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先人の知恵は、時に常識という枷(かせ)となる


前回、10個以上のドリッパーを使ってみて、その違いやクレイジータンクが求めるデカフェコーヒーの味わいが出せるのか、実験記事を書きました。ぜひご覧ください。


先人の知恵にも頼ってみたら...


市販されている色々なドリッパーに頼るだけでは思い描く味わいを生み出すことが難しい、ということが分かり、さらなる実験を進めることが決まりました。

と、同時に自分たちの狭い範囲での体験だけでは、デカフェコーヒーで堀口珈琲店のカフェイン入りのような味わいを出すことは難しいとも感じ、実験と共に先人の知恵をお借りすることにしました。


実験と共にコーヒー系youtuberを参考に


自分たちの経験だけで目標に到達するのは賢い選択ではありません。これだけ情報社会になった昨今、その恩恵を得ないわけにはいかない、ということで、コーヒー系youtuberやブログなどで、コーヒー抽出やドリッパーについて学ぶことにしました。

特に参考にしたのは...

岩崎泰三さん

カズマックスさん

ダイヤモンド社公式チャンネル

Hatakeyama Daikiさん

さらにはコーノ式を生み出した河野社長や堀口珈琲店の堀口さんのインタビューなども参考にして色々なドリッパーで抽出実験を進めました。


先人の知恵から得た矛盾


素晴らしい情報がたくさんある中で、コーヒー系youtuberやバリスタ、ハンドドリップチャンピオンなど、コーヒーのプロと呼ばれるような方々がこぞって主張しがちなひとつの抽出セオリーがあります。それは...

最初にコーヒー豆と同じくらいの湯量を注いで、20秒から30秒くらい蒸らしてください

初めは私たちもその言葉を信じて、同じようにやっていました。その言葉を信じて...

信じて...

いや、美味しいんですよ、確かに美味しい...。でも、ひとつの疑問が生まれるわけです...。

どのドリッパーでも同じなの?どのコーヒー豆でも同じなの?と...。

自分たちで抽出していても、同じ条件での抽出方法であれば、当たり前にドリッパーが変われば抽出されるコーヒーの味は変わります。好きな味が出せそうなドリッパーもあれば、ただ苦くなってしまうドリッパーもありました。

これは...先人たちが常識、と考えている抽出方法をそのまま信じているだけで、自分たちが美味しいと考えるコーヒーを抽出するには、ちゃんと基礎は理解した上で、自分たちらしい抽出方法を編み出さなければならない、と感じ始めました。

さらにYOUTUBEで情報を集めていると、なんと!コーノ式を作り出した河野社長が

「最初に蒸らすのは線形ドリッパーでやることで、円錐形は間違い」

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と言い切ってるじゃありませんか!やはりこれは常識を疑った方が良さそうな匂いがプンプンしてきましたよー。


さらなる違和感と信念


先人たちの常識に感じる違和感は、最初の抽出だけではありません。ドリップ用のペーパーの匂いを取るためにリンスする(紙を最初に洗う)、というセオリーにもクレイジータンクは違和感を感じています。

紙によるのでは?

と...。ペーパーリンスに関しても、現在実験が進んでいます。

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誰かの言葉を信じるだけではなく、遠回りしても良いから、自分たちで体験し、本質を見極める。

クレイジータンクがこれからも大切にしたい信念です。


CRAZYTANK research station研究員一同

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