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黙々作業でモノ作り

没頭するのにもってこいのものといえば、手縫い。
これまでも、着物の替え袖やらを手縫いしている、なんてことを書いてきてますが

必要なものを作るため以外に、" ただただチクチクしたい " なんて時があるんですね。

「何も考えず、黙々と作業したい」

何かを作るというよりも、何かに没頭してしまいたい、っていう、他の全てから離れるための" 逃避 " のようなものが必要になるときに、自然とそうなります。
手芸でいうと、刺し子とか刺繍とか編み物、他にジグソーパズルや塗り絵なんかも黙々作業の代表ですが

こういったことって、中途半端の状態で終わってしまうのが逆にストレスになったりするので、大作にならないように気をつけないといけません。

サクッと終わらせられるもの、もしくは1日で仕上げられるとか、短時間で仕上がるものをいくつか、っていうのがベストではないかと。

どうせなら、意味のある行動だったと思いたいので、私の場合は "ちょっとしたものを作る" というのがお決まりとなっていて、よくアクリルたわしなんかを編むんですけど、今回の気分は手芸だったためポーチを作ることにしました。

チクチクするのが目的なので、もちろん、手縫いです。
たまたま持っていた20cm のファスナーに合わせて布を裁断し、ファスナーに縫いつけます。

手縫いの良さは " 縫い目 " なので、あえて太めの糸を使って存在感を出しました。

布地は薄くはないんですけど、しっかりとさせたかったので硬めの接着芯を貼り付けて

底と側面、マチ部分を縫ったら

表に返してマチ部分にしっかりクセをつけて形を整えます。

中身はこんな感じでとても不細工なので

表と同じ手順で作った裏地を縫い付けました。

あ、外ポケットの高さ、間違えた。

これだと浅すぎて、ちょっと使えないかも。

ってことで、とりあえず、内ポケットならぬ " 移動ポケット" を作ることにしましたよ。

内ポケットって、あると便利でなんだかんだいろいろ入れちゃうんですけど、そこだけ分厚くなったりしてバランスが悪くなるので、縫い付けていない方が便利だと思うんです。
だから、入れ物 ( ポケット ) だけ作って

ポーチにイン。

縫い付けていなくても、モノを入れればそれによってこのポケットがホールドされるので問題ありませんし、その都度ベストポジションに移動できるので、ポーチが安定してちゃんと立ってくれます。

これで、完成。

思いつきで縫いはじめて、付け足し的作業でのんびり縫い進めたので正確な時間は分かりませんが、作業時間は正味3時間くらいだと思います。
小さな達成感が清々しい気分にしてくれ、とても良い塩梅あんばいで没頭を楽しめました。

ファスナーの開け閉めがしにくかったので、後日引き手にガラスボタンをつけ足して、普通に使っています。

ちなみに、黙々と作業する単純作業は、作業を繰り返すことで前頭連合野 ( 大脳の前頭葉にある脳の最高中枢とも呼ばれる部位 ) が働くヒマがなくなるため、あれこれ悩みを作り出すことがなく交感神経が鎮まるので、ストレス解消に効果的なんだそうです。

なるほど。
ストレスね。
更年期の憂鬱感。
まさに、ストレスだわ。


ってことで、更に小銭入れ的ミニポーチも作ったり

編み物をしたり

いろんな黙々作業に没頭する日々を過ごしています。

っていうか、本当は、こんなチマチマした作業じゃなくて、最も黙々すべきものは、家の外壁のモザイクタイルなんですけどね。

『この続きは、また後日』なんて気軽に書いておいて、ここから全然進んでいないんですから。
壁にタイルを貼りはじめたのは、2022年11月のことで、実に2年が経過しています。
天気や気温の影響で作業が出来ないという他に、更年期による体調不良というのが一番大きな理由でしてね。
ホント、片頭痛が深刻すぎて、参りました。

頭痛に関してはだいぶ軽くなり寝込むことはなくなったので、身体を動かすことの不安については解消されています。
ならば、そろそろ出来そうか?と思うんですけど、今少し「幸せホルモンの分泌待ち」といったところでしょうか。

とはいえ、準備はしておきたい。
ってことで、続きをどこから進めるべきか作戦を練ろうと、作業が止まってる中途半端な壁を眺めることからはじめたんですけど、壁全体がものすごく薄汚れているっていう現実に

早速、やる気がなくなってしまいました。

が、ここはなんとか奮起して、「この部分から続きをやろう」と決めた壁だけ、ブラシで汚れを取り

この薄汚い壁が

うっすら綺麗になりました。

これなら、いつでも作業が出来るはず。

あとは、"やる気" だけ。

「年内、少しでも作業を進められたらいいな」と、控えめな気持ちで待機しています。


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アユミ@絵描き
みなさまのご支援に感謝します。