怪獣を育成という夢のある傑作 ゲームレビュー「ウルトラ怪獣モンスターファーム」※シリーズ初プレイ
レビューするのは「ウルトラ怪獣モンスターファーム」開発コーエーテクモゲームス販売元バンダイナムコ 筆者はバルタン星人などの有名どころは知っているがモンスターファームの名を冠するゲームは初購入で有名怪獣を育成できるゲームと聞いてプレイ。筆者進行状況 ストーリークリア
評価点
①怪獣のモデリング及び動作 ウルトラマンシリーズに代表される怪獣達及び合成のゲーム内オリジナル怪獣が歩き回ればドスンドスン音が鳴り巨大な身体を示し、地団太を踏む、頭を下げて落ち込む、声かけに喜ぶ、マンネリを感じるとイライラする、トレーニングでは失敗すると転んだり目を回すなど感情及びしぐさが豊かで愛着が沸いてくる。換金アイテムや料理がウルトラマンや怪獣をモチーフとしたものでウルトラマンシリーズファンなら喜ばしい出来栄えである。そしてどんなに愛着を持って育成したとしても現役続行困難で引退するときは訪れて、決まって夕焼けなのだが愛着によっては涙する別れになり切なくなる
②対戦 自動で貯まるガッツ値の管理に気をつけながら攻撃しなければならず、相手にとって一番ダメージをもらってしまう位置に居続けない、バフデバフ状態異常など攻撃以外の手段やガッツ値の高さによる命中%の上昇もあるしで攻撃だけのごり押しではなく考えて立ち回る必要性が楽しい。
③育成と合成 主にトレーニングで能力を上げていくのだが、期限があるため能力無差別に上げていけばいいと言うわけにはいかず方針を決めていく。同じ箇所でトレーニングを積むとナワバリになりトレーニングによる能力アップの恩恵上がってとてもやりやすく、放っておくとゲージを削る野良怪獣の襲撃は阻止すると能力ダウンせずに二個能力が上がって鍛えていけばいくほどむしろ襲撃してくれなってくる。そしてトレーニングや修行によるゲキリンゲージも管理しなければいけないがゲキリンゲージが最大まで貯まるとストレスのあまり従来の怪獣のように破壊を尽くしたりして時にウルトラマンに制裁されたり何故かもの拾いしだす、行方不明になった思えば特訓し、アクシデントの中にも恩恵があるのもいい。また合成システムで怪獣同士を掛け合わせて新しい怪獣を生み出しこの新しく生まれた怪獣は素材となった怪獣の能力をある程度引き継ぐので育成失敗気味引退なっても能力高めで再スタートを切れる点が安心する。
問題点
①内部パラメータ 怪獣に叱ったり甘えさせたり睡眠などで甘えや恐れが伸び、育成期間などに直結する要素なのはわかるがこの二つは可視化されず所謂内部パラメータのためどれくらいプラスマイナスさせればいいのかわからず困惑した。
賛否両論点
①楽曲再生と隠し怪獣 他ゲームのサントラや昔の楽曲でさえタイトル及びサントラそのものがあり自分が望むお気に入りから怪獣再生ができて自然と楽しみと興奮あるのはいいが一部の楽曲特にアニメOP関連が隠し怪獣出現するため初期ロックがかかっており楽しみにしてたのに再生したい曲が使えない不自由がもどかしい。
②カネゾー 怪獣を呼びかけるための鈴鳴らしたり公式大会あるとはしゃいだり怪獣がマンネリでイライラを知らせてくれたり金好きカネゴンを知る身からすれば馴染み深いキャラなのだが、もうちょっと会話が欲しかった。
総評 育成ゲームのあまり経験がなく不安だったが怪獣達の動作やウルトラマンシリーズリスペクトの数々はとてもよく、ナワバリ化による能力アップ上昇などのシステム理解してからはクリアまで一直線できラストの展開はとても燃え、エンディングはその愛用した怪獣を眺める夕べで感動した。育成ゲームやウルトラマンシリーズが好きなら是非プレイしてみてほしい。