武士道とは死ぬことゝ見附けたり。
「迷ったら死ぬ方を選べ!」
それが葉隠武士道の教えだ。
人間、今の道に行き詰まれば、
新しい生き方を模索して当然である。
どちらに行こうか悩んだら、
以下を自問自答してみよう。
人生を賭けて惜しくないのはどちらか?
死ぬ時に悔いが残らないのはどちらか?
他に任せることが出来ず、
自分にしかやれないのはどちらか?
そして、どちらが
天下国家のためになるか?
重心が浮き、
目が泳いでいるうちは、
まだ甘い。
寿命が縮まっても構わないから、
この道を行く!
そういう覚悟の定まる方を選んでくれ!
故郷の葉隠は「死に急いでるの?」と
浅薄に妄断されがちだが、それは違う。
死というものの本質を理解することで、
自分たちが日々直面している
「いつ襲いかかってくるかわからない
【死の恐怖】」から解放される。
毎日を全力で駆け抜けるように生き切り
役目を全うするための指南書である。
極意は、いのちを惜しまぬこと。