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ぐちゃぐちゃした頭の中がすっきり。次の打ち手が見える【導入事例vol.7】
こんにちは!伴走支援やクリエイティブ制作事業を行う株式会社クリエスタです。
弊社のサービスをご利用いただく皆様にお話を伺う導入事例シリーズ。今回は、伴走支援サービス「ワンチーム」をご利用いただいている株式会社友成工芸の代表取締役・友成冨美さんにインタビューしました。会社設立の経緯や「ワンチーム」を利用した感想をお聞きしました。
70年の歴史を持つアクリル加工のスペシャリスト
——株式会社友成工芸の会社概要を教えてください。
友成工芸は1952年に東京・世田谷区で創業しました。当初はアクリルの素材を使ったプロ用の定規の製造を行う下請け工場でした。時代の移り変わりとともに、デザイン提案型の工場へと変化し、デザインを重視したアクリル加工をスタート。自社商品の開発を進めていくようになりました。
一言で言えば、アクリルを加工して、さまざまな商品をつくる会社。最近は特に美しい商品をつくることを意識しています。
——さまざまな商品を製造しているとのことですが、具体的にはどのような事業の柱があるのでしょうか?
現在、事業の柱は大きく3つ。1つ目がアクリルのオリジナルトロフィーの製作です。お客様はほとんどがIT系の企業です。noteさん、GMOインターネットグループさんなどの表彰式用トロフィーを製作させていただきました。
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2つ目がアクリル製の枡「mas/mas(マスマス)」の販売。3つ目は教育事業です。これはビジネスというよりも慈善事業に近いのですが、カンボジアの国立職業訓練校の先生と生徒にzoomを使って、アクリル枡の周りの刃物で彫刻をする技術を教える活動をしています。
細部に手を抜かず、ていねいな仕事をする
——伴走支援サービス「ワンチーム」の導入にあたって、どのような課題があったのでしょうか?
コロナが明けて、これからの弊社の売りはトロフィーだと考えてWEBサイトを変えたものの、アクセス数が全く伸びないという悩みを抱えていたんです。そこで、サイトのSEO対策をしたいと思い、ITに強い会社を探していました。東京都のデジタル技術導入促進ナビゲーター支援事業を利用し、ナビゲーターの方からクリエスタさんをご紹介いただきました。
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——クリエスタへご依頼いただくことになった決め手は?
弊社の商品を良いと思ってくださる人、そこからインスピレーションを受けてくれるような方とご一緒できるのがベストだと思って、色々な会社とお話しさせていただきました。ただ、なかなかそういう出会いはありませんでした。「SEO対策ではこれが大事です。とにかくやってみましょう」と言われても、専門的な内容は難しく、だんだん迷路に入っていくというか。結局SEOって何なんだろうという疑問だけが湧いてくるというような感じで。
そんな中、クリエスタ代表の青山さんは弊社の魅力を感じてくださっているのだなと感じました。「つまり、売り上げを伸ばすためにはどうするべきかということですよね」とスパッと言ってくださって。WEB制作やSEO対策はあくまで手段であって、目的は売り上げの拡大であると。であれば、まずやるべきは販売戦略立案と営業資料作成。そういった青山さんの指摘がとても腑に落ちたので、クリエスタさんにお願いすることに決めました。
——伴走支援サービスで受けているサポート内容を具体的に教えてください。
トロフィー事業に関しては戦略立案と営業資料作成をお願いしていて、現在進行中です。今後、トロフィーに興味のある方に向けて、商品の魅力が分かりやすく伝わるランディングページもつくりたいと思っています。
また、「mas/mas」の営業資料も作成していただきました。2024年12月にアメリカ・ニューヨークで展示会があり、そこで商品をPRするための営業資料を英語でつくってもらって。納期が短期間でかなり無茶振りだったのですが、ご協力してくださり助かりました。
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——営業資料の出来栄えはいかがでしたか?
クオリティは高く、すごく満足しています。色々と調べたり、資料を読み込んだりして、弊社の事業への理解を深めた上で営業資料をつくっていただいたことがよく分かりました。他社のコンサルタントやIT専門家の方々でもここまでやってくれるところは少ないんです。クリエスタさんは細部にも手を抜かず、ていねいな仕事をされていると感じました。
つくっていただいた営業資料はこれからさらにブラッシュアップしたいと考えています。実際、展示会に出てみて、アメリカ人は会社のフィロソフィーに興味を持つことが分かったので、私たちの事業への思いをもっと盛り込んでいきたいなと。
——サービスを受けてみた感想を率直に聞かせてください。
伴走支援はとてもありがたいサービスだなと実感しました。経営者が一人で考えていたところに壁打ち相手になってくれる。さらに、その内容をテキストにまとめて、絵に落としてくれるんです。お客さんに寄り添って一緒に考えていくのがクリエスタさんの方針だと聞いていたのですが、本当にその通りというか。私のぐちゃぐちゃした頭の中を見事に整理してくださって。まさにこういう方を求めていたのだと感じましたね。
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私はアイデアはバンバン出てくるのですが、それを整理したり、優先順位をつけたりすることが苦手なタイプ。頭の中がぐちゃぐちゃになってしまうんです。青山さんと打ち合わせをすると、頭の中がすっきりして、次にやりたいことが見えてくる。なので打ち合わせのたびに、あれも相談したい、これも相談したい、となっちゃうんですよね(笑)
また、営業資料をつくってくれるだけではなく、いつでも何でも気軽に相談できる点も非常にありがたいです。クリエスタさんとご一緒するまでは、事業に関して相談できる人はほとんどいませんでした。日々、従業員からは色々なことを言われるのですが、解決策を提示してくれる人はほとんどいない。日々、論点や課題を与えられ、それに対する解決策を私一人で出している状態でした。
様々な事業、様々な立場について1つの頭で考えているわけなので、どうしても混乱してしまうわけです。同じ目線に立って一つひとつの課題を整理してもらえるので非常に助かっています。
WEB制作や販売強化を考える企業におすすめ
——クリエスタの伴走支援サービスをどんな企業におすすめしたいですか?
私のように、色々なことを考えていて頭の中がぐちゃぐちゃしてしまっている経営者の方にはおすすめです。女性経営者には相性が良い方が多いかもしれません。青山さんとお話しすると、私はポンと次の打ち手が見える気がするので、相性が良いのだと思います。
具体的に言うと、WEB制作や販売強化を考えている企業さまにはぜひクリエスタさんをご紹介したいです。WEBサイトをつくるときには「こんなサイトにしたい」「うちの会社のこんなところをアピールしたい」とぐちゃぐちゃになりがちだと思うので。販売戦略についてもとても論理的なアドバイスをくれたのが印象的でした。
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——最後に、今後の展望を教えてください。
2025年の冬頃に、工場の2階にファブラボカフェ兼ギャラリーの施設をオープン予定です。この施設をものづくりが学べる場所として、地域のコミュニティにしていきたいと考えています。
小さな町工場がこれからどうすれば生き残っていけるかを考えると、注文いただいた商品をただ製造するだけではダメだなと。地域から必要とされる存在でいなければいけないと思うんです。これまでもワークショップや小中学生向けのキャリア体験講座「キャリアワーク(主催:世田谷区教育委員会)」などの取り組みをしてきましたが、今後はさらに地域の皆さんとの活動を増やしていきます。
クリエスタの伴走支援サービス「ワンチーム」
取材・執筆:岡村幸治、写真提供:株式会社友成工芸