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Biomimetics

“強電気魚は、体内の電気器官で変換効率が100%に近い効率的な発電を行う。通常時は細胞膜に存在するイオンポンプがATPのエネルギーを使って、細胞内外でイオン差/電位差を生じさせそこに神経線維の末端から放出されたアセチルコリンが細胞膜に存在するイオンチャネルを刺激すると細胞外にあるナトリウムイオンが一気に細胞内に流入し、電流が発生します。電気器官では、イオンポンプとイオンチャネルが細胞膜に多数集積することによって電流密度が増加。また、細胞の直列積層により電圧を稼いで高出力発電が可能。このような大規模集積構造は天然にしか存在しない。”

シビレエイなどがまさにそうだが。

そう言うことよりも、生命の進化?適応?の過程において何故体内に電気器官が生まれたのか。

そのきっかけ、とりわけその器官がどのように形成され100%に近い“高効率な発電所”を備えられたのかと言うところに非常な興味がある。

ある時、蝙蝠のエコロケーションをバイオミメティクスである分野のそれに使えないかと結構深く追いかけたことがあった。

一部(全体3グループのうち2グループ)の蝙蝠の3000万年(ウロ覚え)の進化の中で体得されたエコロケーション。収斂進化(他人の空似)から個体毎に全て違う周波数を持っている驚異的なものだと言うことが近年わかってきているが、これもまたシビレエイに同じく何故そうなるのかが不思議でならない。

蛇足だが吸血蝙蝠は全体の1400種からなる蝙蝠の中の中南米生息の0.2%しかいないので吸血鬼的な話は誇張されたイメージです。

この蝙蝠の差は渦巻官のそれであることが最近わかった・・

そういえば新型コロナウィルスの感染源のひとつと言われてますが、多くの人獣共通感染症の感染源になっているとされる蝙蝠。蝙蝠以外だと重篤な症状を起こすにも関わらず、何故蝙蝠はそうならないのかと言う不思議が実はウィルスと人との関係においても重要な何かを持っているのではないかなど、研究を進めようとしているようです。

ふと、人がひとつとして同じ者がいないことと蝙蝠が全て違う周波数帯を持ち合わせていること、同じ哺乳類であること・・なにか多くの学びがあるものではないかと思う。

と、まあ話は散漫になってはいるが、つまり進化とはその分化はそもそも一体何故起こるのかと言うことの疑問。詳しい方がいたら議論してみたいものです。

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