CREAM SODAの僕と伴ちゃん
※この記事は本来2012年12月24日に「裏・原宿ゴールドラッシュ36」として公開される予定でした・・・
1997年12月24日
伴ちゃんがロックンロールロケットに乗って旅立った・・・
今まで自分の人生でおこることのすべては
ダメならまたもう一度やればいい・・・
そう思って生きてきた
お店もたくさん作ってきたけど
自分たちが飽きたらすぐにやめて
またすぐにもっと楽しくなる
お店を新しく作ってきた
商売も失敗したら
また新しいことをすればいい
ずっとそう思って生きてきた
そこには「またいつでもできる」という感情が
僕に人生の中心にあった
でもずっと一緒にやってきた
伴ちゃんが亡くなって
「またいつでもできる」という感情がなくなった
今までずっと二人でやってきたのに
相棒がいなくなって僕ひとりになって
これから先どうすればいいかわからなくなった
1966年12月24日
伴ちゃんと二人で
東京の東中野駅近くの小さなスナックで行われた
クリスマスパーティーに参加した
そこでチンピラが伴ちゃんに
インネンをつけてきたので
僕はとっさにそのチンピラの胸ぐら鷲掴みして
自分でも驚くような剣幕で蹴散らした
その後すぐにさっきのチンピラが
兄気分らしいのと一緒に戻ってきた
そしてすぐさま僕に蹴りを入れてきた
僕は上着を脱ぎ奴らに
「やるの?」と言った
右後ろにいたはずの伴ちゃんが
いつの間にか僕の左前に立っていて
ニコニコ顔で拳を握り締めながら
「やりましょう!!」と言った
その日から僕と伴ちゃんは兄弟分になった
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