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Duolingoで英語の勉強をしている

最近『Duolingo』のCMを、テレビ等でよく見かけるようになりましたが

実はワタシもユーザーで、「また英語の勉強をやろうかな?」と軽い気持ちでアプリをダウンロードし、スタートしたのが昨年の9月のことでなんだかんだ続けていまして、今日で連続学習333日の記録を更新したところです。

『ゲーム感覚で英語を学びながら、米国内および国際基準のカリキュラムで効率的に実践的な英語が身につく』っていう、世界で1億人以上が登録する最も利用されている外国語学習アプリが、この『Duolingo』。
Duolingo のシステムは、数百万人が日々学習するプロセスをビッグデータから自動的に分析して、AI による機械学習アルゴリズムを用いて一人ひとりに合ったレッスンを提供し、マンツーマンの英語レッスンのような、質の高い学習を効率よく行うことができるというもので、研究で裏付けられた独自のメソッドで効果的に学べるよう5つの仕組みにもとづいてプログラムされており、『長期的な学習を目標としている』というのが特徴です。


無料だし、モノは試しにやりはじめたんですが、ワタシには合っていたようで、毎日15〜30分は英語学習の時間を持つようになりました。
普通に楽しいので続けられているんじゃないかと思いますが、文法だけじゃなく、スピーキングやリスニング問題もありますし、過去に自分が間違えたコンテンツが自然に組み込まれ反復学習出来たりと、学習内容がとても良いと感じます。

Duolingo は初級者向けのイメージが強いのですが、コースコンテンツは CEFR に準拠していて、学習者全員が国際規格で中上級とされる『CEFR B2』に到達することを目指した内容を提供している、ということです。

CEFR(セファール)とは?

Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment(日本語訳:ヨーロッパ言語共通参照枠)の略で、ヨーロッパで、「外国語学習者の習得状況・言語運用能力」を示す共通の基準として設けられました。
欧州評議会 (®Council of Europe) によって2001年に公開され、現在では日本語を含む40言語で参照枠が提供されています。

言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同じ基準で測ることができる国際標準で、学習者、教授する者及び評価者が、外国語の熟達度を同一基準で判断しながら、学び、教え、評価できるように開発されたものです。

CEFR の評価指標は、初級 ( 基礎段階の言語使用者 )、中級 (自立した言語使用者 )、上級 ( 熟達した言語使用者 ) とレベル分けされていて

外国語の4技能(読む、聞く、書く、話す)の習熟度および運用能力を「A1」「A2」「B1」「B2」「C1」「C2」の6段階で評価します 。

海外では入学時に外国語能力としてB2を要件にしている大学もあり、グローバル企業における採用の基準としてもB2, C1, C2が挙げられています。
残念ながら、日本において、C1レベル以上の英語力をもつビジネスパーソンはごく一部であり、2017年度の調査では、高校卒業時の英語力はAレベルが大半で、4技能の中では特に話す力、書く力が弱い傾向あるという厳しい結果が出ています。

CEFR は現在世界中で、「学習者が本当に英語が使えるのか?」言語運用能力を客観的に評価するために使われていて、高い評価を受けています。
陸続きで多言語使用が一般的なヨーロッパでは、共通の指標が必要でした。
履歴書に「 CEFR で○○レベル」と書けば EU 内のどこに行っても通用するといいます。
日本では、「実用英語技能検定」や「TOEIC®」などの英語検定試験がありますが、これらは海外での知名度はあまり高くありませんから、海外での大学進学や就職で「英検1級」「TOEIC850点」などとアピールしても、英検1級やTOEIC850点がどのくらいの英語力に該当するかは伝わりません。
CEFR で伝えることができれば、海外で自分の英語力を証明することができる、というわけですね。

CEFR は、外国語をいかにうまく話せ理解しているかを示す方法で、公立教育機関と私立語学学校を含むヨーロッパの言語教育で幅広く使われています。
多くの国々では、外国語教育で以前使われていたレベルシステムに代わって CEFR を取り入れていて、ヨーロッパのほとんどの教育省では、中等教育を終える学生に対して、( 例えば、第一外国語では B2レベル、第二外国語は B1レベルといった ) CEFR に基づくゴールを定めています。

ちなみに、Duolingo でのワタシの今の CEFR レベルはこんな感じ。

B1レベルとは、下から3番目に位置する中級レベルで、基礎的な英語力を身につけているものの、ビジネスシーンやアカデミックな場で活躍するには英語力が不十分であるとされています。

具体的には、B1の英語力があると以下のようなことができるそうです。

  • 聞く:仕事・学校・余暇などの場面で普段出くわすごく身近な事柄について、標準語でハッキリと話されれば、要点を理解できる

  • 読む:簡潔で具体的な文章で、自分の専門・興味内のものであれば、十分に要点を理解できる

  • 書く:自分の関心がある身近な話題について、シンプルな文章を作成することができる

  • 話す:身近で日常的な会話に準備なしで参加することができ、経験や願望を説明することもできる

店員さんに何かをリクエストするのに全く問題がないというレベルではあるものの、馴染みのある話題について話し合うときには、まだ自分の言葉が遅く感じられたり、いくつかの困難があったりします。
B1レベルは基本は超えていますが、完全に英語だけで仕事や勉強をすることはできません。英語のテレビ番組を聞いて理解はできても、まだ英語の字幕が必要です。
突然会話に加わることや、旅行中に発生するトラブルなど、日常生活の問題に対処することはできます。

厳密にいうと、ワタシの今の状態は「A2レベルが完了してB1レベルになれるように学習中」といったところでしょうか。
B1レベルの英語力は、英検でいうと2級程度だそうですよ。

Duolingo をやるだけでも学習の成果は得られるとは思いますが、ワタシは、間違えた問題や覚えておきたい言い回し、熟語やフレーズなんかはノートにまとめています。

50を過ぎたババアは、問題を繰り返しやったくらいじゃ覚えられないんです。
書き出しておかないとすぐ忘れちゃうので。
忘れがちなことは、単純に単語を覚えていないか、理解しきれていないことだったりするので、それについて自分なりの解説を補記しておけば、自分専用のテキストが出来上がるというわけです。
このノートは苦手な部分の集大成みたいなもので復習にとても役立つので、たまに目を通すようにしています。

ってことで、『Duolingo』はトータル的には、「無料でここまで出来るのなら御の字」という評価ですが、たま〜に「正解のはずなのに不正解」にされ、いつまでも正解が出ずどうにも先に進めない状態でストップせざるを得ないことがある、というのが問題点として浮かびます。
ちなみに、Duolingoでレッスンに取り組むには HP (最大5つ) を持っている必要があり、問題を間違えると HP が消費される仕組みになっています。
有料プランにすれば、いくら間違えても HP は減らないんですけどね。

出題等のミスがあった時のエラーに対しては、解答後の画面から報告ができるようになってはいるんですけど

この中に当てはまる項目がない時は、「他に問題が発生した」を選ぶだけで " どこの何が違うのか " の説明を明記することができないので、改善されないまま同じ問題が再び出題されてしまうと、正解を得られない状態がずっと続いてしまう、ということなんですよ。

でも、無料版でほとんど全ての学習コンテンツを利用できますし、問題を間違えて HP がなくなっても問題に取り組むことで回復できる等、学習を促す仕組みはちゃんと作られているので十分じゃないかと思います。
ライティングやスピーキングなどのアウトプットトレーニングも、いろんな形でレッスンに入っていますしね。

外国語学習においては、「使う」ことを前提に実践的な英語力を身につけていきたいので、発音練習は不可欠です。発音の基礎を身につけていないと、ネイティブに通じないどころか、英語を正しく聞き取ることすらできませんからね。
会話力のスキルを向上させたいのであれば、他の語学学習アプリ (特に有料 ) を使う方が良さそうですが、ワタシは基礎的な英語の復習レベルの段階なので、トレーニングとして Duolingo はしばらく続けてみたいと思います。

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アユミ@絵描き
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