見出し画像

僕の心に刻まれた言葉"この瞬間を生きる"


"この瞬間を生きる"

これが僕の座右の銘。


新潟県は越後平野のド真ん中、田んぼに囲まれ、ほのぼのと22年間を過ごしてきた。

3人兄弟の末っ子の僕は小さい頃から運動が好きで小学校の少年野球から中学・高校と陸上部に入る傍ら、休み時間や放課後、休日には専らサッカー、バスケ、卓球、テニス、スキー・スノボ、サーフィンからダイビングまで幅広く遊んできた根っからのスポーツ好きだ。

そんな僕は公務員の医療職の両親に育てられ、小さい頃は自分の意見を主張する人の理解ができず、親や先生・周りの友人の目を気にしてはTHE・イイ子を自然と演じていた。

自分というものがなく、家族の影響をモロに受け、同じ部活、同じ高校、同じ医療職と自分で選択するということを知らない子。

それが僕。

だった。


しかし、小さい頃からオリンピックの入場式で選手入場を食い入るように見つめ、国旗当てゲームを1人でしていたような僕は、自分の見たことのない景色を見たり、自分の知らない土地へ足を踏み入れることに心底好奇心を掻き立てられるのだ。

まるで、城壁に囲まれた街に住み、海の外には何があるのか想像を馳せながらも街のルールや大人の意見に従って生きる某少年漫画に出てくるキャラクターのようだ。


そこで初めて大きな人生の転機が訪れる。神戸の病院に理学療法士として就職し、初めての県外での1人暮らしをスタートしたことで新しい人間関係が広がり、そこに海外旅行の経験も相まって自分の世界の小ささを知ることになる。

自分は今まで何をして生きてきたのか、何が好きなのか、どんなことに幸せを感じるのか、今の環境でいいのか、これから何をして生きていくのか…

そんな自問自答を繰り返し、思春期のように自分探しをしてきた中で出た答えは1つ。

"今"を精一杯、楽しく生きていけばいい。

他人の目を気にして自分の意見を押し殺したり、自分の望む行動をしないのはでは他人の人生を生きることになる。

僕は自分の人生を歩んでいきたい。

どうせ人はいつか死ぬのだから。

死ぬとき、「まったく!!いい人生だった!!」と笑いたい。


そんなことを考えていたとき、ふと当時は深く捉えていなかった1つの言葉を思い出し、心に深く刻まれることになる。

"この瞬間を生きる"

高校時代に急死した親友が書道の作品として残した言葉。

これが僕の原点であり、これからの僕が生きる道。


いいなと思ったら応援しよう!