忘れてはいけないのに忘れようとしているもの
医療とは、医師とは、それ以前に人とは何か。
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山本晶知のドキュメンタリーに今の時代の風潮に流されない本質をみた。言葉で簡単に言えぬ、行動も生半可な気持ちでは到達しないこれぞ今そしてこれから一番大切なことではないか。
教育も医療もキャピタリズムに呑み込まれ、止まるところを知らない。
しかし、それがすすめば進むほど、本当に必要で大切な“ただ寄り添う”ことが消えていく。
別の著書だったか、彼はこんなことを言っている。“助けると言っても、何もせんでええ、患者さんの所へ話を聞きに行くだけでええ。苦しいとか、死にたいとか、暴れとればそこへ行くだけ行って、そこで温かい関心を持って、そこにおってくれさえすれば、患者さんは自分でバランスをとっていく”と。
“時と場所を共にしてくれる人”こそ処方箋。
精神医療だけではない、ごく日常から医療、ビジネスに至るまで結局今、多く捨て去ろうと必死な“時間をかける”ことと“寄り添う”ことが最も重要なことである。
気付いていてやらない、やっていないとしたらそれは罪だ。
僕はずっとそう思っている・・