【チャールズパッチとタタキ補修】Red Wing Chukka Boots/レッドウィングチャッカ
凄く履き込まれた
レッドウィングのチャッカ
右足のボールジョイント部分(歩行時に屈曲する部位)の甲革(アッパー)に…
外足側は複数の亀裂と…
内足側は深いキズがひとつ…
なので、外側と内側の補修方法をかえてみました
外側はチャールズパッチ
<由来>
現英国王のチャールズ王が皇太子時代に愛用している革靴の傷んだ部位に革を継ぎ当てて履き続けたことが由来とされています。
内側はステッチングリペア/Stitching Repair)
デニムリペアでいうところの「タタキ」補修です。
これでまだまだ履けますが、上の画像の通り左右の皺の深さが違います。
これは屈む際に右足が後ろになっているものと思われ、屈曲による負荷が右足の方が強いと考えられます。
なので、屈む時に意識すると良いと思います。
また、オイルアップも頻繁に実施するとオイルの酸化等で革の繊維が劣化するのでオイルアップのメンテナンスのスパンを長くした方が良いかもしれません。
原則ですがオイルアップする際には古いオイルは「落とす」という作業が必須となります。こうする事で革の寿命は格段に延びます。