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信じたいのに疑ってしまう-過去の裏切られた経験-

「信じたいのに疑ってしまう」
「好きなのに疑ってしまう自分が嫌だ」

友人との恋愛相談などでよく出てくる言葉ではないかと思います。


恋愛も、一つの人間関係。

人は、考え方=性格=自分の守り方 であり、疑いを持つにはそれなりの反応の理由があるといえるでしょう。

個人の経験、もしくは、恋人と二人で経験した過去の出来事など、人によってそれぞれ背景は異なります。
そのため、裏切られた経験があって恋人を信じられない人もいれば、実際に恋人が何かをしたわけではないけれど何故かすぐに疑ってしまう癖がある人もいます。

「信じたいのに疑ってしまう」という言葉に、ピンと来た方も多いかも知れませんが、疑い方にも色々あるのです。


裏切られた経験があって恋人を信じられないパターン

一度あったことを「また起きるのではないか」と心配してしまうのは自然なこと。

カップルの浮気問題、夫婦の不倫問題もカウンセリングでたくさん扱って参りました。
裏切られたことは脳裏から消えることはなく、いつまで経っても「なんで」という思いが浮かんできてはやり場のない怒りに苦しむ姿をたくさんみてきました。

何をされても疑いから入ってしまうことはしんどいですよね。
ですが、それは自分が二度と同じ目に遭わないように気をつけていくために覚えた防衛反応です。
私は「本来ならそんなことを学ばなくてもよかったはずなのに」、という思いや苛立ちを相手に抱くこと自体は構わないと思っています。実際そうですから。


しかし不安ばかりに意識を向けると不安はどれだけでも大きくなるので、自分が苦しくなってしまいます。
不確定要素で不安を大きくするよりも、パートナーの「信頼を取り戻そうとしてる行動はどうか?」など、 確定要素という「事実」に目を向けるようにしましょう。

”本当に、今必要な疑いと責め方”で収めることが出来ると、パートナーに理不尽な責め方はせずに済みます。
「もう終わりだ、別れたい」と思っているなら話は別ですが、これから関係修復を目指しているなら、事実を根拠に不安を伝えて話し合うようにしていけるといいかと思います。


おまけですが、
疑いを抱いてしまうきっかけを作った立場側は、相手の信頼を取り戻すため努力を続けることが大切です。
そして、パートナーから自分のしたことをチクチクと責められることを受け入れていく覚悟が必要になります。

これは、裏切ってしまった側が、関係修復に向けて取り組んでいく際に、よく耐えられないと仰る部分。
長くなるのでこれはいつかの機会に記事に出来ればいいなと思っていますが、このことを乗り越えられないのなら、関係修復はとても困難…。


傷ついた側が頑張ることではなく、お互いに頑張らないといけないことなのです。
こういうケースは、疑ってしまう自分をあまり責めないようにしましょう。


「実際に恋人がなにかをしたわけではないのに、なぜかすぐに疑ってしまうという人」については、また別の視点で考えていく必要があるものです。

こちらは次回の記事でお話していきます。
ぜひ併せて読んでいただければ幸いです。


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公認心理師 蔵野まどか|心理カウンセリングCREAR
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