ポーチの内袋をアレンジ
グーグルアプリを使っていると "あなたへのオススメ" 的なトピックがたくさん出てくるんですけど、いつも邪魔くさいなとスルーするのに、思わずクリックしてしまったものがありました。
ワタシはムーミンが好きで、ネットショップで鍋なんかを買ったからでしょうか
こういうの ↓ をすすめてくるわけですよ。
で、まんまとクリック。
左側のボアポーチのデザイン・大きさ・色が気に入りまして、結局買っちゃったんです、昨年。
はじめて買いました。付録付きの雑誌を。
小学生の頃、マンガ誌の『りぼん』や『なかよし』に付いている付録を大事に取っていたのを思い出しましたけど、付録目当てに買うっていうのはお初でした。
正直、雑誌そのものに全く興味はなく、目的は『リトルミイのポーチ』なんですけど、「シール欲しさにビックリマンチョコを買ってチョコだけ捨てる」みたいな人たちと同じにはなりたくないので、雑誌にはちゃんと目を通しましたよ。
「今どきのファッション誌って、こんな感じか〜」っていう、なんの参考にもならない感想しか思い浮かばないくらいの興味のなさで申し訳ないですけど。
唯一じっくりと見たページはコレくらいですかね。
で、肝心のポーチはというと
刺繍の出来は良く色味も全体の雰囲気もかわいいんですけど、う〜〜〜〜〜ん。
なんだか、ちょっと残念な感じ。
裏地のバイアス部分が、時間が経つと粉々になる素材が使われていたので
「このままじゃ使いたくない」と思ってしまいました。
持ち手やジッパーの引き手部分に使用されている合皮もなんだか安っぽくて
てんで気に入らずテンションが下がり、そのまま棚の奥にしまってしまった、っていう。
で、春になって、衣替えのタイミングで、これが出てきましてね。
「あ、そうだった」と、付録目当てで買い、自分の好みではなかった中身に「もう付録付きは買うまい」と、『使う気にならずしまいこんでしまったポーチ』の存在を思い出したわけです。
もう冬は終わっちゃったし、こんなモコモコ素材は今の時期使わないんですけど、このまままたしまってしまったら永遠に使わなくなりそうなので、今のうちに気になる部分を手直ししておこうと思います。
ってことで、内袋を作って縫いつけることにしました。
ポーチのサイズを測って
布を裁断。
パーツをチクチクと縫い合わせていき
ひっくり返すとこうなるので
これをポーチの内側に縫い付けて
出来上がり。
持ち手部分もなんとかしたくて家にあるものを物色してみたら、良いサイズのチロリアンテープとハギレ布が見つかったので
これらを持ち手に縫い付けました。
だいぶ昔に買った、鳥のボタンを
引き手部分に付けたら
アレンジ完了です。
なんだか、思ったよりだいぶ可愛らしく仕上がりました。
春っぽくも感じる雰囲気なので、今からでも使いたいと思います。
形はそのままで装飾などを変える "アレンジ" は、今までも色々やっているんですけど
なんだかんだ好きなんでしょうね、こういう作業が。
チョコレート柄が気に入って買ったポーチは
糸の色をカラーにしたくて、ペンで塗ったりして。
ちょこっとだけですが、雰囲気がポップになりました。
本当はもっとビビットな色に仕上げたかったんですけど、ペンだとこれが限界でした。
ジッパーの引き手部分には、これに合うパーツが見つかったら取り付けたいと思います。
大掛かりじゃなくても、こういうちょっとしたことでも「気になったらアレンジする」っていうのが面白くて大好きです。
ハンドメイド作家をしていた頃に培ったいろんなことが、今活きている気がして、また違う角度で楽しんでいます。
みなさまのご支援に感謝します。