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カナヤマヒコノミコトを求めて・・

秩父からさらに奥にある和銅黒谷。
“和銅:にぎあかがね*”が産出したことを記念して和同開珎が作られ、その際に地名も改められたそう。(諸説あり)
*純度が高く精錬を必要としない自然銅のこと

和銅黒谷駅
道に咲く花
道に咲く花

聖神社の御神体は自然銅:ニギアカガネ、御神宝に雄雌一対の“ムカデ”がありますが、“文武百官”を百足としたところからという説があるそうで、なんとも愉快。そして銭神様なるお金の神様(金山彦命:カナヤマヒコノミコト/鉱山の神)が祀られていることで有名なようです。

少々肖りたいもの・・ということで、“金”と“銅”の和同開珎“金運開運”を2人で買い求めました。御利益、あるかな?

聖神社
神社に祀られる和同開珎
参道

道路工事中のようで、少し迂回し山に分け入るとそれまでと入山後の空気が明らかに変わり、10℃は差があると肌で感じられるほど。そもそも湿度が十分過ぎるほどあるので、それでも少しは蒸しますが、本当に驚きます。

峡谷に流れる川
苔とキレイな水

山中は心地よく、足元は人の足を痛めることがない、歩きやすく柔らかい土や堆積物のクッションのよう。この感覚、九州から徒歩で関東まで旅をした際に感じたアスファルトやコンクリートの上は足が破壊されると思いつつ、実際痛めてしまい・・道中に箱根の峠を越えた時の旧街道、山中を一人で歩いている時の心地よい足裏のあの時を思い出します。
この時、僕の中の“どこもかしこも隙あらば再開発乱発の都市化を目指すが、決して良いことではない”という考え方に大きく傾く切っ掛けにもなっています。

峡谷の湧き水は非常に澄んでいて、また冷たく手を洗って涼を取るには申し分なく、山を少々登ったご褒美を自然からもらったような気持ち。
本当に冷たくて気持ち良いです。(ここで硬貨をさっと洗いました)

和同開珎
夏晴れ、40℃の猛暑

山を抜けるとアスファルトの道路だらけなので、また灼熱・・写真では伝わらないので、晴天の気持ち良い青空ですが。

駅舎の燕

駅舎を見上げると燕が心配そうに巣の中を見て、反対側にも燕が。多分代わる代わる雛を見守っているのでしょう・・時折巣の中に入って卵を温めているようです。
静かで人も少ないタイミングでほんの少し足を伸ばしてきて良き時間となりました。

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