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休眠預金草の根支援助成2021 活動紹介                                              ぎふ外国につながる子どもの教育を考えるネットワーク構築事業(岐阜県)

中部圏地域創造ファンドは休眠預金草の根支援助成2021を通じて、4コンソーシアムの活動を支援しています。その活動の1つ「 ぎふ外国につながる子どもの教育を考えるネットワーク構築事業」についての経過をお伝えします。

コンソーシアムは幹事団体と複数の現場団体で構成され、幹事団体は、コンソーシアムのとりまとめ、庶務の統括、進捗等会議の運営、新規支援地域の開拓などを担い、現場団体は支援活動を実践します。なお、4コンソーシアムの幹事団体は、現場団体も兼ねています。

■幹事団体 NPO法人可児市国際交流協会
■現場団体 NPO法人美濃加茂国際交流協会
      NPO法人まちづくりスポット
      恵那市国際交流協会
      多文化子どもエデュniho☆nico
      


背景・課題

岐阜県には 62,710人 (2022年12月)の外国人が居住していますが、定住者・永住者の在留資格を持つ人が多く暮らす地域と、技能実習生が多く暮らす地域に分かれます。前者では、早くから子どもたちの日本語学習や就学課題に取り組んできましたが、後者では大人を対象とした日本語教育が中心に行われてきました。しかし、近年、県の全域に外国につながる子どもたちが暮らすようになり、子どもの学習や進路指導の場、指導者の育成、教育委員会や学校との連携体制などを整備することが課題となっています。

多文化子ども・若者キャンプ

活動内容・成果

可児市国際交流協会は、設立当初から外国につながる子どもたちの教育に着目し、外国人集住地の課題として、取り組んできました。岐阜県内は、5つの圏域があり、地域性が異なります。在住外国人やその子どもの置かれている環境は、在留資格などにより実に多様です。そこで、岐阜県内の学校外で外国につながる子どもたちを支援している団体とネットワークを作りました。5圏域の団体とコンソーシアムを組むことによって、どの地域に暮らしていても子どもたちが学習支援につながれるよう取り組んでいきます。

■ぎふ外国につながる子どもの教育を考えるネット ワーク会議開催 
                  ー 開催回数:3回 参加団体:10団体
■高校進学ガイダンス ー 開催回数:9回 参加人数:200 人
■多文化子ども・若者キャンプ ー 実施回数:2回 参加者の国籍: 8カ国
                 参加人数 中高生:50人 大学生:16人
■アドバイザー・コーディネーター派遣 ー  4件
■学習支援教室で学んだ子ども  ー 就学前児童:51人 小学生:48人
                 中学生:20人 高校生:2人 親子:11組

*成果数値は2022年5月~2023年9月

【活動地域】岐阜県
【助成期間】2022年5月~2025年2月
【助成額】25,551,530円(3年間)

放課後学習支援教室

短期・中長期目標

■県内の外国につながる子どもたちがどこにいても、学習・就学支援を
 受けられている
■外国につながる子どもたちの高校進学率が向上し、退学者が減少している
■子どもの生活圏に居場所がある

■岐阜県の学習支援団体がつながり、県内の外国につながる子どもは、
 どの地域でも学習支援の場に参加できるようになっている多様性が
 尊重される地域づくりを目指します
■県内で育った子どもたちが、地域の担い手となって活躍し安心して
 暮らせる地域づくりを目指します

就学前日本語教室

今後の展開

■岐阜県内の学習支援団体や子ども食堂などと連携を検討し、子どもの
 居場所を拡げます
■各団体で実施している学習支援のノウハウ、情報の共有を進めます
■教育委員会、自治体との連携を進めます

中部圏地域創造ファンドが助成した団体一覧です↓

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