蝕2016災いとともに福きたる
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夜勤も終わり朝一で僕は体で起こる何かに向き合わなくては、いけないと感じた。
内視鏡クリニックに予約を入れ
体で起きている状況をメールした。
最悪の事態もよぎる。
病院の予約は明日だ。
夜勤も面倒くさい明日は仕事を休もう。
さて、少し気分がいい。
取り敢えず仕事に行きはしたが、全くもって出血は、治ってくれることはなくこの日は早退した。この日は管理者が居らずすごい上の上司がいた。
社員に事情を話した所大事になってて、少しうけた。
まぁたまにはいいか〜
3/10
いよいよ病院の日怖い気持ちも有ったがそれより腹が決まっていたので、驚くほど落ち着いていた。
何故かはわからない。
でも心構えは有った。
病院に行き先生の診断を待ち、この時間は落ち着かないものだ。
名前が呼ばれ部屋に入る。
先生は、驚いていた。
状態は大変な事が起きてるよと言った。
僕は他人事のように聞いていた。
痔の検査をまずします。
男性は、お尻に異物を入れられるという気持ちはなんとも言えない感覚だろう。
僕は、うーって声を出した。
痛い?って先生に言われたが、僕は、痛いとかじゃなくてと言った。
屈辱感と言うか〜なんとも言えない。
検査が終わると先生は、痔じゃ無いと驚いていた。
僕は、この時先生に聞こうと思った。
先生は、慌てた感じで、看護婦を集め、彼の内視鏡検査予約を早急に入れてあげてと
僕は、えーそんな?と心で思っていた。
先生は来週来れる?
自分
いや〜ちょっと仕事が涙
再来週の月曜日で大丈夫⁇
はい。
病院に来てからの疑問をここで僕はぶつけた。
先生僕は癌ですか?
先生は、平然とこう答えた。
ご家族は癌が多くても君は、まだ若いからね。
若い人の出血は、腸炎の可能性が高いから平気だよ。と言った。
僕は信用が、出来ないまま病院を後にした