壁紙クロスに植物を描く
1年半ほど前に、ご依頼を受けて壁紙クロスに植物の絵を描いたことがあります。
変色してしまっているクロスをどうするか?っていうので、植物の絵を描くことにしたんですけど(詳しくは、上の記事をお読みください)、我が家にもそれと同じようなことをしようと思いましてね。
家を建てて3年半が経ち、まだ不具合なんかはないものの汚れ等は気になる所が出てきまして、そこをなんとかしたいわけです。
それというのが、キッチンの壁。
いつついたのか?なんのシミなのか?
知らないうちに得体のしれない汚れが壁についている、っていうのはあるあるだと思うんですけど、「え?こんなところに??」っていう場所に汚れが飛んでいることってありません?
我が家の場合は、キッチン壁の床に近いココ↓
何かが垂れたような、茶色いシミがあります。
クロスに染み込んでしまったのか、拭いても汚れは取りきれず跡が残ってしまっています。遠くから見ると、この筋が結構クッキリでどうしても目に入ってしまい気になって仕方がないので、ここに絵を描くことにしたわけです。
過去に、割れ目から顔を出すネズミなどを洗濯機に描いたりしたことがあり、こういうのも面白いと思うんですが
この手の絵だとだいぶ時間がかかってしまうので、今回は比較的簡単に描けるモチーフにしようと、我が家で育てている植物「フィカスプミラ」↓ を描くことにしました。
プミラははじめて描くので、どんな感じで描いたら良いかコツがイマイチわからないんですけど、そのままダイレクトに描いてみることにして、とりあえずやってみます。
画材は、以前壁紙クロスに描いたものと同じ「ビッグアートカラー 」を用い、カラーはこの6色を使います。
これをちょっとづつ混ぜながら塗り重ねるんですけど、一応、練習ってことで、汚れ部分から離れた所に描いてみたところ、こんな感じになりました。
う〜ん。
なんか、白い壁には映えない気がする。
ってことで、絵柄をアイビーに変更。
ありきたり過ぎて、絵面としてはあまり面白くはないんですけどね。
レンガ柄の白壁にはとてもよくマッチするので、これに決めて、汚れてしまっている部分が隠れるように描いていきます。
クロスの表面が凸凹しているので、絵具をのせても模様がそのまんま浮き出るため、近くで見ると「絵」って感じですけど、離れてみるとまぁまぁそれなりに見えますかね。
うっすらと影を作れば立体感が出るので、ちょいと描き足すことにして
全体を引きで見ると、こんな感じに仕上がりました。
植物が生えているように見えます?
シミ部分は気にならなくなったのでこれで OK と思いきや、キッチンに立つたんびに「なんかある!」とハッとして驚く、っていうね。
結局「気になってしまう壁」に変わりない状態ですが、まぁこれで良しとします。
なんなら、いろんな所に色々描いて、年中ハッとしてやろうかと思っているくらいなので、今後我が家のクロス壁には「絵」が増えていくかもしれません。
その時はまた、お知らせしたいと思います。
描き上がるまでの様子は、こちらをどうぞ ↓