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【極イベントリポート】メイクラブ2024 秋

ゲスバンド企画 Make Love 2024 秋 

日時 2024年11月3日(日)
場所 下北沢CREAM
出演バンド :
ゲスバンド
171 
SuperBack
コールスロー 
ケイタ爆発(勃発)
the pullovers
神々のゴライコーズ 
のりもの 
nozzle
ちくわテイスティング協会


フライヤー画像


ゲスバンドが主導する熱狂、その名も「ゲスバンド企画 Make Love」 今回は約半年ぶりに下北沢CREAM で開催され、ゲスバンドに10バンドがラインナップされた。

ゲスバンド 171 SuperBack コールスロー ケイタ爆発(勃発)the pullovers
神々のゴライコーズ のりもの nozzle ちくわテイスティング協会 

今回も個性派ぞろいである。地下フロア、二階ライブスペースを交互にライブをするこのイベントはバンド同士の魅力を最大限に引き出す。

と、その前に下北沢CREAMを説明しなければいけない。
CREAMではクラブ、DJバー、ライブハウス、どれにも属さないスタンスで個性的なイベントが連日開催されている。
合計4フロアを要するCREAMは下北沢最大級の遊び場と言えるだろう。


物販では子守が行われていた(平和)


 11月3日午後3時、前日までの悪天候が嘘みたいに秋晴れて心も踊る陽気である。
そして、ちくわテイスティング協会の演奏で2階ステージの幕が開いた会場は混乱に包まれていた。
昼下がりの脳みそは支離滅裂な音とリズムにしがみつくのに必死であった。


イベントハッシュタグツイートを1Fモニターに表示
肌色のツイートが後を絶たなかった。


次に、地下ステージのトッパーnozzleは来場者を一気にイベントへ引き込むような一体感、没入感のある演奏でバトンをつなぐ。
再び2階ステージへ戻ると、のりもののシンプルで情熱的な演奏が始まる。そして前半戦、圧倒的にフロアを沸かせたのは神々のゴライコーズである。前3バンドで溜まり切ったバイブスが爆発したのだ。
彼らは地下ステージのフロアの最後列まではもちろんのこと、ステージを直接見られない階段にいる来場者まで全員を躍らせていた。
前半戦最後のthe pullovers は壮大な世界観と澄んだ歌声で熱のこもった演奏だった。


とてもいいフォーム



ゲスバンド企画も後半戦に差し掛かる。
唯一のフロアライブ、というかバーカウンタの上での弾き語りである。
ケイタ爆発(勃発)はギターと歌声だけで本来ステージではないはずの1階を素晴らしいステージにして見せた。
後半戦の最初のバンドはコールスロー。
情熱的な演奏でフロアに熱気がたまり始めたころMCで
「ゲスバンドとは初対面なんだけど、なんでもっと早く出会わなかったのか」
と最前列で見ていたゲスバンド橋本に語るとフロアはさらにヒートアップ。この瞬間を皮切りにゲスバンドはノンストップで最後まで駆け抜けることと
なる。


肌色のマイクスタンド



171とSuperBackはもともとツアーや自主企画で共演するなど、交友のあるバンドだ。
この2バンドが立て続けのタイムテーブルはおそらく意図的なものだろう。思惑どおりこの2つのバンドが作っているシーンの盛り上がりを垣間見ることができる素晴らしい演奏だった。

 そしてそして、ついにゲスバンドの出番である。


一曲目からフロアの半数が半裸状態


出演したバンドのすべての熱狂が積み重なり演奏が始まる時点でボルテージはマックスであった。
彼らは頭も心も空っぽになるまで音を鳴らし続けた。
空っぽの頭に突き刺さる高野の鋭利なギターリフが、絶え間なく響くリズムが体を勝手に踊らせる。

1時間弱、あっという間に終演を迎えた。


意外と綺麗な腹筋のvo.橋本


ほぼ肌色のフロア

 
素晴らしいバンドたちの素晴らしいバトンつなぎによって、
極限の盛り上がりを見せた"ゲスバンド企画 Make Love 2024 秋"
恐らく、来場者のほとんどがあっという間の出来事に感じたのではないだろうか。

フロアの湿度が限界


熱狂という言葉がこんなにも似あうイベントはほかにはないのではないか。次回のゲスバンド企画もすでに動き始めているとのこと、
ゲスバンドのこれからの活躍に注目である。

(文:鹿島幸)
(写真提供:ゲスバンド/キャプション:みしゅ)

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