあると思うんですけど。
まさか気づきゃしないだろう、とでも思ったんですかね。
残念でした。
気づいちゃった。
こういう人間がいるからね。
映画の中に潜む凡ミスを見つけちゃうタイプ。
世界配信なんだから、ここに気づく人はきっとたくさんいるはず。
まぁ、韓国ドラマは昔から、バミリのテープが映ってたり、時代物なのに衣装のスナップボタンが見えちゃったり、持っていたモノが次のカットで消えていたりするので、いろんなツメの甘さを楽しめると思えばなんてことはありませんけど。
『京城クリーチャー』は、日本軍に統治された京城 ( 今のソウル )が舞台になっているので、日本の街並みや日本人が出てくるんですけど、それを演じるのは韓国の俳優さんたちなんですね。
セリフ ( 言い回し) や所作等、日本人から見ると「いやいや、そうじゃないから」と突っ込まずにはいられないことばかりでセリフが全然入ってこないっていう、見れば見るほど気になって仕方がないドラマです。
着物なんて着方がハチャメチャで、生地にはシワが寄り、帯揚げは外に出てしまっています。
同じ着物のシーンなのに、衿元が開いてたり詰まってたり、ヨレヨレだったり
衿を合わせるためなのか?変なピンみたいなのも映っちゃってて、もう見ていられません。
しかも、" 京都弁 " っていう謎設定。
看板やら表示はものすごくよく作られていて感動ものなのに
『本日営業』ってところが、『今日営業』って書かれちゃってたりしてて
違わないけどそうじゃない、っていう、いろんなところが惜しい感じでしてね。
こういうのを、チェックする人はいなかったんでしょうか?
日本人による確認はされなかったんでしょうね、おそらく。
気になる所も何話か見るうちに慣れるだろうと思っていたんですけど、無理でした。
違和感の連続で集中出来ず、何度早戻しして見直したことか。
シーズン2は、それを知っているからか?わりと大丈夫でしたけど。
日本語のセリフがとても多いので、日本人役の俳優さんは大変だったんじゃないかと思います。
その点は、本当にすごいです。
逆に、私たちが「セリフを全部韓国語で」となったら難しいに決まってますからね。
相当な努力をされたんだろうと、ご苦労が想像できるだけに、チェックはもっと慎重にして欲しかったと残念に思えてなりません。
実に、もったいない。
結局、ヒマワリの謎は謎のままですが、「調べたけどわからなかった」が答えなので無事解決、ってことにしておきます。