ストックホルム-スウェーデン料理編⑦:Restaurang Mårten Trotzig-
ガムラスタン(Gamla Stan)にあるストックホルム内で一番細い道「Alley of Mårten Trotzig」の「Västerlånggatan」側の入り口横にある「Restaurang Mårten Trotzig」に伺ってきました。
トナカイのお肉が食べられると聞いていたためそちらを狙っての訪問です。
写真の右端に見えるのがストックホルムで最も狭い道への入り口です。
店内はとてもしっとりとした雰囲気で席に着くと執事のようなたたずまいのウェイターさんがテーブルの上のローソクに火を灯してくれました。
メインはトナカイのお肉、前菜にニシンとエビを注文しました。
トナカイは以前ラップランドで食べた以来のため大変楽しみです。
普通のパンでした。ただ、バターがたくさんついているのが嬉しいです。
ニシンの盛り合わせがめちゃくちゃ美味しかったです。
先日別のとあるホテルで食べたものは臭みがあったのですが、こちらのニシンは全く臭みなし。
特に一番右上の単純に酢漬けにしたものが絶妙な酸味で美味しい。コリコリ歯ごたえのある身で食べ応えもあります。
小エビがぷりっとしていて美味しい。レモンをかけることでさっぱり食べることができます。
メインのトナカイのお肉。以前ラップランドで食べたときはかなり獣臭さがあったのですが(それはそれで美味しかったです。)、こちらは臭みが全くなし。牛の赤身肉のような淡白ですっきりとした味わい。噛み応えがあり噛むほどにじわっと肉のうまみが出てきます。個人的にミートボールにリンゴンベリーを合わせるのがあまり好みではないのですが、こちらはお肉自体が非常にさっぱりしているためかリンゴンベリージャムが良く合います。ジャムが甘すぎないのもお肉の味を邪魔しすぎず良いです。
右上についていたキッシュのようなものはポテトでした。
このポテトがめちゃくちゃ美味しい。外はカリッとしている一方で、中はバターがしみ込んでいて食べるとジュワッとバターの味が口に広がります。
総じて大満足な食事でした。
期待していたトナカイのお肉が美味しく食べられてだけでなく、店員さんも素晴らしかったです。グラスなどの掃除をしながらも常に客席に目を向けており、呼びたいタイミングの際は合図を出す前に察してきてくれます。言葉遣いも品があり、執事さんのような対応でした。スウェーデンのこの価格帯のお店のサービスの中では今までで一番しっかりしていたかもしれません。
他のお客さんの年齢層は比較的高めのため、落ち着いて食事をしたいときやデートなどにも使えると思います。
また、食べに来ます。ご馳走様でした。