クレイジータンク通信 vol.201 『かてい農園(保けん野菜事業より)の様子をお届けします』
◆クレイジータンク通信 vol.201◆
真夏のような気温を記録する日もあり、現在は九州や四国地方では線状降水帯の発生によって猛烈な雨が降っているというニュースもあり、自然の脅威と常に隣り合わせで生きていることを感じます。そして今後はさらにその脅威とどう共存していくかという視点で動いていくことが大切だと感じる日々ですね。
皆様、どうぞお気をつけてお過ごしください。
今週の通信では、保けん野菜サービスでスタートしている「かてい農園」プロジェクトについてご紹介しながら、夏に向かって育ち始めている各自の「かてい農園」の様子を写真でお届けできればと思います。
ぜひご一読ください。
【かてい農園(保けん野菜事業より)の様子をお届けします】
クレイジータンクがアドバイザーとして関わる保けん野菜事業(ミチクサ合同会社)では、昨年より、自然発生的に「かてい農園プロジェクト」が立ち上がっています。
このプロジェクトは、保けん野菜サービス加入者が、自宅のベランダや庭などで野菜を育てることを運営サイドがサポート・アドバイス・伴走しながら、一緒に育てている他加入者たちとも交流・意見交換しつつ、一年を通し、季節に合わせたさまざまな野菜を育てていきます。
野菜を育てる、ということは、義務教育上では小学校1〜2年生の授業で学んでいますが、大人になった私たちの中で、「野菜の育て方」をしっかり習得している方は少ないのではないでしょうか。一方で「実は野菜を育ててみたい」と思っている方は多いようにも感じています。
しかし、何から始めると良いのかわからない、育てていくうちになんだかうまくいかなくて何をどこにどう聞いたらいいかわからない、というような状態になってしまうと、野菜づくりの継続を難しく感じてしまうかもしれません。
そういう方のためにも、この保けん野菜の「かてい農園プロジェクト」は、無理なく、楽しく、続けていただけるようなサポートを行なっています。
「かてい農園プロジェクト」は自然発生的に始まった、と先述しましたが、保けん野菜サービスでは、さまざまなアプローチを通じて「“ちゃんと”伝える」というコンセプトを体現しようと日々試行錯誤しています。
その一つとして、1.5年前から加入者の子ども向けに「子どもやさい研究会」という習いごとを実施していました。
野菜について学んだり、食べたりしているうちに、子どもたちはただ「聞く」「学ぶ」「食べる(体験する)」以外に、「育てる」というフェーズへ自然と入っていきました。
学びという道は、ただ頭に情報を入れるだけではなく、「やってみる」「実践してみる」というところに(当たり前ですが)自ずとつながっていくものなのだと実感します。
そしてまずは、ほうれん草を育て始め、
※提携農家: のらくら農場さん
その後、子どもたちの希望もあり、イチゴを育て始めました(現在進行形)。
そしてさらに現在は、時期を迎えた「バナナ瓜」というウリ科の品種も栽培を開始しています。
このバナナ瓜というお野菜は、昨年の夏、提携農家のないとう農園さんから送っていただいたお野菜で、加入者の子どもたちの間で大人気!ということもあり、種を大切に残して保存し、今年植えて育ててみよう!ということになりました。
かてい農園プロジェクトに参加をしていることで少しずつ「野菜を育てる」ハードルが下がってきたこともあり、各家庭では自発的にいろんな野菜を育て始めているという動きも出ています。
夏に向けて、野菜たちがぐんぐん成長をし始めています。その様子をすこしご紹介いたします。
いかがでしたでしょうか。
「自分たちで食べ物を作り出せる」という実感は心に安心感を醸成するものだと感じます。
気候変動、終わらない戦争、食糧危機など気が重たくなるようなニュースもたくさんありますが、「具体的に」「自分たちの手で」作り出せるものを作っていくという行動が未来を作っていくと思います。
そして、少しずつでも育っていく植物の姿を日々観察していることで、そこからパワーをもらいます。
保けん野菜サービスでは、この「かてい農園プロジェクト」に参加して、自分で野菜を作ってみたいという方向けのサービスも新しくスタートいたします。興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください。