引きこもりと法政ホーガン殺傷事件と日本の集団性
法政大多摩キャンパスで女がハンマーを振り回し、学生8人が負傷した事件を考える。犯人は韓国籍女性だそうだが、ここでは日本人の集団の排他性について考察する。
女性というのは、男性よりも集団の中で生きようとする。男は孤立してても強がって一匹狼を演じていれば、そういう奴と認識されて紛いなりにも成り立つ。日本人・韓国人女性関わらず若い女性が、日本で孤立した集団の中で生きようとするのは本来かなり辛いはず。ただ、いくらイジメで追い詰められた女性と言えども、ホーガンで他人を殺傷するのは許される行為ではないけれども。
ここで日本人の集団性について考えなければならない。日本が何故閉鎖的かと言うと、日本が島国で、かつ日本のマスコミが海外情報に閉鎖的だからである。なので日本は本来は海外情報の重要性は死活問題であり、ここに根源的な問題がある。日本のマスコミは世界のニュースで話題になってることを、表面的に報道してるだけである。旅行でもしない限り、他国がどういう常識や価値観で回ってるか知るよしもない。そして円安は余計に日本人が海外旅行をして知る機会を減らしてしまうのが残念である。
何が言いたいかと言うと、世間(世界)知らずな日本人は、集団の中で平均で均質した価値観と思考を持たない者を排除するのである。世界の主流の考え方や価値観を知らないので、当然ローカルルールで他人を感情的に裁くのである。
日本人の集団で最も暴走しやすいのは、1番中央値の高い偏差値50前後の人である。なので偏差値50前後の人の感性や納得感が日本を将来を左右するといっても過言ではない。
日本人の政治の無関心さや投票率が低いのも、日本人が結婚するしないを決めるのも、彼らの動向が左右する。
ここで集団の平均から排除される人を考えよう。
まずは中高生に限定してみよう。それは不登校児などの引きこもりである。もっとも大人引きこもりは、人間関係のトラブルや学生時代のイジメに端を発してるケースは多い。ニート・引きこもりの支援していた私から言わせると、子どもが不登校になる理由は人それぞれである。私は引きこもり児童の施設への送迎をしていたので分かるが、親が選んだ住居ではあるが周りに同学年が居ない地域に住んでいるとか、親が海外ルーツでおそらく親のコミュニティが偏ってるとか、子ども本人の努力では補えないことなのである。
自分の学生時代ではあるが、見た目普通なのに、見かけに寄らずシャイな女性が居たが、本人から聞いたことは彼女は農家であり、親は大人の付き合いがあるので困らないが、彼女の家は広い土地に住んでるので、近所が遠く同級生の女性より遊ぶ機会が少なかったと踏んでいる。
話を戻そう。つまり引きこもりとは、物理的な要因と集団性の平均から排除されてイジメを受けた人に多い。
集団の平均から排除される子どもというのも様々である。単にキモいとかモテない人だけでない。大抵はこっちの部類に分別されることは多いだろう。しかし本当に恐ろしいのは、平均なる集団の嫉妬対象になる人もイジメの対象になる。親が金持ちだったり、親もモテて本人もモテそうだったり、普通に育って社会に出れば一目置かれる立場の人も多い。しかし日本人は、平均の人より持ってる人をイジメにより潰すのである。同調性のないモテる子というのも、親が会社の役員とかしているなど、本来は能力の高そうな子どもだったりする。同調性のない低い子どもというのは、能力が高いか低いか、後から見れば恐らく明確というのが私の見立てである。
日本人が恐ろしいのは均質な集団を作る為に、集団のイジメによって均質化を目指すのである。つまり集団の嫉妬によって、目に付く金持ちの子どもや同調性が低くてモテそうな子ども潰すのである。もっとも冴えないタイプで同調性の低い子はイジメの対象になりやすい。
ここでいう目に付くというのは差異であり、同調性を持ち合わせないと感じる一部の金持ちやモテるタイプの子は潰すのである。ただ集団に溶け込める要素が備わってると無害ではある。
なので地元の名士などの子は腰が低かったり、貧乏な所を見せて同化する態度を見せて、僻まれすぎないような戦略を取るのである。
ただその代々金持ち特有の知恵を知らない親が一代で成金になったタイプの親の子は、そこら辺の思慮が浅いので集団と同化する行動を取らずにイジメられてしまう。
日本人の集団の排他性とは、貧乏でも金持ちでも作用するという稀有な集団性なのである。日本人の排他的な集団性の加速が、能力が高い人やベンチャーを作る人間を一層排除してしまってる。それが失われた30年間脈々と受け継がれてる。平均的な集団である彼らは90年頃から真面目が馬鹿を見るとか、日本人が絶賛されていた勤勉性や努力も否定してしまったように思える。
勤勉を取り戻そうとせずに、推し活やセックスに浸ってる民族になると日本が益々貧しくなり、この性質がSNSにより加速すると予測して終わりにしよう。
そして最後に、日露戦争後に何故日本が無謀な戦争に走ってしまったかというのも、日露戦争でアメリカの策略で賠償金が得られなかった腹いせによる借金を苦にした集団暴走(日中戦争の賠償金を再び)ではないか?と個人的な感想を述べる。
国内世論と国債を調達した人に急かされて、無謀な戦争した一面があると思われる。日露戦争で調達した国債を直ぐ返せと急かされれば、また賠償金目当てに勝てない無謀な戦争をするしかないのである。
結論)
日本全体が豊かさを享受できないと、日本人の集団でのSNS等での僻みは止まりそうにない。自分だけの豊かさを求めるか、集団での豊かさを求めるかで、日本の将来を左右すると結論を出して終わりにします。