日本にあふれる、おかしな英語
近畿大学が、大学の英語表記を「KINKI UNIVERSITY」から「KINDAI UNIVERSITY」に変更する、なんてことがありました。
「KINKI」の発音が、「変態」とか「性的に異常」をあらわす「KINKY」に似ていることから、だそうです。
アイドルユニット「KinKi Kids(キンキキッズ)」は、「kinky kids(キンキーキッズ)」と聞こえて「変態子供」と誤解されるらしいですし。
海外で「KinKi Kids」と大きくプリントされたTシャツを着て街を歩いたらものすごくジロジロ見られた、なんて話もあります。
日本人って、こういうの知らないですよね。
また、阪神タイガースの福留選手がシカゴ・カブスに入った時、『Fukudome』の読み方が「ファックユードーム」というおかしな名前のドーム球場みたいだ、と指摘されたといいます。
これは名字なので仕方のないことですが、アイドルグループ「Sexy Zone」なんて、中国語圏で「性感帯」と訳されてしまったらしいですから、国際的によく考えて名前をつけないと恥ずかしいことになってしまいます。
アニメ「ポケットモンスター」は、海外進出にあたり表記を「POKEMON」にしたのは、「ポケット」が男性器の隠語を意味することから「モンスター級にビッグなチ◯コ」と捉えられないようにするため、だそうです。
これ、知らずに海外進出していたら大変なことになってますよね。
車で走っているとよく見かける『赤ちゃんが車に乗っています」』と車の後部に貼られている『BABY IN CAR』のステッカーなんかは、英語圏の人からみたらとっても不自然な表記で「車に住んでいる赤ちゃん」というような意味に近いらしいですよ(アメリカでは『BABY ON BOARD』が一般的)。
Englishの造語で『Engrish』という単語があるそうです。
これは、「アジア系言語話者の使用する、語表現やスペリングの誤用を伴った英語を揶揄する俗語」で、不自然な英語表現によって意味が解釈できなかったり、意図せず笑いを誘ったりするものを指します。
例えば、さっきのKinKi KidsのTシャツに似た感じだと、こんなのがあります。
「clap your hands(手を叩こう)」と書きたかったんでしょう。
crap は、ゴミとか排泄物といった意味のちょいと汚い言葉です。
これだと、「手にウ◯コして」ってなります。
完全なスペルミスですね。
更に、こんなのも↓
デカデカと書いてある単語『DIARRHOEA』の意味は「下痢」。
なんでこんなTシャツ作ったんでしょうね。
意味もわからず着させられる人の気持ちになってくださいよ。
こんな綺麗なお姉さんが、微笑みながら「下痢」だなんて。
これらは、Engrish.comに掲載されています。
日本や他のアジアなどで見かけた間違った英語の写真を投稿してみんなでコメントや点数を付ける、っていうサイトなんですけど、英語が分かる人には大ウケのようです(TOEIC900点以上推奨だそうなので、ワタシは見ても全然わかりませんが)。
これって、外国人がおかしな日本語のTシャツを着ているのを見て、ワタシたちが「何じゃそりゃ?」と思うのと同じなんでしょうね。
筆文字で書かれてるからカッコ良く見えるのか、「外国人」とか「冷奴 COOL GUY」とか「不法入国者」とか「巨根」とか、意味わかって着てる?って思いますもん。
っていうのは、ついこの間、スーパーですれ違った子供っちが着てたTシャツに「ポンコツ」と書いてあるのを見て、この子は知らずに着てるんだろうなとふと思ったのと同時に、ワタシもひとりっ子の息子に「三男」と書かれたTシャツを着せていたことを思い出し、こんな記事を書いてみました。
個人的におもしろTシャツは大好物ですが、英文が書かれたTシャツは危険なので買わないようにしています。