「ものづくりコンテスト」受賞作品発表
8月18日(金)・19日(土)の2日間にわたり開催した「ものづくりコンテスト」の受賞作品を発表します。
下は5歳から上は86歳まで年齢やジャンルを問わず30作品以上が出展され、2日間で291名の方に投票いただきました。
最優秀賞は一番投票数を獲得した作品、ベストリビング賞はものづくりの情熱や創意工夫が最も感じられた作品、ハートフル賞は心温まるような作品が選出されました。なお、ハートフル賞は当初1作品の予定でしたが、どの作品も素晴らしく絞り切れなかったため、6作品選ばせていただきました。
下記、受賞作品を紹介します。
最優秀賞
日田モノづくり教室に通う5歳の女の子の作品が最多得票を獲得しました。カッターやボンドも上手に使い丁寧に仕上げています。扉や屋根が稼働式になっていたり作品のあちこちに面白い工夫が見られる作品です。沢山のお友達が応援に来てくれました。
ベストリビング賞
中学生の男の子の作品。小さい頃から平衡感覚が鋭く、カッターやハサミなども目検でまっすぐ切ることができたそうです。プラモデルを作ることが大好きで、その延長線上にデコトラ製作があったそうです。また頭の中に製作図面が入っており、設計図なしで製作したそうです。年代を問わず来場者の話題の的になった作品です。
ハートフル賞
クレイジーパターンの鞄やウォレットは、すべて手縫いで仕上げた作品です。趣味で製作されているとのことで、仕事が終わってからの時間を使って日々コツコツ製作したため、大変時間がかかったとのことです。鞄の持ち手がカスタマイズできるようになっており、まさに唯一無二の作品です。
はぎれを使ったアップサイクルの作品です。スツールの中身はなんと沢山の牛乳パックを組み合わせて製作。座り心地にもこだわり、座面には綿を仕込みふんわりとした座り心地になっています。バッグの裏地にもこだわっておりチラリと見えるきれいなピンクの差し色使いが素敵です。
今回の参加者の中で最高齢となる86歳の女性の作品です。今回のコンテストをきっかけに、またものづくりへの情熱が込みあげてきているようです。出展するにあたり会場で40年振りの再会があるなど心温まるドラマが生まれました。ものづくりは年齢関係なく情熱があれば続けられるというお手本となる作品です。
枠にとらわれない自由な発想力と色使いがとても印象的なアート作品。作品が飾られて、会場が一気に華やかになりました。今回のコンテストの軸であった、「ものづくりの垣根を超えた発表の場」としてボーダーレスなものづくりの表現を見せていただきました。もっともっと他の作品も見てみたいと思うアート作品でした。
何とサラダボールからウクレレを製作された面白い作品です。このアイデアを思いついた所がものづくりが好きな方なんだろうなと想像できます。ただ面白いだけではなく作品としてのクオリティも高くちゃんと音楽を奏でることもでき、チューニングもバッチリでした。定年後の趣味としてものづくりを楽しんでいらっしゃるようです。
日田モノづくり教室の生徒さんの作品です。脚が自立しておらず吊り下げられた状態で左右バランスを取っており一瞬どうなっているの?と思ってしまう作品です。多くの方が作品の前で足を止め作品に見入っていました。美しく仕上げられたレジンの中には日田らしく杉の年輪が見える様に配置されており、どこか温かみを感じられる作品に仕上がっていました。