よく喋るポートフォリオ
まるでイタリアの港、ポートフォリオ。
インターネットの海を漕いで辺鄙な場所へとようこそおいでくださいました。よもや小型の船を小器用に指で漕いでこんなところまでいらっしゃるとは。どうぞごゆっくり下さい。
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僕はお笑いライブのフライヤーが好きです。なぜ好きか分からないけど好きです。フライヤーを作っている人のことも好きで、それもなぜか分からないです。主催などの時は自分でも作るし、人のライブのフライヤーで気に入ったものは黙って保存するくらいには好きです。「じゃあ、めっちゃ好きなんですね!?」人から言われたらなんか違います。
今回は様々な活動の一環として自作のフライヤーを見てもらうため、このような場所を設けました。
芸人として第1のポートフォリオであるネタ動画は、以下のリンクからご覧ください。永らく更新していませんでしたが近日数本アップロードする予定です!
ライブのフライヤーに関しては、デザインを専門にやられてる方とか、美大出身の方などに比べたら素人のVIOに毛が生えた程度の出来だし、それでいて別にヘタウマとかでもないのですが、見てもらった方がいい努力と愛があると思うのでこの機会にまとめてみました。
(画像をタップしてもらうと、横スクロールでビジュアルだけを気軽に見れます)
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最も見てほしいフライヤー③選
という3つの主催ライブが11/16(土)にあるのでぜひ遊びにきてください!これだけ見てもらえればミッションクリアで「無料ライフ」をゲットです!❤️
⬇️ご興味ある方はチケットはこちらから⬇️
https://tiget.net/events/356869
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道なりに過去の作品が新しい順(降順?)に並んでおりますのでお手隙ならそのままお進み下さい!
全13枚ご覧いただきありがとうございました!
フライヤーのまとめは過去主催ライブのまとめでもありました。主催ライブは自分たちのタイミングの要所でやってることもあり、今の立場や結果に繋がる変遷を図らず振り返ることができました。
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出先でしっかりめの運動する人だったんかい
おまけ
今後あったら面白いと思うフライヤーなど
・開催予定の会場に見合わない豪華フライヤー
・エロすぎて集客が見込めるフライヤー
・デザインの人がクライアントワークとしてではなく、主催ライブを開く際のフライヤー
・ファンアートの無断使用で裁判沙汰になった末に和解、その裁判の様子の描画がフライヤーのトークライブ
・象が描いた動物園のフライヤー
・俳優が番宣するように人気のYouTubeなど地上戦よりも見てもらえるコンテンツでライブの宣伝をする
・よりあることを言えた方が勝ちの「あるあるhiphop」
・ホリエモンが最も笑える芸人を決める賞レース
あとがき
自作のフライヤーについて
自分の出るライブのフライヤーを自分で作るのはいいことだと思います。東京03さんのフライヤーとか見たことありますか?あれと同じ業界にいるのだとしたら等身大写真に等身大イラストか、背伸びしてる感じが余計に愛くるしいとかも使っていかないと無理です。東京03がそういうフライヤーに見合う質のコントをしてるのは勿論ヤバいのですが、若手や学生芸人がデザイナーみたいな人に大金払ってめちゃくちゃ洗練されたフライヤーを作ってもらったとして、会場がtwlだったら詐欺に問われてしまうことになります。頑張り方には気をつけなければなりません。主に靴を脱がされたということを争点に裁判が不利に進むでしょう。
でも逆にそうゆうおもしろの可能性を孕んでいるのもたしかで、広い意味で自分たちらしいライブの制作をしていたら良いと思います。とはいえまだまだ自作のフライヤーでナルチカやfu+でおうちみたいなライブをやるしかない現状、今はどうせ食えやしないんだからブランディングより温くておもしろい方がいいです。でもフライヤーが好きなので出来る人に発注して完成品を納品されてみたいです。欲望渦巻く。
「クリエイティブ」に向かう姿勢について
ポートフォリオは、芸人があまり近寄らない港。なぜか芸人のことをクリエイティブな存在だと言ってはいけない雰囲気がある。例えばネタのことを「作品」とは言わないし、もし「作品」と言われればそれはほとんどが揶揄してる場面である。野暮だしカッコつけてて笑いづらいみたいな観点が強い。芸人はあらゆる角度から見てクリエイティブなのに自称クリエイターはネットの中にばかり。
個人的には、そういう"芸人らしさ"的な観点への信仰はかなり厚い方で、カジュアルに芸人を名乗ったり、他の活動と比重を同じくらいにしている人には嫌悪感すらあります。硬派で不器用におもしろを突き詰める愛嬌溢れる人物への敬愛は止みません。とはいえクリエイティブな活動は大抵カッコいいので愛憎入り混じったアンビバレントな感情も溢れます。
じゃあ自分が今やってることはどうなのか。
舞台(の告知)×アイデア×ビジュアル的な美術というフライヤーってかなりクリエイティブなのでは、、と思いました正直。おもしろもそこそこにsmoothなビートの曲を聴いてクリエイティビテぃなと思いながら作業しました。いや「作業」って!ティビテぃよ
元々クールな生き方を選んだ人たちはいい!
bio欄に デザイナー グッズ制作 みたいな人はいい!
けど自分は笑ってもらうことが正義の職業を選んだからどうしても鼻にはつきたくない。
そんな「好きなこと・カッコつけたい・思想」
この3点が交差する中で、
芸人の中に唯一2人だけ"正解"のスタンスを取っている人を見つけました。この2人のおかげで自分という存在の今後のあり方が見つかったかもしれません。
その2人とは、、
ビックシカゴ森山さん
サイヤング小山
勘が鋭い人以外は分からないかと思います。
こちらの2つの画像をご覧ください。
、、、、、、お分かり頂けたでしょうか。
つまり、この2人の共通点は、
自称:自称クリエイターであるということです。
「職業をYouTuberや平凡な裏方だと言いたく無いがためにクリエイターを騙る人々」と違い、クリエイティブという言葉をついつい通り越してしまっているようなお茶目さ、可愛らしさが彼らを包んでいるではありませんか。分かりますかこの感覚。彼らは創造の神(ザ・クリエイター)がいれば手厚い庇護を受けることでしょう。
2人共どこまで考えてやっているか分かりませんが、キャラクターとは裏腹に時代への嗅覚が鋭すぎる。
クリエイティブ小山のbio欄に至っては、
スイカゲーム、けん玉、将棋、サウナ、ポケモンカード
とあります。
アイコンのポーズ然り、クリエイティブとは何なのか、現代人に考えさせるきっかけになるかもしれません。
以上のことから、私が言いたいことは、
クリエイターぶるのではなく、
クリエイターだと言い張る‼️
というイデオロギーこそ令和の世を多彩に生き抜きたい芸人に求められる最先端のスタンスだということです。
これから是非参考にさせてもらいます!
テクノロジーの発達によって、世界はすでに人類総クリエイター社会。そんな中で芸人としてどう生きるか。
僕はあえて、クリエイターでいきます。🔥
このnoteを読んで同じ手を取ることを考えてくれる芸人もいるかもしれません。しかし不安にも駆られると思います。このままでは軸足が芸人であるのに他のクリエイターぶった者たちに埋もれてしまうのではないかと。
でも安心してください。芸人であるからには差別化を図るのは簡単。だって芸人というのは手がけた作品よりも生き様で己を見せる存在、
"よく喋るポートフォリオ" だからさ。
チャオ👋