画像生成AIの表現力をチェック・2024年度最後の画像生成AI検証会[Midjourney V6.1編]/Adobe Fireflyは後日掲載
2024年もあと1か月と2週間強となりましたので、恒例のオンライン検証会を実施しました。
ご参加いただいた方、ありがとうございました。
私は、Adobe Firefly Image 3とMidjourney V6.1を担当。
Fireflyは後日掲載します。今日は、Midjourney V6.1の検証画像を掲載しておきます。詳細は、ライブ配信(Creative.Edge Live)でやります。
安全性・透明性において最も評価されているAdobe Fireflyは学校や企業で使用されています。(Firefly以外の)Midjourneyを含む全ての画像生成AIは禁止されていますが、デザイン制作会社等ではMidjourneyの生成画像の品質が高く評価されており、厳重な検証を実行した上で商用利用されています。
検証対象:
Adobe Firefly Image 3(後日掲載)
Midjourney V6.1
検証内容については変更ありません。
MidjourneyではUpscaleしているため、生成画像の解像度が高いので(JPEGでも7〜9MB)、幅1920pxに縮小して掲載しています。
Personalizationを適用しています。
掲載画像は、Creative Upscalerで品質調整、Photoshopで最低限のハルシネーション修正や明瞭度等の補正をしています。
※生成された画像は作品の材料でしかないため、必ずハルシネーション修正などの処理を実行します。尚、画像処理を施しても高品質化できない画像生成AIは検証リストから外しています。
プロンプトは生成イメージのベースになりますが、オリジナリティや創意工夫に繋がる価値は高くありません。生成画像のクオリティ(および他者との差別化)はパタメータの組み合わせやReference、Personalizationで決まります。
プロンプトに依存すると、AIモデルの新バージョンごとにリセットされますので注意が必要です。
この生成画像をリファレンスにしてRunway Gen-3 Alphaで映像化。
動画生成AIは、2025年3月までに第4世代が登場すると予想されています。リファレンスの品質によって映像のクオリティが変わりますが、第4世代になると生成ビデオの解像度も大幅に向上するので、いよいよ映像素材として利用可能になります。
動画生成に関しては、ライブ配信で取り上げています。
再生時間:16秒
V6.1では「Photography by Pulitzer Prize-winning photographer」のような表現は期待した結果が得られなくなっています(Midjourneyの性能が向上した結果)。
過去のレガシーなテクニックですが、短いプロンプトでは影響力を持ちます。
※Name biasをテストしています
※Character Referencesを適用しています
V6.1は品質評価4以上の優れたモデルです。
パラメータの組み合わせやReferenceの扱いが難しいため、デザイナーなど、中級者向けの画像生成AIです。
Adobe Firefly Image 3の検証画像は後日、掲載します。
参考:お奨めのCreative Upscaler
Adobe Firefly Video (beta)はもう少し待ちましょう。
待機リスト
昨夜、配信したコンテンツ制作ライブのアーカイブを載せておきます。
2024年4月に配信したアーカイブです。
年内、あと1回くらいコンテンツ制作ライブを実施する予定です。無声なので環境ビデオのような位置付けです(Suno AIで制作した音楽が流れています)。
再生時間:1時間12分
更新日:2023年2024年11月14日(木)/公開日:2024年11月14日(木)