日記13 欲望と付き合う
鰻が食べたいと思ったら鰻を食べる。
旅がしたいと思ったらどこまでも心置きなく出掛けたい。
疲れたら飽きるまで寝ていたい。
絵を描いて歌を歌って朗らかに生きていたい。
まあ、欲を言い出したら際限がないんですが。
でも欲がないと生きる力が出ないんだなと、最近は思います。
僕は中学校くらいから、人間は欲のせいで幸せになれないという思想に取り憑かれて、欲を捨てなければと言う焦燥感に駆られていました。
とはいえ、そんなに徹底できる人間ではないのでなんやかんや色んな欲にある程度溺れてはきています。
でも、欲を捨てなければと言う思い込みが働いて、欲に溺れるたんび自己嫌悪と言い訳が反芻してどんどんひねくれて行きました。
結果、頑張る目的が生命維持だけになりました。
まあ、生命維持が残っただけでも良かったなと思います。大らかに育ててくれた親はじめ周りの人に感謝です。
欲を捨てる思想の結果良かったのは、貧乏に強いことくらいですかね。まあ、多少腹が減ろうが物が買えなかろうが、そこまで苦ではないんですね。
納豆ともやしと、ご飯もしくは小麦粉くらい食べて寝起きするところがあればそれなりに楽しく過ごせる。
ただ、そうなると別にお金なんてほんとギリギリ
で良いので、お金を稼いでやると言う気力も減っていくのです。
貧乏でも平気ならそれでいいだろうと言う話なのですが、本当に自分一人ならそれでいいんです。
でも、結局人間1人で生きてるわけではないので、お金は自分以外の所にも掛かります。
いや、言い訳ですね。
結局、欲なんか捨てれません。
人によく思われたかったり。人を喜ばせたかったり。人に認められたかったり。自分の未来に安心したかったり。
どんなに削っても人には欲がある。
そして、欲は生きるための燃料、エンジンなんですね。
皆んなは、そんなこと分かってるからどんどん新しい燃料つめて燃やし方も工夫してきたのですが、私は40近くまでそれをほっぽり出してきてしまった。
これから大急ぎでみんなに追いついていかないといけないのに、燃料拾いから頑張らきゃいけないんだなと思う今日この頃でございます。
なんだか暗い内容っぽいですが、元々は楽天家ですので、大きくまとめると「よし、頑張るぞ」ということでございます。
まとまったんだかなんだかですが、今日はこんなところで。
ではではまた明日!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?