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シャンプー前の予洗いでお湯が濁る
全く気にしない方もいますが、
シャンプー前の予備すすぎで髪から流れ落ちるお湯が濁っている・・・誰でもそうなのか自分だけなのか気になる。
この白濁は何?と、よく聞かれます。白濁の原因は1つを除いてほぼ問題ありません。
気にしたことがない方、一度シャンプー前の予洗いでシャワーヘッドを頭皮に近づけて地肌までお湯でしっかりすすぎ、流れ落ちるお湯を洗面器などで受け溜めて確認してみましょう。
シャンプー後トリートメントをしたり、何かしらのスタイリング剤を塗布したり、調理をしたり、外気に触れたりした場合、おそらく予洗いで白濁しない透明なままの方は少ないのではないでしょうか。
白濁の理由は、
1.頭皮の皮脂がお湯で分解されて白濁する。皮脂は約32~3度のお湯である程度溶解されるといわれています。
2.前回のシャンプー後、アウトバストリートメントを使用している方は毛髪に付着した油溶性・水溶性成分がお湯で乳化され白濁する。
3.前回のシャンプー後、毛髪に付着した油性の大気の汚れ排ガス、埃、たばこの煙、調理中に付着した油性のにおい成分などがお湯で乳化されて白濁する。
4.塗布したスタイリング剤の油溶性・水溶性成分がお湯で乳化されて白濁する。
5.前回のシャンプー、インバストリートメントなどのすすぎ不足による洗い残し。洗浄成分のすすぎ残しがお湯で泡立つ。
1~4までは特に問題ありません。きちんとシャンプーすれば予洗いで残った油性汚れは洗い流せます。
が、5は問題ありです。
以前、取引先美容室で聞いたことですが、
「シャンプー前の予洗いすすぎで泡が立つ人が時々いる。明らかに洗浄剤か界面活性剤の泡で気泡とは違う。
すすぎが足りないとそういう泡が出る、前回のシャンプーから何日か経過していると臭う時もある・・・」
すすぎが足りないと頭皮トラブルを招きます。痒み、ニオイ、雑菌の繁殖の原因などです。
すすぎ不足が習慣になっていると、毛穴は詰まり毛髪の成長にも影響しかねません。
「十分にすすぎましょう」というのは簡単ですが、何分?どのくらい?
シャンプー塗布後、洗っている時間の3倍・・・とも言われますが具体的には?
毛量や髪の長さはあまり関係ありません。使っているシャンプー剤によっても違います。
そもそもシャンプーとは頭皮を洗浄すること。
頭皮、毛髪に付着した油溶性・水溶性の汚れの80%は十分な予洗いで落ち、残りの約20%の乳化されなかった頭皮や毛穴の老廃物、油溶性汚れを落とすことがシャンプーの役目なのです。
頭皮がキュッとなるまですすぐ・・・この感触、わかりやすいですか?
頭皮を触った感じより、むしろ「髪がきしむまで」がわかりやすいと思います。
すすぎ湯がきちんと届くように指を少し開いて地肌に沿わせ、髪に通しながらシャンプーで浮き上がった汚れを洗い流しましょう。水圧を利用する感じです。
頭皮にシャワーヘッドを当てる感覚ですすぎ、指を通してぬるつきがある場合は、すすぎ不足になる可能性が高いです。
最後に、頭皮にシャワーヘッドを当てるようにしてすすいだお湯を洗面器などに溜まるようにして白濁せずにほぼ透明になればすすぎは完了。
特に耳の後ろは皮脂腺が多いので念入りに洗い入念にすすぎましょう。
ニオイやかゆみ、頭皮のべたつきが気になる方は一度お試しください。
美容室などで「すすぎ足りないところないですか」と聞かれたら、迷わず「耳の後ろ」とリクエストしましょう。
最も毛穴が密集し、ニオイ物質ノネナールを出すところです。ミドル臭は40歳前後以上、性別無関係です。