#4【Revamp & Resole/ブーツカスタム】White's NOMADのハイトカットとシャフト詰めとソールカスタム
White's "NOMAD"/ホワイツ"ノマド"のvol.4
シャフトカスタムとソールカスタムのつづき…
前回のポスト↓↓↓
Revamp/リヴァンプ(アッパー/甲革のカスタム)が完了して、いよいよボトムメイク…
ソールカスタムになります。
ホワイツのリソールの場合、
オールソール(ソールカスタム含む)はRewelt/リウェルトという作業が必須となります。
ベースのソールプロセス/製法はステッチダウンなのですが、ボール部(フマズより前)はウェルトを用いた掬い縫いをハンドソーン(手縫い)で実施しています。
また、このウェルトアッパー/甲革と同じ革を使用しているのと…
ステッチングの関係で再利用は難しいために新しい革でリウェルトを施す必要があります。
↑↑↑リウェルトの途中…
ホワイツはハンドソーンウェルテッドなので、グッドイヤー製法と違い”リブ”と呼ばれる中底/インソールにつけるテープは存在しません。
中底に直接”チャネル”と呼ばれる切込みを入れて、アッパーと手縫いで縫い止めます(掬い縫い)
この”チャネル”も特徴的で、イギリス靴を中心に一般的なハンドソーンウェルテッドのチャネルとは違います。
説明が難しいので割愛しますけど…スミマセン…。
また、ホワイツの中底のチャネルの作り方は、ウエスタンブーツに見られます。
Rios of Mercedes/リオス・オブ・メルセデスやLucchse/ルケーシ―等のハイラインのブーツは同じようなやり方です。
といっても、見えない部分なんですけどね…ww
縫い終わり…
後はウェルトをステッチダウンになっているベースに合わせて完成です。
つづく…