クレイジータンク通信 vol.170 『ともに未来の豊かさを創る、「協業先」や「事業パートナー」になるには』
◆クレイジータンク通信 vol.170◆
10月も折り返しとなりました…先週は東京で金木犀が急に香り出しました。毎年、香りがしだすと「あ、金木犀!」と思うものの、1年の大半の“香らない“時には金木犀を思い出す瞬間は少ないものです。この時期のほんのひとときの“香り“の楽しみを噛み締めたいものです。
今週は、クレイジータンクが関わる「保けん野菜」事業の協力農家さん「ないとう農園」の内藤さんが、農業を営みながら朝の時間を使って書き続け、小島信夫文学賞を受賞されたことを受けて、「保けん野菜」がそのお祝いを兼ねたイベントを企画していることをご紹介しながら、昨今よく耳にするようになった「協業」や「事業パートナー」という存在について書いてみました。
ぜひご一読ください!
【ともに未来の豊かさを創る、「協業先」や「事業パートナー」になるには】
クレイジータンクがアドバイザーとして関わる「保けん野菜事業」では、他では体験できない、参加者の皆様にオリジナリティを感じていただけるイベントの開催も定期的に行なっています。
保けん野菜事業についてはコチラをどうぞ↓
これまで行なってきたイベントの一例としては、
究極のカブに出会う年に1度の「定期カブ主総会」
究極のコーンに出会い、ユニ“コーン“制作を行った「コーン期臨時総会」
その他、やさい寿司を作る会に挑戦したり、
子どもたちがやさいをブロックにして自由に楽しみ触れる機会を作ったり、
またクレイジータンク側主催のスーパーマーケットイベントでは、やさい料理とコーヒーのペアリングを実現したりなど、
さまざまな角度から、やさいを「ちゃんと伝える」場を作ってきています。
そして、現在予定している次回イベントは、11月4日(土)に開催する「ノウ地巡礼」です。
こちらは、保けん野菜の協力農家さん・「ないとう農園」のオーナー・内藤さんが第12回小島信夫文学賞を受賞されたことを受けまして、その受賞をお祝いする会を保けん野菜事業チームに企画運営させてほしい、と内藤さんへ提案させていただいたことから企画がスタートしました。
企画の過程では、当日のイベントの内容を決めるだけでなく、保けん野菜事業を運営するミチクサ合同会社・秋山代表が「小島信夫文学賞の会事務局」へ直接ご連絡し(!)、このイベント企画のために一言講評をいただけないかと依頼したり、受賞作品「あほーだんす」の製本作業を行なったり、表紙となる紙を一枚ずつ選びに紙屋さんに足を運んで選ぶなど行なっています。
連絡をしたものの、返信をもらえるとは思っていなかったという「小島信夫文学賞の会事務局」からは、なんと以下のような温かいメッセージが届いたとのこと。
さらに事務局の方よりいただいた作品に対する講評については、秋山代表が製本した本の末尾に掲載をしております。
ないとう農園さんからすれば、「保けん野菜」は数ある取引先の一社に過ぎません。
しかし、保けん野菜では、協力農家さんを独自の厳しい基準の中で選定させていただき、しっかり足を運んで会話をして関係構築を図る中で、「生産者と消費者」という関係を超えて、お互いに協力しながらサービスを運営していく形を作る架け橋になりたいと考えています。
そうした想いのもとで、結果的には、取引先の一社とは思えないような前のめり感で(笑)、事務局の方へコンタクトを取ったり製本をしたりなどまで含めて、「ないとう農園さんの受賞をお祝いしたい」という企画を進めています。
私たちクレイジータンクも、アドバイザー兼協業として関わっている「保けん野菜」を運営するミチクサ合同会社様も、関わる企業や農家さんに対し、発注者と請者といった関係性や、利害のもとで成り立つ「協業関係」ではなく、ともに未来の豊かさを作っていくためにお互い協力し合い、困った時は本気で助け合えるような関係構築を図ることをとても大切にしています。
そうしていくことで、これから厳しい状況が訪れた時にでも、お互いがお互いを想いながら、すこし無理をしてでも協力しようと思えるような関係性に育てていくことができるでしょうし、それが、ともに生み出すサービスを利用する皆さんにとっても良い形で還元されていくことと信じているからです。
昨今は、至るところで「協業」「事業パートナー」といった言葉も聞くようになりました。利害を超えた“本物の“関係を築くのは難しいことであると認識しています。だからこそ、自分たちが前のめりに動きながら、自分たちからまず汗をかき努力することがとても大切なのだと、私たちは日々考え、行動しています。
なお、イベントは、保けん野菜のご加入者を優先してご案内しておりますが、クレイジータンクと関係のある皆様はご招待できる枠もございます(該当の方々は直接ご連絡ください!)
また、1冊ずつ表紙の紙が異なる「あほーだんす」書籍のみを購入いただくことも可能です。コチラ↓の申し込みフォームからどうぞ。
ぜひ一度、農業を営みながら書き上げたという「内藤農園」さんの作品にじっくりどっぷり浸かってみていただけたらと思います。