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#私が変だと思った瞬間〜友人Hさんのある日から〜
①人はいつ、どんな環境で、どういう時に自分のことを”変”だと思うのか?
②そもそも、人は誰しも”変”があるのだろうか?
様々な人にインタビューをし記事にすることで、この2つの問いのこたえを見つけたい。
そんな変人学部メンバーの思いでうまれたこの連載も2回目。
【Hさんの”変”】
変人学部の永田の友人Hさんに、「自分のことを変だと思った瞬間ってある?」と聞いたら、周りと興味関心が違ってとけこめないと感じていたという小学生の頃の話をしてくれた。
※普段からさん付けで呼んでいるのです笑
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音楽といえばクラッシックだった。
5歳の時からヴァイオリンを習っており、J.S.バッハの「2つのヴァリオリンのための協奏曲」をはじめとしたヴァリオリンの曲を、いつもCDで聞いていた。
あと、読書や勉強も好きだった。
そんな周りとの興味関心の違いから、友だちは面白いインテリ系男子3人と、リアルに本ですと言えるくらいだった。
また、外見も浮いていると感じていた。
実際、日本人気質の顔立ちではなく「ハーフですか?」と聞かれることがよくあった。
さらに名前も珍しく、自分と同じ名前の人に出会ったことがなかった。
・興味関心が違う
・外見が浮いている
・名前が珍しい
分かりやすいくらい周りと違いの多い自分の”変”を、最初は嫌で受け入れられなかった。
【私の”変”はどうしていこうか?】
でも、
”ヴァイオリンの練習をしたい”
”本を読みたい”
”勉強したい”
この気持ちを犠牲にしてまで周りの話題に付いていきたいのか?
・・・自分の気持ちにはどうしても嘘が付けなかった。
しかし、私の”変”をそのままにしていたら、類は友を呼んだのだろうか。
図書館の蔵書数が多いことが決め手となった中学校の初日。
ショックを受けて家に帰ったことは今でも忘れられない。
実はインターナショナルスクールだったことに入学してから気付き、そこには様々な言語が飛び交い、これまで自分が当たり前だと思っていたことと違う文化があったからだ。
そして、我が道を進んでいる人しかいなかったのだ。
そんなある日、その中の一人の子に
「ここにいる人って結構変わってるよね、でもそれが普通じゃん?私もそうだし、Hもそうだよ」
そう言われた瞬間、これまで周りと違う自分が嫌で受け入れられなかった思いがふっきれた。
そっか、私も”変”のままでいいんだ。
自分の中にあった、人との違いである”変”=ネガティブなイメージが変わった瞬間だった。
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状況は違えど、とても共感する話だった。
周りが話す芸能人などのTVの話に興味が0に等しかった中学生の頃。
「その人誰?」と全く話に付いていけず、内心きょとんとしながら、知ったかぶりをしてその場をやり過ごした。
なんで自分だけ興味がないんだと自分が嫌になり、TVで芸能人を見るたび「この人の名前は・・・」と顔と名前を一致させようとしていた時期もあった。
でも結局無理しても興味のないことは興味がなく、もういいやとふっきれた瞬間があった。
Hさんの話を聞きながら、共感のあまりつい自分の話もはさんでしまったが(笑)
環境の影響の大きさ
自分の”変”に対する捉え方がネガティブからポジティブへと変わった瞬間がある
という共通点があるねと発見があった。
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ということで、今回は友人Hさんの #私が変だと思った瞬間 でした。(Hさんありがとね!)
次は誰にオンラインインタビューしようかなあ、わくわく!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました^^
変人学部 永田久実