【所感:道をひらく】真実を知る

P HPが出版しているベストセラーとなっている書籍「道をひらく」を読んで、所感を投稿しています。
「道をひらく」は短いエッセイがまとめられたものになっているので、1つ1つのエッセイは手軽に読めます。短い文章の中に、人生の本質が詰まっていて、読むたびに発見や気づきがある素晴らしい書籍です。

2023年10月16日(月)
本日の文章 「真実を知る」

※出所:道をひらく※
真実を知る
人間は、ものの見方一つで、どんなことにも堪えることができる。
どんな辛いことでも辛抱できる。のみならず、いやなことでも明るくすることができるし、つらいことでも楽しいものにすることができる。
みな心持ち一つ、ものの見方一つである。同じ人間でも、鬼ともなれば仏ともなるのも、この心持ち一つであると思う。
そうすれば、人生において、絶望することなど一つでもないのではあるまいか。
ただ、この、ものの見方を正しく持つためには、人間は真実を知らねばならないし、また真実を教えなければならない。つまり、ものごとの実相を知らねばならないのである。
もちろん情愛は大切である。だからかわいそうとか、つらかろうとか考えて、情愛に流されて真実をいわないのは、本当の情愛ではあるまい。不幸とは、実相を知らないことである。真実を知らないことである。
人間は本当は偉大なものである。真実に直面すれば、かえって大悟徹底し、落ち着いた心境になるものである。
だからおたがいに、正しいものの見方を持つために、素直な心で、いつも真実を語り、真実を教えたいものである。


<所感・気づき>

◾️大悟徹底 →迷いを一切断ち切って、悟りの境地になること。

◾️ものの見方一つ、心持ち一つということは大事だが、どうやったら身につくか?
 ・本を読む
 ・自分とは違う考え方の人たちと接する
 ・自分がすべて、自分が正しいと思い込まない。 
 ・「とらわれない、偏らない、こだわらない」→般若心経 空(くう)の心
 上記のような行動、意識を持てば、心持ち、ものの見方は変わっていくではないか。

◾️「真の発見の旅とは、新し形式を探すことではない。新しい目で見ることだ。」という好きな言葉を思い出した。
”ものの見方”とは、その人の生きてきた人生そのものが反映されるし、それが変わることで、文字通り”生まれ変わった”ような感覚になると思う。
そう考えると、ものの見方を変えるというのは、簡単なことではなく、強烈なインパクトが必要だと感じる。

◾️真実を知る
 人間は、私もそうですが、自分の知らないものに対しては恐怖や不安を覚えてしまう。知ってみると、意外と大したことなかったな。と思うことも多い。
また、真実、現実を知らないと、正しい対応ができない。一部の情報しか知らないのに、全てを知ったような気になってしまう。
人間関係でも、仕事上の付き合い、プライベートの付き合いであれ、その人に一部しか知らないのに、全てを知ったような気持ちでいると、どこかですれ違い、勘違いが起きてしまう。

※理解は偶然、誤解は当然 の意識を持ちたい。