見出し画像

市販品とサロン専売品の違い3選

「市販シャンプーとサロン専売シャンプーの違いって何?」
お客様からよく聞かれる質問だと思います。

アシスタントの方の中には、

「お客様に店販アプローチをするチャンスだと思うと肩に力入り、ついつい喋りすぎてしまう」

そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?

市販品とサロン専売品の違いはたくさんあると思いますが、

皆さんは何と答えていますか?

例えば成分、全然違いますよね。

「市販品にはラウレス硫酸というものが入っていて、これは非常に洗浄力が強い成分なんです。」
「なので使うたびに髪が傷んでしまうんです。」

実際に美容師さんに聞いてみて、一番多いのがこの回答でした。

もちろん質問の答えとしては間違っていませんし、
お客様に必ずお伝えすべきことです。

しかし、何も知らないお客様がいきなり成分の話を聞くとどうなるかというと…、

思考が停止してしまうんです!

先程の回答例の場合、

お客様の思考は『ラウレス硫酸』の辺りで止まってしまい、

本来伝えたかった『髪が傷む』という内容は、実際ボンヤリとしか伝わっていません。

これでは本末転倒ですよね。

例えば、
皆さんが講習を受けているときに、知らないワードが出てきたとします。

それを必死に理解しようと思考を巡らせ、「そういうことか!」と合点したときには、

ずいぶん講習が先に進んでしまっていた。

このような経験はありませんか?
私は大アリです(汗)

このように、相手の知識量や背景を考慮した言葉選びをしなければ、

伝えたいことは伝わらず、ただの自己満足で終わってしまいます。

なのでお客様にお伝えするときは、

例え話を交えながら『スッキリ・カンタン』に話す必要があります。

イメージとしては、中学生でもわかるような内容がベストです。

話せる内容・話したい内容は沢山あっても、話せる時間は限られています。

自分がしたい話ではなく、お客様に『伝える』ことを意識した話をしましょう。

実際の例として、今回は市販シャンプーとサロン専売シャンプーの違いを3つ、

『スッキリ・カンタン』に説明してみました!


①使用する目的が違う

②ラインナップの数が違う

③成分の濃さや質が違う


①使用する目的が違う

市販品→単に髪や頭皮を洗う

サロン専売品→髪や頭皮のケアをする

市販のシャンプーは髪や頭皮の汚れを落とすことのみを目的としているため、洗浄力の高い成分でできています。
洗浄力が強すぎると、髪や頭皮を傷つけてしまいます。
実はフケや痒み、薄毛の原因はシャンプーだったりするんですよ。

一方でサロン専売品は、汚れを落とすのは当たり前で、髪や頭皮のケアをすることを目的としています。
そのため、やさしい洗浄成分でできており、洗うたびに髪や頭皮がキレイになります。
実はカラーやパーマのもちは髪のコンディションで変わるんです。
しっかりケアができていると、今日のカラーも長持ちしますよ。


②ラインナップの数が違う

市販品→多くの人が使えるように広く浅く

サロン専売品→1人1人に合ったケアができるように広く深く

市販品は大量生産でコストを下げているため、個人個人のお悩みに応えられるほどのラインナップはないんです。
メーカーごとで大きな違いはなく、多くの人が使えるように『広く浅く』というイメージです。

一方でサロン専売品は1人1人に合ったケアを提供できるように、豊富なラインナップがあります。
そのため、イメージは『広く深く』といった感じでしょうか。


③成分の濃さや質が違う

市販品→ドラッグストアで買える薬

サロン専売品→病院で医師から処方される薬

お薬で例えると、サロン専売品はお医者さんから処方される薬。
市販品は処方箋なしで買える薬です。
当たり前ですが、効き目が全く違います。
また、市販品は少量の配合量でも「オーガニック」「アミノ酸系」と大々的に打ち出していたりします。
その点サロン専売品は、サロンでの仕上がりを維持させたり、ケアを目的としているため、本当に髪に良いものを配合しているんです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?