言靈を尊び研ぎ澄ますプロセスの中で、
恣意的に曲げられ、
意味が陰転している言葉が目につく。
その典型例は「出世」
世を出るのが「仏の出世間」
世に出るのが「世間の出世」
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世俗を超越し、解脱に向かうか
俗事に埋没し、名利に向かうか
ここに出世のジレンマがある。
人里離れての独覚は容易いが、
それはただの穀潰しの役立たず。
小乗的虚無僧を熊楠は嘲笑うꉂ🤣𐤔
町衆に泥み
抜苦与楽に徹してこそ!
超俗し、且つ、還俗する
「非僧非俗」の道
同様に「言語道断」も、現代では、
言葉に表せないほどあまりに酷い有様。
しかし、その語源は仏教用語で、
言葉に表せないほどあまりに尊い境地。
ましてや「集客」なんて言語道断(笑)