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教えて!ファシリテーターvol.12「勉強会のアフターフォロー」


はじめに

この連載ではファシリテーターとして、企業や行政の会議や議論の場をまとめ成果に結びつけてきた渋谷健さんに、会議初心者でも取り入れやすい「ファシリテーション」のテクニックや、「会議における疑問・質問」をお聞きする「初心者向けファシリテーション」をお届けしています。

会議の4象限

会議を「静と動」「攻めと守り」の4象限で見ているシリーズ。ただは勉強会編をお届け中です。

勉強会のアフターフォロー


教えて!さん:今回は、「勉強会のアフターフォロー」について教えてください。渋谷さん、よろしくお願いします。

渋谷さん:はい。勉強会のアフターフォローはとても大事です。まず勉強会が終わったら、主催者は資料の共有レポートを提出しましょう。この際、5W1Hを活用して効果的にまとめてくださいね。あとは、参加者が感想を書き足せば、社内の報告などに活用できますよ。

教えて!さん:勉強会の「まとめ」をするんですね。5W1Hでまとめる理由は?

渋谷さん:5W1Hは使い慣れている人が多いですし、漏れがないですから。
あと、「次は○○をやりましょうね」と参加者に声掛けしておくのも大事ですよ。

教えて!さん:勉強会が続く場合と、終了する場合ではフォローが違うと思うのですが、それぞれ教えて下さい。

渋谷さん:はい。続くケース(A)では、優先度の維持のためにリマインドやアナウンスを行います。オンラインでの関係性づくりでは、こまめなアクションが結構大事です。

教えて!さん:オンラインでの関係性づくりってどんな風にしていますか?具体的には?

渋谷さん:例えば、定期的なメッセージ交換や、ちょっとした雑談を取り入れるといいですね。
一方、勉強会が終了したケース(B)では、感想の共有を行い、新しい企画をしたいメンバーを見つけることが重要です。これを2週間くらいのホットな期間に行うと効果的です。

教えて!さん:そうですよね。関心のあるうちに、次の行動を起こすことが大事なんですね。

渋谷さん:その通りです。また、新しい勉強会をしたいメンバーが新たなメンバーを呼ぶことで、新陳代謝を図りましょう。メンバーは勉強会ごとに新しい人を入れることで、やりたい人が常に新たなメンバーとして参加できるようになります。マンネリ化を防ぐのも大事です。

教えて!さん:勉強会の成果としては、どんなものが期待できるのでしょうか?

渋谷さん:勉強会の成果は新しい知識を得ることと、価値ある人脈を構築することです。このどちらかがあると、「次」を期待され、次の展開が可能になります。

教えて!さん:確かに、どちらも重要ですね。ありがとうございました、渋谷さん。次回も楽しみにしています!


まとめ

  1. 資料共有とレポート

    • 5W1Hを活用して資料を効果的にまとめ、参加者の感想を付記。

    • 社内報告に活用。

  2. アクションとリマインド

    • 適切なアクションやリマインドを行う。

  3. 勉強会が続くケース (A)

    • 優先度の維持のためにリマインドやアナウンス。

    • オンラインでの関係性づくり。

  4. 勉強会が終了したケース (B)

    • 感想の共有と新しい企画を行いたいメンバーの発見。

    • 新しいメンバーが新たなメンバーを呼び、新陳代謝を図る。

  5. 成果と期待

    • 新しい知識の獲得と価値ある人脈の構築。

    • これらのどちらかがあると、次の展開が可能になる。

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