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2024.5 ベトナムにて死す②

村の子どもたちと遊んでいると、私と同じ年の青年二人がバイクで来た。
実に一年ぶりの再会である。簡単な英語であいさつを交わす。

左がアン、真ん中が私、右がラップだ
(彼らの許可をもらって載せている)

彼らは私の親友の奥さんの友達で、村で農家をしている。
ちなみに彼らは村の生活をYoutubeで発信しているので、興味がある人は覗いてみてほしい。


アンのバイクの後部座席にまたがり、村を疾走する。
森を抜け、畑を抜け、舗装されていないあぜ道を突き進む。道中、池のようなぬかるみを足を濡らしながら超え、私のオーバーリアクションに3人で笑う。空は青く広く、風はぬるくて気持ちよかった。


こんな感じの道

3人でラップの家にお邪魔し、隣に住むラップの兄弟、同居する彼の父親にも挨拶をした。途中で雨が降り始め、農家である彼らは歓喜していた。

そのあとはラップが奥からギターを出してきて、私がギターを弾き、彼ら2人がベトナム語の歌を歌った。
ギターの音色と彼らの歌声が、高い天井の部屋によく響いて気持ちよかった。ギターを弾けてほんとうによかったなと思った。

その後はアンの家に移動し、夕食をごちそうになった。
(それとも別日だったのか、正直なところ覚えていない。それくらい充実していたのだ)
彼のお父さんお母さんもとてもいい人で、ぜひともと私を誘ってくれたのだ。うれしかった。

ベトナム全土でこうなのかは分からないが、この村ではでは地べたに茣蓙をひいて、その上に食べ物を並べ、それを囲むように胡坐をかいて座り、食事をする。椅子とテーブルもあるが、特にみんなで集まるときは、こうやって地べたに座り込んで食べる。

こんな感じ。
もやは茣蓙すら敷いていない。それでも関係なくたのしい。

気のせいかもしれないが、みんなで地べたに座り、食材を囲んでいると、なんだか連帯感が生まれたような気がして、うれしくなる。仲間に入れたようなそんな気がしてうれしくなる。

そして食後は恒例、カラオケ大会だ!

私も一曲。
日本語の知らない曲なのに、うまく合わせてくれて有難かった。
3人の歌声が、街灯もない村の暗闇に響き渡った。
私には一種の露出癖のようなものがあるので(変態方面でなく)、
こうやって目立ったりすることは気分がよかった。

そして、これまたなぜだかわからないが、
彼らの友達の結婚式が明後日あるので、一緒に出席しないかと誘われた。
全くの部外者が参加していいものなのだろうかと思いつつも、好奇心が先走り、二つ返事で出席することにした。

というわけで次回、結婚式参列編。ぜってえ見てくれよな。


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