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我が家を「グエル公園」みたいにしたい #5

壁にタイルを貼りはじめたのは、昨年11月のこと。(→『我が家を「グエル公園」みたいにしたい #1』参照)
その後、黙々と作業を続けていたんですけど、今年に入ってから寒さに大負けして作業は見事に止まり、この状態のまま ↓ 2ヶ月が経ってしまいました。

「このままやらなくなっちゃうかも」っていう不安よりも、「なんだか飽きてきたぞ」「いつ終わるんだ、これ」っていう、めんどくさがり体質が顔を出した、っていうのが作業に身が入らない一番の理由で、なかなかどうして全然やる気が起きないわけです。
思考が “いつまでたっても達成感が味わえない超非効率な作業” という認知に傾いてしまったんでしょうね。
こんなのが長い期間続く、ってわかっちゃったもんだから、動きがストップしちゃったんだと思います。
「これじゃダメだ」と、なんとか奮い立たせる必要がある気はしているんですけど、タイムリミット (締め切り) はないし、スピードよりも質が重視だし、時間をかけて丁寧にやるべき作業というのがわかっているだけに、無理やりどうこうも出来ないわけです。
『ラクをするための努力は惜しまない』ので、効率的なやり方はないかいろいろ考えるんですけど、こればっかりは黙々とやるしかなさそうだと気づくまで、結構時間がかかりましてね。

で、やっと暖かくなり、なんとなくやる気も出て来たので作業を再開してみまして、少しでも気分が上がるように、“作業に飽きちゃった壁” ではない所に貼っていくことにしました。

まずは、その隣の面から。

ここには、丸タイルを中心に貼っていきます。

更に、この周りを違うテイストで埋めていくと

こんな感じになりました。

この壁は、ひとまずここまで。
次に、この左隣の壁に移ります。
ここに貼るタイルは、こういうヤツ ↓ なんですけど

このまま貼るわけではないので、裏に貼られているネットから外してバラバラにし

壁には、タイルを貼るためのガイドラインを引いて

貼っていくと

こんな感じに。

ここまで数日かかっていますが、貼りはじめた日には「やっとはじまったね〜」とか「楽しみにしてたわよ〜」とか、いろんな方が声をかけてくださって嬉しかったです。
それと、質問の嵐。

「このタイルはどこで買うの?」
「ネットショップで購入します」

「どうやって貼ってるの?」
「専用のボンドを使ってます」

「これは下絵があるの?」
「いえ、ワタシの頭の中にイメージがあるだけです」

「あのヤモリはシート貼りとかで売ってるものなの?」
「いえ、ひと粒ひと粒、地味に貼ってます」

「この細かいのは、どうやってるの?」
「トンカチで砕いて、ペンチでカットしてます」

皆さん興味津々でしたよ。

春先は、人間も外に出るようになるんでしょう。
近所の方以外に、散歩で通るジイさんバアさん達に、しこたま話しかけられます。
布教活動中のおばちゃん軍団にも色々質問されましたしね。
何より嬉しいのは、去り際に皆さんが言ってくださる言葉
「楽しみにしてる」。

これを聞くと、「達成感が味わえない非効率な作業とインプットされた思考」が「確実に達成に近づいている喜びとゆっくり仕上げていく楽しさ」にチェンジしていっている気がして、ゴールに向けて頑張れそうです。


各面がつながってきました。

とっとと仕上げてしまいたかったけど全然進まなくて苦戦している、と気持ちを吐露したワタシに
「いいんだよ。ゆっくりが。その方がすごく楽しみだよ」
と言ってくれたオッちゃんの言葉が、心に深く響いています。

この続きは、また後日。

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アユミ@絵描き
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