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よく喋るポートフォリオ

まるでイタリアの港、ポートフォリオ。

インターネットの海を漕いで辺鄙な場所へとようこそおいでくださいました。よもや小型の船を小器用に指で漕いでこんなところまでいらっしゃるとは。どうぞごゆっくり下さい。



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  🛶🏝️


僕はお笑いライブのフライヤーが好きです。なぜ好きか分からないけど好きです。フライヤーを作っている人のことも好きで、それもなぜか分からないです。主催などの時は自分でも作るし、人のライブのフライヤーで気に入ったものは黙って保存するくらいには好きです。「じゃあ、めっちゃ好きなんですね!?」人から言われたらなんか違います。


今回は様々な活動の一環として自作のフライヤーを見てもらうため、このような場所を設けました。



芸人として第1のポートフォリオであるネタ動画は、以下のリンクからご覧ください。永らく更新していませんでしたが近日数本アップロードする予定です!


ライブのフライヤーに関しては、デザインを専門にやられてる方とか、美大出身の方などに比べたら素人のVIOに毛が生えた程度の出来だし、それでいて別にヘタウマとかでもないのですが、見てもらった方がいい努力と愛があると思うのでこの機会にまとめてみました。


(画像をタップしてもらうと、横スクロールでビジュアルだけを気軽に見れます)


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最も見てほしいフライヤー③選 

『サンミュータンツ〜有料ユーモラス集団』
サンミュージック所属の面々による必ず楽しいライブ
なので観に来て欲しい!!!アキトさん来れなくなっちゃったけど、今こそ力を合わせて頑張る時!!!

カラーの問題もありアナログで描いたイラストだけでフライヤーとして作り切ることが叶わず悔しさは残るけど、こんなにちゃんと絵を描いたことなかったのにちゃんと絵を描けたので自分で感動した!立体感のある絵のためには洗練された線が集合しているということはよくわかった。青御膳石島さんめっちゃ良い感じに描けた。
『ドーピング可』
有りネタも新ネタも前フリを使えば面白くなる
という理論に基づいた企画ネタライブ!観に来て!

結果的に普通にネタ面白い人たちが集まったみたいなところとヒガさんにすぐ頼っている現状!

InShotというスマホのアプリいつもありがとう。これがスマホで作れるならばもうそれ以上は望むまいと行った感じ。シンプルな作りではあるので(いつもだけど)、色味のバランスが個人的にしっくりきて良かった。グラデーションかけたり文字を太い斜体にしたらなんとかなる。
『厄除け漫才大師』
周辺の人だけじゃなくて、畏敬の念すら抱く超先輩方と交流ができればと思い切ったオファーをしました。来て!

豪華な人たちが出るライブは、最低限信用できるフライヤーを作れれば自己ベストみたいな努力をしなくてもジュンジョーは埋まる気がする。結局は人の力。自分たちの力だけでこうなれるようになりたい。非吉本なればこそ人気者に成らなければいけない。


という3つの主催ライブが11/16()にあるのでぜひ遊びにきてください!これだけ見てもらえればミッションクリアで「無料ライフ」をゲットです!❤️

⬇️ご興味ある方はチケットはこちらから⬇️
https://tiget.net/events/356869


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道なりに過去の作品が新しい順(降順?)に並んでおりますのでお手隙ならそのままお進み下さい!

ライブタイトルに意味がないからフライヤーにも意味がない。
みんなM-1 3回選進出で最高 
ゴロゴロ会館はゲルマン魂という恐竜に襲われたのです
ツーマンが急遽テンマンに!?
フライヤー自体に物語(?)があるというのがよい
ダサい感じもよい
ライブ自体も最高だった。またこの10組で集まりたい
元新潟の写真家、瑞香理保が撮ってくれたやつにタイトルをつけただけ。フライヤー撮影をするといい写真がフォルダに増えるのでフライヤー撮影という名目で遊びに行くと、写真を撮ることも気恥ずかしさなくできるので芸人以外にもおすすめ。はるのすけさんとのツーマンはそのうち必ずやります。
営業チラシっぽく営業っぽくない人たくさんいたら面白いと思って開催に至った。かなりスーパーな面々に出演していただき、フライヤーも壮観の仕上がり。芸歴と編集レイヤー層の上下について考えたことがある人いますか?本当に厳しい師匠だったら言ってくるのかな。
せっかく芸小を借りたので好きな人をいっぱい呼んだらわっちゃわちゃになってしまっていっぱい反省ライブ。面白い人が多ければと面白の総量が増えると思ってた。
多彩なエフェクトをありがとうInShot。
横長フライヤーの基本を知りました。
ゲストはさすらいラビーさんAKIRA世襲うさぎ事件だった。主催のゲストで学生からプロ寄りになっていく様が顕著かも。
ダサさと変さがなんとかまとまっていて個人的には割とお気に入り。
顔の残像があったり、引き伸ばされてたり意味わかんない。コラージュってお洒落な不条理さや飛びすぎた異常があるイメージだけど、このフライヤーにはお洒落さもエモさもやり過ぎ感もなくてよい。実力の低さが出せた温もり。客が来るかって言ったら別に来ないけど。
OP映像も作ってそれもお気に入り。
企画がめっちゃ楽しかった。
これが1番ちゃんとしてて満足。
あなたは人生でオマージュをしたことがありますか?僕はあります
しかもこれをチラシとして外に貼ることでさらに意味を持つという部分すごい。左下の逆さのフリーダイヤルのマークは漫才師っぽい!えぐい!
当日はムーンライトとAKIRAに勝って、スリーメンとえびしゃに負けた
モチーフと文字があればフライヤーになると思った。
漢字三文字縛りということがデザイン性にも寄与した。
小さい頃にドラゴンやモンスターをよく描いて結果できたもの。
ライブでは無尽蔵野尻に怒られた記憶がある。
留学中にフリーで芸人として活動することと主催をやることを決めていたので、メキシコからの13時間フライトによる帰国直後の成田でフライヤー撮影をした。幕間Vはアメリカで撮影した。学生芸人の単独で1000円のチケット代は海老車くらいしか取れない雰囲気があったため、精一杯の600円+カンパだった。ライブタイトルはその後「単独ライブ」から「スーパートルネード大回転ライブ」に変更になった。現ホストと現ミス上智2024のコンビがゲストにいた。
大学の時に初めて作ったフライヤー!King Gnuみたいな雰囲気にしたいと思ったらちゃんとクールな写真を撮れたのでかっこいい文字を並べたらかっこよくなった。今考えれば出演者も料金も書いてないということが学生芸人のライブとして味になっているかもしれない。フライヤー作るの楽しいかも!となった。俺は「まじくり」ではないけど撮影もライブもとても良い思い出になった。撮影はツクヨミのドラゴン。


全13枚ご覧いただきありがとうございました!
フライヤーのまとめは過去主催ライブのまとめでもありました。主催ライブは自分たちのタイミングの要所でやってることもあり、今の立場や結果に繋がる変遷を図らず振り返ることができました。





       🏊‍♂️〜〜〜〜〜〜〜🏝️ 🛶

   出先でしっかりめの運動する人だったんかい




おまけ

今後あったら面白いと思うフライヤーなど

・開催予定の会場に見合わない豪華フライヤー
・エロすぎて集客が見込めるフライヤー
・デザインの人がクライアントワークとしてではなく、主催ライブを開く際のフライヤー
・ファンアートの無断使用で裁判沙汰になった末に和解、その裁判の様子の描画がフライヤーのトークライブ
・象が描いた動物園のフライヤー
・俳優が番宣するように人気のYouTubeなど地上戦よりも見てもらえるコンテンツでライブの宣伝をする
・よりあることを言えた方が勝ちの「あるあるhiphop」
・ホリエモンが最も笑える芸人を決める賞レース



あとがき

自作のフライヤーについて

自分の出るライブのフライヤーを自分で作るのはいいことだと思います。東京03さんのフライヤーとか見たことありますか?あれと同じ業界にいるのだとしたら等身大写真に等身大イラストか、背伸びしてる感じが余計に愛くるしいとかも使っていかないと無理です。東京03がそういうフライヤーに見合う質のコントをしてるのは勿論ヤバいのですが、若手や学生芸人がデザイナーみたいな人に大金払ってめちゃくちゃ洗練されたフライヤーを作ってもらったとして、会場がtwlだったら詐欺に問われてしまうことになります。頑張り方には気をつけなければなりません。主に靴を脱がされたということを争点に裁判が不利に進むでしょう。


でも逆にそうゆうおもしろの可能性を孕んでいるのもたしかで、広い意味で自分たちらしいライブの制作をしていたら良いと思います。とはいえまだまだ自作のフライヤーでナルチカやfu+でおうちみたいなライブをやるしかない現状、今はどうせ食えやしないんだからブランディングより温くておもしろい方がいいです。でもフライヤーが好きなので出来る人に発注して完成品を納品されてみたいです。欲望渦巻く。


「クリエイティブ」に向かう姿勢について

ポートフォリオは、芸人があまり近寄らない港。なぜか芸人のことをクリエイティブな存在だと言ってはいけない雰囲気がある。例えばネタのことを「作品」とは言わないし、もし「作品」と言われればそれはほとんどが揶揄してる場面である。野暮だしカッコつけてて笑いづらいみたいな観点が強い。芸人はあらゆる角度から見てクリエイティブなのに自称クリエイターはネットの中にばかり。

個人的には、そういう"芸人らしさ"的な観点への信仰はかなり厚い方で、カジュアルに芸人を名乗ったり、他の活動と比重を同じくらいにしている人には嫌悪感すらあります。硬派で不器用におもしろを突き詰める愛嬌溢れる人物への敬愛は止みません。とはいえクリエイティブな活動は大抵カッコいいので愛憎入り混じったアンビバレントな感情も溢れます。


じゃあ自分が今やってることはどうなのか。


舞台(の告知)×アイデア×ビジュアル的な美術というフライヤーってかなりクリエイティブなのでは、、と思いました正直。おもしろもそこそこにsmoothなビートの曲を聴いてクリエイティビテぃなと思いながら作業しました。いや「作業」って!ティビテぃよ


元々クールな生き方を選んだ人たちはいい!
bio欄に デザイナー グッズ制作 みたいな人はいい!


けど自分は笑ってもらうことが正義の職業を選んだからどうしても鼻にはつきたくない。


そんな「好きなこと・カッコつけたい・思想」
この3点が交差する中で、

芸人の中に唯一2人だけ"正解"のスタンスを取っている人を見つけました。この2人のおかげで自分という存在の今後のあり方が見つかったかもしれません。


その2人とは、、







ビックシカゴ森山さん


サイヤング小山  







勘が鋭い人以外は分からないかと思います。
こちらの2つの画像をご覧ください。




、、、、、、お分かり頂けたでしょうか。


つまり、この2人の共通点は、
自称:自称クリエイターであるということです。



「職業をYouTuberや平凡な裏方だと言いたく無いがためにクリエイターを騙る人々」と違い、クリエイティブという言葉をついつい通り越してしまっているようなお茶目さ、可愛らしさが彼らを包んでいるではありませんか。分かりますかこの感覚。彼らは創造の神(ザ・クリエイター)がいれば手厚い庇護を受けることでしょう。

2人共どこまで考えてやっているか分かりませんが、キャラクターとは裏腹に時代への嗅覚が鋭すぎる。


クリエイティブ小山のbio欄に至っては、
スイカゲーム、けん玉、将棋、サウナ、ポケモンカード
とあります。

アイコンのポーズ然り、クリエイティブとは何なのか、現代人に考えさせるきっかけになるかもしれません。


以上のことから、私が言いたいことは、

クリエイターぶるのではなく、
クリエイターだと言い張る‼️

というイデオロギーこそ令和の世を多彩に生き抜きたい芸人に求められる最先端のスタンスだということです。
これから是非参考にさせてもらいます!


テクノロジーの発達によって、世界はすでに人類総クリエイター社会。そんな中で芸人としてどう生きるか。


僕はあえて、クリエイターでいきます。🔥



このnoteを読んで同じ手を取ることを考えてくれる芸人もいるかもしれません。しかし不安にも駆られると思います。このままでは軸足が芸人であるのに他のクリエイターぶった者たちに埋もれてしまうのではないかと。


でも安心してください。芸人であるからには差別化を図るのは簡単。だって芸人というのは手がけた作品よりも生き様で己を見せる存在、



"よく喋るポートフォリオ"   だからさ。





チャオ👋 


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