興味の種まき |子育て
「興味の種まき」ーこの言葉はワーママハルさんこと、尾石晴さんのVoicyにて耳にした言葉。
子育ての価値観は、各家庭さまざまだと思うが、この言葉は全家庭共通で意識しておきたい言葉だと思う。
うちの教育方針とも似ており、かつ明確な言語化されたこの言葉、早速真似させて私の親としての子育ての目標となった。
子育てにおける正解は何か。ーーこれは、子育てが終わっても回答がない質問かもしれない。一つに子どもが自立していること、これは多くの親御さんが望むもの。
さて、自立にも子どもの年齢によってさまざまなタイプがあるが、私が子どもに望んでいる自立とは、「独りで生きていける生活力を身につけていること」と定義している。
親の願いは溢れるほどあるが、私なりにこの言葉をいくつかに細分化すると、①自分の選択によって歩む道を判断できること②勉強に楽しく取り組むこと③前向きに物事を捉えること④他者を正しく理解すること⑤自分の興味を大切にすること、など、切り口を変えるといくらでもでてくる。
①の選択をするために幅広い選択肢を持つこと、②勉強が楽しいと思うこと、⑤においてもそうだが、”興味をどう持たせるか”という視点で子供に働きかけるのではなく(子どもは自分が楽しいと思ったことにはとことんのめり込むし、他人が楽しんでいる様子を見ているとつい興味を示してきますよね。)、先々興味を持つかもしれない事柄含め、あらゆる分野において、情報提供・経験を促すなどの”種まき”をしておこうということ。
子どもは日々経験するものを、頭の引き出しにしまう。その時に全く興味を示さないものでも、歳を重ねるごとに興味を示すようになる場合もある。社会生活や勉強においても、全く触れたことないことを理解するには、前向きに取り組むことは難しいかもしれないが、小さい頃見たことある・聞いたことがある状態であれば、「少し手を伸ばしてみようかな」と前向きな姿勢になりやすい、ということ。
みなさんも、親の趣味に対し、当時は何をしているのか興味もなかったものの、歳を重ねるにつれ興味を持ち始めることがないだろうか。それと同様に少しでも(たとえ名称だけでも)知っていれば、その世界に対し間口が広がるのです。
その意味でも、子育てにおいて興味の種まきをすることで、先々の子どもの自立にもつながると考えている。また、子どもがある特定分野に興味を示した場合、そこに集中できるように環境を整えてあげることで、子どもの自主性やその他大切な能力も増強できるのではないかと思う。
うちの子どもは今、動物・生物・虫などに興味がある。もともと動物が好きだが、水族館に行って、目の前で動くいきものの様子を目にしたこと、親目線で動物を紹介することでさらに興味を示し、その後自宅で図鑑数種類を広げてさらに生物に関する知識を深めている。またこの夏、砂湯(その地を掘ると温泉が湧き出てくる)、鮭の遡上、川下り等の経験をしたことで、そこから結びつくさまざまな事象に興味を示している。本だけの知識だけでなく、実体験に基づく興味により、さらに連鎖的に興味を広げているよう。
一つのことに執着する良さはもちろんのこと、幅広く子どもたちの経験を応援できるよう、経験の種まき方法を考え、実行することで、子どもには素敵な人生を歩んでほしいと思っている。
いただいたサポートは子供の経験の種まきに充てさせていただきます。