彼氏中心の生活になりやすい人の本質
こんにちは。
心理カウンセリングCREAR
公認心理師で心理カウンセラーの蔵野まどかです。
恋人との時間がもっと欲しい
もっと構ってもらいたい
連絡がこないと不安
好きな人ができると、ある程度の依存心や執着心が芽生えることは健全。
ただ、本来優先すべきことがおろそかになる程のいきすぎた執着になると厄介です。
彼と付き合ってから、生活リズムの乱れや、仕事中も身が入らないということが増えたりしていませんか?
彼への執着の強さに疲れながらも、彼と離れることは考えられない。
それは、恋愛依存症によくみられる状態です。
恋愛依存症では、自己肯定感の低さがよく取り上げられます。
必要以上に自己肯定感が低い方は、自分の思う自分への価値と、周囲からみたあなたの価値に差がうまれやすいものです。
自分への、適切で妥当な評価が出来ていないこと。
それこそが、本来周囲からもらえるあなたの価値に見合わない男性に対しても魅力を感じたり、まわりから「なんでそんな人がいいの?」「あなたなら、他にもっといい人がいそうなのに」と言われる恋愛になる要因となっています。
彼氏中心の生活の人は、予定の立て方についても当然彼を中心に考えるので、時間に余裕があったとしても自由に予定を入れることが出来ていません。
「もしかしたら彼氏から会おうと誘われるかもしれない」という考えから、
・会えそうな可能性のある日は他の予定は入れずに空けておいてしまう
・先約があっても彼に誘われると先約の方をキャンセルしてしまう
そういうことが起こります。
これらも恋愛依存症では典型的な状態で、彼氏以外の人間関係や交友関係にひびが入りやすいことも問題でしょう。しかし、当人はその恋愛中は彼氏が絶対的な存在のため、友人関係の損失などについてはそこまで大きな問題として捉えることができていないこともあります。
恋愛依存症は、自分と彼は恋人という関係なのにも関わらず、いつの間にか自分ばっかりが必死になっていて、対等性が失われていきます。
本人もそれをどこかで気づいてはいるのですが、彼から離れることができないのです。疲れを感じながらも、すべてを捧げるような勢いで彼と一緒にいるためにお金も時間も費やすことになっています。
そして、本人にとってそれが苦ではないのでやっかいなのです。
対等性が無くなっている理由のひとつには、実は恋愛依存症の自分がそれを作り上げてしまっているということも、気が付いていかなければなりません。
反面、冷静に自分の状況を見ることができている方も少なくないと感じます。
今の自分の彼への甘さや執着の程度、彼の好みに合わせているうちにどんどん本来の自分から趣味嗜好が変わっていくことなどに対し、違和感も異常さも感じている。それでもご自身だけではどうにもできないからと、多くの方がカウンセリングに来られている事実もあります。
大好きな人がいて、「その人に愛されたい、ずっと一緒にいたい。」
そう思うことは悪いことでもなんでもなく、素敵な感情です。
ただ、彼を失いたくない気持ちがあまりにも強く、そのために自分の色々を犠牲にすることが当たり前になっているのなら、本来自分が望む本当の幸せのかたちを見つめ直す必要があるでしょう。
疲れる程の彼への囚われ、
彼氏への依存から解放されたら楽なのに…、
そんなお悩みを抱えておられる方は、心理カウンセリングCREARへご相談ください。
改善への糸口を一緒に探していきながら、サポートさせていただきます。