ESGの「S」と健康
昨今ESG投資に関連する情報を耳にすることが増えました。
経済新聞では、カーボンニュートラル、脱炭素についての記事を日々目にします。
ESG:環境(Environment)社会(Social)企業統治(Governance)
海外では、機関投資家が投資判断にESGを組み入れる動きが浸透し、日本でも現実的な課題と捉え、ESGは、今や取り組むべく世界の潮流となっている。
ESGに関する取り組みは、企業が提供するサービスやサプライチェーンによって異なり、画一的な課題に伴うものではいということも考えられます。
このような状況下で、健康に関する取り組みも取り入れたい視点となる。
ここではESGの「S」Sosialに含まれる健康について記します。
ESGの「S」と健康
People: 多様な人材が活躍し健康的に働けるために。
従業員の健康と健康的な組織づくりへの中長期的な取り組みの可視化へ。
health and safety
employee relations and diversity
出典:健康経営の推進について 令和2年4月 経済産業省ヘルスケア産業課WEB資料を加工 *健康経営はNPO法人健康経営研究会の登録商標
近年、健康経営の取り組みも注目を集め、申請数・認定数共に増加しています。
2021年の認定法人数は、前回比1.6倍の7,934法人となっています。(経済産業省HPより)
健康経営の取り組みは、ESGの「S」や「G」に位置付け
「健康に関する取り組みの可視化・数値化」そして「中長期的な継続性」このような視点を持ち企業の経営に取り入れることで、リスク回避とステークホルダー、社会への信頼を獲得することになります。
これまでの「健康」や「健康経営」に関する施策を、今後ESGに関連する行動施策としても充実させていくことが、更なる企業価値向上へと繋がると考えられます。
健康経営エキスパートアドバイザー
佐々木 純子