宇野維正先生考察第七十一段 三原勇希 × 田中宗一郎 POP LIFE: The Podcast ポールトーマスアンダーソン&リコリスピザ回の宇野先生編
今回の宇野先生考察もお馴染みのPOP LIFE: The Podcastからです。宇野先生のフェイバリット映画監督でもあるポールトーマスアンダーソンと氏の新作 リコリスピザ回です。私は本当に映画を知らないので宇野先生が良くポールトーマスアンダーソンの話をしているので初めて知った程度です。リコリスピザはHAIMの三女が主演だと言う事でその事で知っていた程度の音楽と映画の知識の乖離です。
では、ピックアップしていきます。
『はい、映画音楽ジャーナリストの宇野維正です。Spotify絡みではないですが、YouTubeで Movie driverと言うのを配信してましてこれが配信される頃には最新回が配信されてますしリコリスピザもやりますので楽しみにしてください』
『ミズマーベルはこれ2回目観るのかな?と思いながら観てましたからね』
『ミズマーベルはティーン向けに作ってるって言ってもうちのティーンはなにこれ?って言ってましたよ』
タナソー「それは親が悪い」
『木津くんとか僕にとってのアンダーソンはウェスじゃなけてポールトーマス』
『ウェスアンダーソンには近親憎悪がある』
『僕は遠くに向かってボールを投げてる人が好き。数年後に見返した時に気付かされるみたいな』
『27歳の時にブギーナイツを観てから同世代でずっと一番好きな監督はポールトーマスアンダーソンかも知れない』
『僕は村上春樹が好き過ぎて他人の村上春樹論に一ミリも興味がない』
『中原昌也くんとこいつ同い年かよって話してたのがBECKとポールトーマスアンダーソン』
『リコリスピザは最初に観た時によく分からなかったけど2回目に観た時にこれはヤバい作品だと思った』
『リチャードリンクレーターは一時期はポールトーマスアンダーソンと同じような位置にいたよね』
『リコリスピザに似てるのはタランティーノのワンスアポンアタイムインアメリカ』
『とってつけたようなブラックのメインキャラクターがいない映画を久しぶりに観た』
【寸評】
宇野先生がポールトーマスアンダーソンが好きなのは知っていましたが同世代の映画監督で一番好きなほど好きだとは興味深いです。そしてたまに見せる村上春樹愛も出ましたね。あと宇野先生の盟友 中原昌也氏の話も久しぶりに出ました。氏は色々やってますが私は音楽の事しか分からないので中原昌也氏と言えば暴力温泉芸者ですね。
『公開日の7/1は公開が凄く混む日。リコリスピザ以外にエルヴィス、推薦文書いて来たけど今年の屈指の傑作である私は最悪、ブラックフォン、ディズニーのバズ・ライトイヤーとかが重なる』
『配給の悪口を言う訳ではないけど、公開はもっと早くするべきでしたよ。アカデミーノミネート作品で一番公開が遅かった』
『ポールトーマスアンダーソンが2021年で一番良かった映画と言ってるのが私は最悪』
『ケネスブラナーのベルファストはなにがダメってあれがオスカー候補にやってリコリスピザとかと並んでるのが意味が分からない。あんなのは3丁目の夕日だよ』
『50歳ぐらいの監督がこれだけノスタルジーに向かってるのは異常自体だよね』
『ブギーナイツを観た26歳の時はまだ自分は何にでもなれる。映画監督にもなれるかも知れないと思っていたがブギーナイツを観た時に同い年でこんなに才能の監督がいるのか俺はこれには到達できないと打ちのめされた』
『俺の3歳の頃の吉祥寺を映画にしても3丁目の夕日の出来損ないみたいな映画しか出来ない』
タナソー「吉祥寺じゃなくて練馬でしょ」
『大学入ったら1人暮らししてウォーターベッド買おうと思ってた』
『この映画は良さしかないね』
『この映画で一番自分に似てるのはブラッドリークーパーの役だな』
『全裸監督のリファレンスはブギーナイツですよ。』
【寸評】
この回は宇野先生の謎発言が多いですね。ウォーターベッドに憧れがあったことであったり。突然のベルファストへの宇野先生と木津さんのディスは興味深い所でした。
基本的にポールトーマスアンダーソンや彼の作品に関しての宇野先生のありがたいお話が多かったのでそれほど宇野先生のパーソナリティ的な話は少なかったので今回は短めです。