【就活】新卒で日本語学校から内定をもらった話
私は新卒の就活の時点で、日本語教師の資格がなかったにもかかわらず、日本語学校から内定をいただきました。
今回は新卒日本語教師の就活について書きました。
私は日本語教師の資格がないのに、日本語学校で働けることになったという珍しいパターンなので、あまり参考にならないかもしれませんが、こういうこともあるんだなという程度に見ていただければと思います。
説明会に参加
まずは日本語学校の説明会に参加しました。この時点で大学4年の7月。
学生時代、日本語学校でボランティアをしていたこともあり、日本語教師という職に興味はあったものの資格がなかったので、真剣に日本語教師の求人を探してはいませんでした。
そんな中、たまたま新卒の求人サイトで見つけた日本語学校の説明会。そこには教師と事務職の求人が出ていました。留学生と関わることに興味があったので、教師でなくても「事務職に応募できればいいな〜」と思い、説明会に行きました。
そして説明会が終了。
頭の片隅で日本語教師を諦めきれていなかった私は、説明会の帰り際、
「今、資格をもっていないので、10月の日本語教育能力試験を受けて資格を取得しようと考えています。その場合、日本語教師としてエントリーできますか」
とダメ元で聞いてみました。
そしたらなんと「では、その旨を面接官にお話いただければ大丈夫です」とのこと。お!ダメ元でも聞いてみるもんだなと思いました。
検定試験の勉強開始
そこから10月の検定試験へ向けて勉強を開始。もちろん、この時点では内定をもらえるかわかりませんでしたが、もらえなかったとしても日本語教育には興味があったのでいつか役に立つだろうと思い、翌日には検定試験の願書を出しました。このとき、もう8月だったので、10月の検定試験まで3ヶ月間めちゃくちゃ勉強しました。
そしてこの日本語学校での選考も進み、8月に内定をいただきました。
結果は不合格
そして迎えた10月の検定試験。この時点では、めちゃくちゃ出来た感じもなかったし、ものすごくできなかった感じもなかったので、どうなるかな〜って感じでした。
そして12月24日。検定の結果が届きました。まさかの不合格。
まじか。
試験Ⅰ 61/100
試験Ⅱ 23/40
試験Ⅲ 72/100
総合 156/240 B判定
ということで、残念ながら資格取得ならず。
内定はどうなったの?
教師の資格がないので日本語教師として働くことはできません。そのため、4月からはグループ会社で、日本語教師ではない職種で働くことになりました。
それでも資格が取得できたら日本語教師として働けるということが決まっていたので、4月の入社と同時に日本語教師養成講座に通うことにしました。
半年間で養成講座を修了
その後、半年間で養成講座を修了し10月から日本語教師として働けることになりました。
働きながら半年間で養成講座を修了するのはかなり大変でしたが、少しでも早く日本語教師になって経験を積みたかったので、この半年間は休みなしで頑張りました。自分の努力もありますが、会社にもいろいろと助けていただいたおかげで、短期間での資格取得が可能になりました。
日本語教師を目指している新卒の人へ
結果的に新卒で日本語学校に内定をいただきましたが、最初のキャリアは日本語教師ではないという不思議な経験をしました。私はかなり珍しい形での内定になりましたが、「興味があったら一度してみる」「ダメ元でも聞いてみる」という姿勢は大切かなと思いました。
また、日本語教師を目指している人の中には、私と同じように「将来は海外で働いてみたい」と思ってる人も少なくはないんじゃないでしょうか。日本語教師は、自分次第で色々な働き方ができる仕事だと思っています。専任で日本語学校に勤めたり、フリーランス日本語教師として会社に縛られずに働けたり。最近ではオンライン日本語教師の方が増えて、場所にも時間にも縛られずに働いている人も増えたんじゃないかなと思います。
日本語教育の面で広く捉えると、外国人学習者に日本語を教えるだけでなく、将来的には日本語教師に教え方を教えたり、国際協力など様々な方面へ可能性も広げられるんじゃないかなとも思っています。
現在私が働いている学校でもほとんど若い日本語教師の方と会うことがないので、これからもっともっと20代の日本語教師が増えればいいなと思ってます。新卒で日本語教師になったら、誰よりも日本語教育に詳しい日本語教師になれるはず!5年後?10年後?にはめちゃくちゃ貴重な人材になれるはず!
最後長くなってしまいましたが、私の新卒の就活の話でした。
専任で働いたあと違う学校に転職をしました。そのときの就活についてもnoteにまとめたので、気になる方はこちらも参考にしてみてください。
コーヒー買って執筆頑張ります!