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休眠預金草の根支援助成2021 活動紹介                                              ホームスタートを核とした、公民連携による地域の子育て支援力の向上と母子の健全育成事業(愛知県)

中部圏地域創造ファンドは休眠預金草の根支援助成2021を通じて、4コンソーシアムの活動を支援しています。その活動の1つ「ホームスタートを核とした、公民連携による地域の子育て支援力の向上と母子の健全育成 」についての経過をお伝えします。

コンソーシアムは幹事団体と複数の現場団体で構成され、幹事団体は、コンソーシアムのとりまとめ、庶務の統括、進捗等会議の運営、新規支援地域の開拓などを担い、現場団体は支援活動を実践します。なお、4コンソーシアムの幹事団体は、現場団体も兼ねています。

■幹事団体 一般社団法人地域問題研究所
■現場団体 NPO法人NPOまんま
      一般社団法人あ・そ・ぼ
      NPO法人はんどいんはんど


背景・課題

「孤立・孤独」が社会課題のひとつとなっていますが、 特に子育て世代には支援施策が届きにくく、支援の狭間で孤立しがちです。また、一言で子育て世代といっても、ニーズは多様で、それぞれの課題に的確に応えるためには、公的支援だけではなく、個々の課題に合わせたきめ細かい支援や専門家による質の高い支援も必要です。コロナ禍で、地域のつながりがより希薄になり、子育てを支え合う環境も弱体化しています。
こうした課題に対応するためには、官民、あるいは支援団体同士の連携体制の構築、子育て経験のあるピアサポーターの育成、誰もが気軽に助けを求められる仕組みづくりが重要です。

HSによる子育て支援

活動内容・成果

ホームスタートは、1973年イギリスで始まった子育て支援の手法で、日本では、未就学児が1人でもいる家庭に、研修を受けた地域の子育て経験者が「家庭訪問型子育て支援ボランティア」として訪問し、子育て世代に寄り添い支援を実施しています。

■ホームスタート事業説明会 ー 開催回数:7回 参加人数:278人
■子育て支援団体交流会 ー 開催回数:2回 参加人数:75人
■新規団体へのサポート ー ホームビジター養成講座:2地域
              参加人数:18人 相談対応:25回
■ホームビジターフォローアップ講座 ー 開催回数:5回 参加人数:79人
■医療関係等への訪問回数 ー 28 回

*成果数値は2022年5月~2023年9月

【活動地域】愛知県
【助成期間】2022年5月~2025年2月
【助成額】23,518,596円(3年間)

ビジターフォローアップ講座

短期・中長期目標

■ホームスタートを利用する家庭が増えることで、支援を必要とする
 家庭の不安が軽減されている
■外国籍家庭の保護者の孤立感が解消されている
■ホームスタート実施団体のネットワークが構築されている

■地域、民間、行政の連携による持続的なホームスタート事業の推進と
 地域の子育て力向上を目指します
■子どもが等しく見守られ、権利が尊重される環境をつくります
■保護者の子育てについての不安を軽減します

子育て支援団体交流会

今後の展開

■これまでの経験やノウハウをまとめ、子育て支援団体等と共有します
■行政や医療関係者にホームスタート事業の意義と成果を伝え、協働の
 仕組みを検討します

中部圏地域創造ファンドが助成した団体一覧です↓

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