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言葉づかいのはなし |子育て

普段、子どもに対しての発語で気をつけていることはありますか?

私が子どもと接する中で気をつけていることの一つに【正しい日本語を使い、丁寧に話しかける】というものがあります。

ここでは、標準語・方言、の区別なく、言葉として正しいか丁寧か、以下、私個人の意見です。

私自身、完璧な正しい日本語を話せているかと問われると自信がないのですが(とくに敬語)、例えば、子どもと接する際に、下記を気をつけています。

「ら抜き言葉」を使わない
主語、述語を意識する
汚い言葉遣いはしない
要求したい場合に理由を合わせて伝える
子どもの言い間違えは、子どもが気づかないレベルで訂正をする  など

子どもの言葉の習得を見ていると、まずは周りの声を聞き、それを真似して発することで言葉の使い方を習得しています。

ですので、自ずと汚い言葉が飛び交う環境にいれば、子どもは無意識にそれを習得します。

また、保育園を通じて私も分かったのですが、大人との対話が丁寧であればあるほど、お友達との対話も丁寧にできるようだということ。

自身の子どもへの接し方が、子ども自身が他者と接するときの態度に出ているようです。もちろん特性や個人差はあるかもしれませんが、言葉を覚え始めた頃は特にそのような印象がありました。

また、言葉を流暢に話せないのは年齢的に仕方ないものであっても、言葉を聞き取り、理解することは出来ています。ですので、例えば子どもの気持ちを尋ねるときに、「どんな気持ちだった?」と聞くだけでなく、続けて「嫌だったの?悲しかったの?」と代弁してあげると子どもも自身のことを分かってもらえている、という安心感、ひいては新たな語彙の習得に繋がるように思いました。

主語述語についても、大人は会話の流れで察しがついて、省略することも多々あると思いますが、まだ短い文章しか話せない乳児には、やはり主語述語を丁寧に話してあげるほうが、子どもの理解力も高まり、ひいてはその後の発語にももしかすると良い影響があるかもしれません。何より主語述語がきちんと入った文章であると、会話を頻繁に取らない相手へも意見を正しく伝えられるので、良い心がけかなと思っています。

意外と個人的に気になるのが、子どもの言い間違えの揚げ足をとったり、変に訂正をさせる行為。たしかに子どもの覚えたての単語で、覚え間違えているものは、大人としては微笑ましく、そのまま長く間違っててほしいと思う人もいるほど。例えばスプーンをプスーンと言ったり、ポップコーンをコップポーンと言ったり…
でも、これらを指摘されたり、矯正されたり、可愛いからと何度も言わせるのは、子どもの立場からするとどうでしょう?一生懸命覚えて、使おうとしていて、自身は正しいと思い込んでいるのに、大人からは何か言われる…気分がいいものではないですよね。ですので、私は子どもの間違った言葉もそのまま聞き流し、私から話す時に平然と正しい単語で返すことにしています。いずれ正しい言葉を覚えて子どもは使い始めます。そもそも音からのみで、言葉をここまで習得できるとは、目を見張るものがありますね。

もう少し年齢が大きくなると、書くこともはじまります。その時に正しい言葉づかいが出来ていると、アドバンテージになるようにも思います。

何より、子どもの語彙を増やすのも基本は他者との会話から、たくさん子どもの話を聞いてあげ、たくさんお話しし、正しい日本語、丁寧なお話を続けたいですね。

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