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クレイジータンク通信 vol.230 『人間の価値を守りながら次世代のための具体的に動く–Human Value Designer ヒューマンバリューデザイナーという仕事について–』
※お知らせ※
近々、このクレタン通信はある会員制のアドバイザーを務める場での公開、または有料版へと移行予定です。正式な時期が決まりましたら、またお知らせさせていただきます。それまでは無料版にてぜひお楽しみください。
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今年も残すところあと10数日となりました。そろそろ今年中にやっておきたいことなど立て込んできた感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
寒い日が続きますし、さまざまな感染症も流行っていますので、どうぞ身体に気をつけて、駆け抜けていきましょう。
さて、今週の通信は…
これまでクレイジータンクは、生成AIが進化した先の未来では「人間の価値をどのように守るのか」ということが重要な業務になると言及してきております。
まだまだAIの進化と未来の社会変化についてピンとこない…という方もいらっしゃいますが、現段階ですでに生成AIの進化が進む分野や業種に携わっている方については、「人間にやることがなくなってきている」という発言も聞こえ始めており、今後このように感じる方や分野は拡大していくことは間違いないと言えるところまで来ているかと思います。
改めて手遅れになる前に、「人間の価値を守りながら、さらに人間にしかできない分野の仕事づくり」について取り組む必要が、どの業種や仕事、会社にもあると考え、私たちはこれまで定義してこなかった私たちの業務の位置付けを敢えて「ヒューマンバリューデザイナー」と定義しました。
この業務を通して、今後、多くの会社や社員の方々が生成AIと共存しながらも人間の価値を見失うことなく、「希望」や「やりがい」を感じる形を創っていけるようにより具体的に動いていきたいと考えています。
ぜひご一読ください。
【人間の価値を守りながら次世代のための具体的に動く–Human Value Designer ヒューマンバリューデザイナーという仕事について–】
事実と願望
クレイジータンクでは代表の竹鼻が20年程前より生成AIの研究をスタートさせ、その進化の先で起こる未来を「見てしまった」ことから、人間とテクノロジーの境界線の仕事を創る、をテーマにこれまで事業展開を進めています。
この「AIの進化の先で起こる未来予測」についてお話ししていくと、そのようなこと起こるわけがない、という方や、自分の現在の仕事の存在価値を否定されるような感覚になり怒り出してしまう方などが多く存在しました。
そこで前提として何度もお伝えするのは、お伝えしていることは怖がらせたくて脅して言っているわけではなく、事実を積み重ねていくとこうなってしまう、という、あくまで事実の話をしているということです。
さらに、その事実を「見てしまった」際に、諦めるのではなく、それでも人間の価値を失わないために、できるだけ早く、その未来に向けた動きを起こしながら、なんとか「人間が選択をする・できる」未来を残しておきたいという願望も併せてお伝えします。
そのうえで「全部わかったわけではないけど、一緒に動いておきたい!」と仰っていただける方々や企業様とともに現在進行形で具体的に動き続けています。
H.V.D (Human Value Designer)ヒューマンバリューデザイナーという仕事の必要性について
先日、クレイジータンク代表の竹鼻がnoteにて以下の記事を投稿しました。
私たちクレイジータンクは、これまで自分たちの仕事を定義づけすることをしていませんでした。
なぜなら、クレイジータンクでは、時代の変化に柔軟に対応しながら揺れ動く未来予測を的確に捉え、そこを見据えて随時チューニングしながら、分野や業種にとらわれずに仕事を進める手法をとっていますので、分かりやすく定義をして枠を定めてしまうと仕事の仕方や実態とマッチしていないからです。
この考えは、代表の竹鼻が、20年来、AIの進化する未来に向けて
・「分野や業種は溶ける」からこそなんでもやる(やれればならない)
・AIが合理的かつオーダーメイドに対応ができる時代が来ても「人として選んでもらう」ために自分を磨き高める
という重要性を感じ、そのように仕事づくりに取り組んできたこととも関係しています。
しかしその竹鼻が、今回、「ヒューマンバリューデザイナー」という職業をあえて定義しようと判断したのは、AIの進化のフェーズがまた一歩前に進み、(すでに業種によってはスタートしていますが)「自分たちの価値は何なのか」と人間が迷い悩むという事例がすこしずつ聞かれ始めるようになったためです。
”自分の業種や分野では(アナログ的要素が多いから)大丈夫”
”自分自身は(根拠はないけれどきっと)大丈夫”
と思う方、思いたい方も多いと思います。
クレイジータンクは、結果として大丈夫だったのであればそれは素晴らしいこと、しかし、大丈夫にならないかもしれない未来に向けて今から動いておくことは、決して未来で無駄にはならないと考えていますし、未来は続いていく中で、今現在の自分たちが良ければ良い、だけではなく、未来を生きる子どもたちがどうなのか、ということを考えながら動いていたいと強く意識しています。
そのために、これまでは当たり前のように守られてきた「人間の価値」が知らぬ間に淘汰されることがないように、意識して、選択して、行動しながら守っていくことをさらに進めたいと考えています。
仲間づくりについて
クレイジータンクでは、「仕事を超えて仕事をしよう」という言葉を大切にしています。
もちろん会社としては売上を上げて存続させていかなければなりませんが、今自分たちだけの儲けや利益を考えるのではなく、未来の自分たちの子どもたちが、AIが進化した未来であっても「人間として生きる・働くという喜び」「人間としての価値の実感」を持てるよう、職業の選択の可能性や生きる糧を私たち大人が今から守り、創っていかないといけないと考えています。
そのために、HVD(ヒューマンバリューデザイナー)として、ともに仕事を超えて仕事をしていこう、と一歩を踏み出してくださる人や企業様を増やし、クライアントという立場を超えて仲間になってほしいとお伝えしています。
ぜひ、すこしでもAIの進化を見ながら、未来の子どもたちや未来の社会のために何かできないか、と思う方がいらっしゃいましたら、クレイジータンクにお声かけいただけたらと思っております。