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くたべ定例会見2022年8月4日(文字起こし)

大阪市の松井一郎市長は4日午後、定例会見を行った。
【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。

若年層の3回目接種促進に向けた強化月間

司会:それでは市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。

松井:まず若年層の3回目の接種促進に向けた強化月間の取り組みについてです。
大阪市では若年層の新型コロナウイルス感染が急増する中で、その世代のワクチンの接種率が他の年代と比べて特に低いことから、3回目接種がお済みでない若年層の方に勧奨のはがきを送付します。
具体的には12歳から39歳までの方で3回目接種がお済みでない約31万人を対象に、予約方法等の情報が記載された勧奨はがきを8月の10日に発送します。
また、接種機会を確保するために、全ての集団接種会場において3回目専用の接種枠を設置します。
予約は本日の17時から、接種は8月の8日から開始をします。
加えてファイザー、モデルナによるアレルギー反応を心配されている方もワクチンを接種いただけるように、ノババックスを扱う医療機関を確保し、広く周知します。
併せて早朝、深夜、夜間の時間帯や休日に実施している医療機関をホームページで周知し、若年層の接種促進を図ります。
さらに国や民間団体と連携をし、若年層への啓発を8月に集中的に行います。
具体的にはOsaka Metroの駅でのリーフレットの配荷。
リーフレットの配荷、映画とのタイアップのポスターの掲示、および車両内でのポスターの掲示や市内の百貨店等での店内アナウンスを行います。
また、首相官邸のワクチンTwitterからの情報を積極的に大阪市アカウント等でリツイートして展開をしていきます。

難波宮跡の公園整備・管理運営事業者が決定

3回目ワクチンの接種は皆さん自身を守るだけではなく、家族、友人、高齢者など、大切な方を守ることにつながります。
夏休みを利用いただいて、ぜひ早めの接種をご検討ください。
なお、発熱外来での混雑状況を踏まえ、子供や妊婦、高齢者の方、基礎疾患をお持ちの方に優先して受診していただけるように、府では若年軽症者向けのオンライン診療スキームが8月の3日から開始されます。
20代から40代で症状が軽い方は検査キットを活用して、自身で検査をお願いします。
8月の5日からは一部ドラッグストアで検査キットが無料配布されますので、ご活用ください。
また、若年軽症者無料検査センターでの検査も可能ですので、ご検討ください。
陽性となった場合には府の窓口を通じてオンライン診療を申し込んでいただければ、症状に応じて医師の診断により薬の処方が受けられます。
若い方でも症状が重い場合や、気になる症状がある場合は医療機関で受診をお願いいたします。
次に難波宮跡の公園整備・管理運営事業者についてです。
大阪市では「大阪都市魅力創造戦略2025」における重点エリアの1つに設置をする難波宮跡地について、史跡の保存・活用と公園整備、にぎわいの創出を進めています。
このたび、その整備・管理運営事業者を「難波宮跡公園『みんなのにわ』プロジェクト」に決定いたしました。
北部ブロックでは園地の整備、民間施設整備等を、南部ブロック等を含む難波宮跡地全体では、にぎわいを創出する魅力向上業務などの管理運営を、民間のノウハウを生かして実施してもらいます。
北部ブロックの公園整備では、東側の遺構表示や、多くの方がくつろげる芝生広場の整備に加え、西側では利用者が快適に過ごせる飲食店などの整備が提案をされています。
魅力向上業務については、歴史ガイドツアーや伝統芸能特別講演、古代飯などを販売するフードフェスなどの提案がありました。
令和5年春には南部ブロックの運営を開始し、北部ブロックは令和6年度中に工事を完成させ、大阪・関西万博開催の令和7年春には利用できるようにいたします。
進化を続ける史跡を目指して、2050年の遷都1400年に向けて知名度向上に取り組み、将来にわたり多くの人が集まり交流する空間を形成してまいります。

マイナンバーカード普及のため申請書作成を支援

次にマイナンバーカードについてです。
大阪市はマイナンバーカードの普及に向けて積極的な申請勧奨や、広報、啓発などに取り組んでいます。
8月6日からは市内の駅や商業施設、公共施設、イベント会場などで、土日祝日や平日の夕方の時間帯に申請書作成の支援を行います。
予約も不要のために、買い物や通勤の際にお立ち寄りいただければ、顔写真を無料で撮影し、申請書の作成をサポートいたします。
詳しい場所や時間については専用のウェブサイトでご確認ください。
申請後約1カ月でマイナンバーカードの交付通知書をお届けし、受領後にカードを受け取れます。
区役所では金曜日の延長窓口や日曜開庁日でも受け取り可能です。
なお、すでに平日の昼間に開設をしている商業施設、公共施設などの申請窓口では、指定の確認書類があればカードを郵送で受け取れます。
原則予約が必要ですが、空きがあれば現地受け付けもしています。
また、平日にマイナンバーカードの申請、受け取りが難しい方のために、オフィスで申請ができるように本市職員やスタッフを派遣する地域申請も実施をしていきます。
最小実施人数は20名となっており、派遣は無料です。
企業の皆さまはぜひ検討をください。
あらゆる世代の方にマイナンバーカードの交付申請がしやすい環境を提供できるように、さまざまな取り組みを進めていきます。
マイナポイントの付与は、9月末までにマイナンバーカードを申請する必要がありますので、取得がまだの方はご自身に合った方法で早めに申請をしてください。
僕からは以上です。

司会:それでは質問をお受けいたします。
必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りの上、質問をお願いします。
質問については市政関連のみでお願いします。
では幹事社の読売テレビさん、お願いします。

難波宮跡の公園整備事業者決定の受け止めを

読売テレビ:読売テレビ、岡村です。
お願いします。
まず難波宮跡の公園整備事業について、先ほどお話があった事業者が決定したことについて受け止めと、おっしゃっていただいたように万博、2025年の万博に向けて想定される観光客も含めて、この場所を含めて、どういった形でこの場所を生かしていくか、戦略等あれば教えていただけますでしょうか。

松井:募集時に、民間の優れたアイデアにより、歴史的な特性や都心部の貴重な広がりのある空間を生かして、多くの方が集い交流する空間をつくってもらいたいと展望を述べさせていただきました。
今回の提案ではそういう思いが実現できる内容でありまして、運営開始に向け進めていただくとともに、より良い空間となるように整備してほしいと思っています。
万博に来られる多くの方が、北側に隣接する大阪城公園も含めた歴史豊かなエリアに訪れていただけるように、市といたしましても事業者と連携して、その魅力を国内外に積極的に発信をしていきます。
万博開催後も、2050年の難波宮跡遷都1400年に向け、持続的に魅力向上を図れるように取り組んでいきたいと思います。

読売テレビ:もう1点だけ、ご質問させていただきます。
マイナンバーの出張申請サポートに関してなんですけれども、具体的に、登録する人を増やすという意味で言いますと、この事業の期間内に人数、登録してくれる人の人数の目標設定等々あれば教えていただけますでしょうか。

松井:出張申請のこのサポート事業では約20万件の申請数を目標とします。
昨年度、市民へのアンケート調査の結果では、取得済みの方も含めて約77%の方がマイナンバーカードを取得したいという、そういうお答えでありまして、今年6月末現在で、現在約46.8%の市民に交付をされている状況であり、まずこれらの方にカード所有をいただけるように、最優先に取り組みを進めていきます。

読売テレビ:ありがとうございます。

司会:次の質問をお受けいたします。
質問ございませんでしょうか。
毎日放送さん。

若年層の3回目接種拡大への期待感を

毎日放送:すいません、毎日放送の梅田と申します。
今日発表になった1点目の若年層に対して3回目のワクチン接種という部分で、新たに市内の4カ所の集団接種会場で専用の予約枠を設けるということですけども、市長としてあらためて、この若年層が接種することへの期待感という辺りを教えていただいてよろしいですか。

松井:現在の感染拡大の状況を見ても、やはり若い、若年層の方が感染されているという、非常に増えているという状況であります。
やっぱり若い方、ほぼ重篤化していないという状況ですんで、ワクチンは副反応もありますから、ちょっとそういう理由から接種に後ろ向きというか、どうしても接種を控えられているような状況ですけれども、これは感染率の高いウイルスなんで、結果として高齢者に感染することで、重症になる方、やっぱり命の危機にさらされる方もいらっしゃいますんで、ぜひとも若い方に、今非常に接種率低いわけですから、若い方の接種率を上げることで、社会全体でウイルスに対しての脅威を、このリスクを抑えていきたいと思ってます。

読売テレビ:次の質問をお受けいたします。
大阪日日新聞さん。

夏休みの大学が増えているが対策は

大阪日日新聞:大阪日日新聞の木下です。
同じく若年層の接種のことで伺います。
ちょっと、大学とか、まだ高齢者施設とか医療機関に比べれば少ないんですけども、大学のクラスターなんかも出てきていると思います。
それも受けてということだと思うんですけども、今後、大学生、夏休みに入ってるんですけども、大学生、大学が増えてきているというところをどうみてられるのかということと、それと、なんか新たにその辺りにも対策があればお願いします。

松井:いや、もう大学生も含めて今回予約なしで接種できる会場をつくってきているわけですし、はがきで接種勧奨しますんでね。
ぜひ、第1波の頃、各大学でも独自の接種センターというか、校内接種ができる体制をつくってくれましたけども、今はもうそういう各大学で個別にということはされない状況ですのでね。
ぜひ、大阪市として接種機会を広げている、そういう集団接種会場を利用いただいて、高齢者に感染する、そういうリスクをもう大学生なら理解できると思いますんで、大学生の皆さんにも積極的に打ってもらいたいと思います。

大阪日日新聞:あとコロナ関連ですけれども、陽性率ということで、大阪府内全体ですと50%台で、高いところでちょっと横ばいといいますか、一定、上がっていく部分が少し緩まったかなと思ってます。
市内だと1週間平均で60%台なんでかなり高いところではありますけれども、横ばいにきてるのかなと思いますけども、これでピークですね、感染のピークっていうものを今現時点でどのようにみてられるかっていうことをお願いできますか。

松井:それはやっぱり専門科の皆さんに判断いただかなければならないと思いますけども、結果として今、前週対比の感染者数は、少し感染率が低下をしている状況だと思います。
3週ほど前ですと前週対比で1.5倍から2倍っていうのもありましたけど、今は1倍弱ですから。
前週対比の感染者数という意味で言うと少し低下をしているっていう状況ですけれども、これがピークなのかどうかっていうのはやっぱり専門科の皆さんに判断いただきたいと思います。

予約なしで接種できるのは大阪府の心斎橋会場

大阪日日新聞:ありがとうございます。

A:すいません、健康局でございます。
先ほどのワクチンの接種の件で少し、すいません、補足させてください。
先ほど、予約なしの接種の件なんですけども、いったん今、おかげさまで集団接種会場、大阪市の会場につきましては順調に埋まり始めておりまして、混雑を避けるために、いったん中止をさせていただいておりまして、今、予約なしでできるのは大阪府さんの心斎橋の会場になりますので、すいません、その点だけ補足させてください。
失礼しました。

B:大学のほうにつきましては団体で予約ができるような形で受け付けもしておりますので、こういったことも利用していただきながら、大学のほうでも接種を続けていきたいというふうに思っているところでございます。

司会:次の質問をお受けいたします。
質問ございませんでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは終了します。
はい、Lmagaさん。

5類への見直しに備えて何か準備しているのか

Lmaga.jp:エルマガジンの岡田です。
よろしくお願いします。
8月1日から保健所における濃厚接触者の特定の取りやめを始められて。

松井:え、なんて?

Lmaga.jp:保育所における濃厚接触者の取りやめという、特定を取りやめていらっしゃるんですけれど、国は第7波が終わってからコロナの指定感染症、2類相当から5類にされるという検討を始めようかという動きで、昨日、吉村知事はいろいろ、まだちょっと対応が遅いようなこともおっしゃってまして。
で、今回の濃厚接触者の特定の取りやめのほかに、もうちょっと、5類相当に向けたいろいろな緩和だったりとか、こういった拡大、いろいろな制限の何か拡大というか、緩和を広げられたりとか、何か準備とかを検討されていらっしゃるのかどうか教えてください。

松井:いや、われわれが準備、検討よりも、もう専門科会議の尾身会長もこの2類からの見直しっていうのはもう言及されてきてますし、今の医療逼迫の原因は、特定の医療機関でないとコロナの受診ができないっていうところが医療界全体の逼迫につながっているわけですから、早期に、もう7波が終わるとかどうのじゃなくて、早期にやはり見直しの議論をスタートさせて、やっぱり政府が決定すべきだと思います。
今ほとんど、この夏、今の状況で、コロナなのか、それ以外の、例えばインフルエンザなのか、それからちょっと夏風邪なのか、もう分からない状況の中で、全てをまずは、そういう症状出た場合はコロナを疑って、コロナの対応をする必要があって。
で、コロナの診断を受けるには専門病院行かなければならないと。
発熱外来やってるところと。
こういうところでコロナの診断をしてる医療機関が非常に逼迫で、もう疲れもたまっている状況ですから。
日本の医療資源全体をうまく使えるように、やっぱり指定分類については見直すべきだと、こう思います。

Lmaga.jp:【待つ 00:22:17】前に、市としていろいろ独自に準備できることなどは。

松井:いや、そんな。
もうこれは、感染症の指定というのは、これはもう政府の権限ですから、まずその指定を見直してもらわないと、われわれは準備のしようがありません。

司会:次の質問をお受けいたします。
ほかに質問ございませんでしょうか。
大阪日日新聞さん。

換気ができない医療機関もあるが?

大阪日日新聞:大阪日日新聞の木下です。
今の2類から5類へというところの準備っていう部分ですけれども、今の状況で発熱外来がもう非常に逼迫していて、なんらかの見直しが必要っていうのは喫緊の課題だとは思うんですけれども、一方で、見直した場合に、現在、発熱外来やっておられないクリニックとか、そういったところに広げていくっていうことだと思うんですけど、その中で、今、懸念されているのが、ビルの中の何階かにあったりとか地下にあったりとか、結構、大阪、そういった換気ができない状況の医療機関っていうのがあると。
それで、むしろ発熱外来をされてる側のクリニックのほうが心配されてたんですけども、そういったところがなんの準備もなしにそういったことになることによって、そういったところが、変異とかなっていったときに困るっていうことをおっしゃってたんですけど、その辺りはどうお考えでしょうか。

松井:インフルエンザも同じなんじゃないですか、それじゃ。
インフルエンザのときは一般のクリニック全部受け付けるわけですから。
毒性が、今、特に若い世代の重症化率はインフルエンザと同等ですから。
だから重症化のリスクある方は、例えば大阪で言うと専門病院、十三とか、そういうところでしっかりケアしますけども、若い方々が診断を受けるのであれば別に発熱外来のあるコロナ指定病院じゃなくても十分可能だと思います。
ドクター側は、ドクターに感染することによって医療資源が、これ、もう低下しますんでね。
そこは、これまでも感染対策を、ドクター自身が感染対策を講じた上で診断されてるんで、そういう形で乗り切っていただければなと思いますけどね。

発熱外来を拡大する際の基準は考えているのか

大阪日日新聞:おっしゃるとおりドクター側の問題として、取材したから、さっきも、考えてるんですけども、平たく言うと高齢のドクターが高齢の看護師さんと2人なり3人なりでやってるところは非常に多いということで、そういったところに、その換気ができない状況の中に入っていくとまずいということで、そういった分類といいますか、こういったところはやらないけれども、こういったところはやるとか、発熱外来をしていくときの基準みたいなもの、なんかお考えはありますでしょうか。

松井:いや、それは厚労省で決める話ですよ、われわれが決めるんじゃなくて。
でも高齢のドクターであってもやはり専門家なんで、感染をしないための自身の装備は十分やられると思うし、どうしてもやっぱりもう受けれないという、そういうクリニックに関しては、これは無理やり外来患者を受けてもらえるわけではありませんし。
でも一般的にインフルエンザも受け付けていただいてる病院であれば対応可能だと、僕はそう思います。

大阪日日新聞:ありがとうございます。

司会:次の質問をお受けいたします。
ほかに質問はございませんでしょうか。
それでは終了します。
ありがとうございました。

読売テレビ:はい、すいません。
続いて政務の質問に移らせていただきます。
質問ある社の方、挙手をお願いいたします。

東議員に対する評価を聞ききたい

朝日新聞:すいません、朝日新聞の寺沢です。
本日、きのうですかね。
参議院議員の東徹さんが代表選挙への立候補を表明されまして、松井代表ともかなり、もう30年以上といいますか、お父さんの代からのお付き合いのある方だと思うんですけれども、受け止めというか、東さんに対する評価みたいなところをお聞かせいただけたらと思うんですけれども。

松井:東議員、人は悪くないけども、僕はもう、馬場議員が立候補を表明してますから、組織をまとめる、今の現状で党代表としては馬場議員のほうがふさわしいんじゃないかなと思ってます。
僕が代表に就任してからは幹事長、馬場議員は幹事長、そして共同代表として組織の屋台骨を支える仕事をしてきたわけだから。
だからやっぱり僕から引き継ぐという、そういう次の代表としては馬場議員を応援したいと思ってます。

朝日新聞:ありがとうございます。
馬場さんも東さんも、松井さん、お互い信頼されてると思うんですけれども、その2人が代表選で戦うことになりますね。
どちらというか、誰が勝つにせよ、党内で終わったあとに何かしこりが残ったりとか、そういった懸念は特にないでしょうか。

松井:いや、それは熾烈な権力闘争なんだから、党内政局なんだから、それは人の気持ちの奥底、いろいろ分からないところあるけど、だから僕は何度も言ってるんだけども、終わったら決まったことに従うと。
もう文句はなし。
でないと組織として強くなれません。

吉村世代からまだ立候補表明がないことをどう思うか

だからこれは代表を辞めるに当たっても党の皆さん方にそういう説明をしてきたし。
でも争いなんでね。
それはやっぱり心の中に、こん畜生はありますよ、誰しも。
でもそれで、なんて言うかな、そこを、わだかまりをずっと持ち続ければ、これはもう組織として成長しませんよ。
自民党は熾烈な党内権力争いしながらも、それはこん畜生ってみんな思ってるでしょう、負けた側は。
でも冷や飯を食べてでもやらなければならないということでやってきた経緯がこれまで自民党の歴史なんだから、その中で分裂せず、やはり決まったら党が結束して政府を運営し、そして選挙も戦うわけですから。
そういう組織に成長していってもらいたいと思います。

朝日新聞:ありがとうございます。
すいません、最後なんですけども、松井代表が日頃からおっしゃってる吉村世代の頑張りといいますか、成長を期待したいということを常日頃おっしゃってると思うんですけど、いわゆる府議・市議3期以上だったり衆院1期の吉村世代からまだ立候補表明がないというところに対しては、代表としてはどういうふうに考えられてますか。

松井:世代として育ってもらいたいと思いますけど、衆議院議員はまだ1期だし、それから大阪維新の会は吉村さんがもう代表を務めているわけですから。
それは自らの、やっぱり吉村世代としての役割は日本維新の会の代表になること以外にもたくさんあるという判断だと思います。

朝日新聞:じゃあ特にもう誰か手を挙げろとかいうふうには、そこは個人の判断ということですか。

松井:いや、だから何度も言うように、代表の仕事は党をまとめていくことですから。
党をまとめて、そして次の選挙に向けて党勢を拡大していく。
で、他党と交渉しながら、少しでも、われわれがこの間掲げてきた選挙での公約を実現していくことが代表の役割ですから。
その役割を担えるのは誰が一番ふさわしいかっていうのを決めていただきたいと思います。
だから吉村さんも今、知事としての役割と、大阪維新の会の代表ですから。
だからそれに、日本維新会の代表っていう役割に就いたところで、一番もう吉村さんのポテンシャルを生かせるのは、今の大阪維新の代表と大阪府知事という役割をやることだと思います。
日本の代表を吉村さんが担うことで、これ、足し算もあるけど、引き算もあるんじゃないの。

朝日新聞:ありがとうございます。

読売テレビ:ほか。

特別党員と一般党員、ともに1人1票とした狙いは

毎日新聞:毎日新聞の松本です。
代表戦の投票方式についてなんですけれども、特別党員と一般党員が等しく1票で、これ、国会議員票に重みを置いたってことは、また違うところで、特色があるところだと思うんですけども、もともとこういう制度になった狙いを代表からお聞きしたいと思うんですが。

松井:いや、これ、もともと2012年の石原御大たちとの、日本維新の会を結党してスタートするときから、自民党でもなんで国会議員の1票と一般党員の1票があれほど大きい格差になるのかということは、やっぱりすごくそのことに対して不満を持つ人もたくさんいたわけで。
われわれは、将来的には首相公選制という、大統領的な総理がやっぱりリーダーシップを発揮するべきだという考え方もありますから。
だからそういう意味で、国会議員と一般党員とがあまりにも、党代表を選ぶときの格差を回避する、対等にしていこうというのが、われわれの考え方です。

先月とは違い、馬場議員の応援を明言した理由は

朝日放送テレビ:ABCの木原です。
先月の13日にこの会見で私が、馬場さんは次期代表にふさわしいかとお伺いしたときは、誰を推すとも言わないし、誰が駄目とも言わないとお答えになったと思うんですが、ここに至って馬場さんを応援するとはっきり明言されて、変わったと思うんですが、なぜ変わったのか教えてほしいんですが。

松井:候補者として、もう出そろってきたからです。
先月のときに候補者としてまだ手を挙げてない人を、誰を推すとか言うと後継指名になるじゃないですか。
僕は、後継指名はしないけども、党の一員として、党がこれからやっぱり党としての勢力を拡大して力を付けるためには、候補者の中からふさわしい人を応援していくっていうのは、これはやっぱり辞めていく代表としての役割でもあると思ってます。

朝日放送テレビ:後継指名はしないと言いながら、党員投票で候補者が直接党員に働き掛けをほぼできない中で松井代表が馬場さんを応援すると言えば、それは事実上の後継指名だと思うんですが、その点はいかがですか。

松井:いや、事実上の後継指名ではありません。
党員の皆さんもよく熟慮されると思うし、党員を集めている特別党員が、やっぱりこの党員に対して、なんて言うかな、誰々がこう言ったから、もうこの人でっていうような、そういうふうな形で党員票が多く動くとはちょっと考えていません。
やっぱり初めての代表選挙ですから党員の皆さんも投票するに当たっては熟慮される。
そんな中で、なぜ馬場が、東が、それからあと足立か、今。
足立は表明したよね、もう。
だから表明した中で誰がということについては、非常に情報収集されると思いますんでね。
僕は僕自身の考えとして、これまでの党の中での功績、で、僕が代表だったんだから、その間の多くの部分を幹事長として、裏方の仕事っていうか、支える側の仕事をずっとやってきてくれたのが馬場議員ですし。
だからそういうことも含めて、前回の衆議院終わったあとに、これは片山先生が、ちょっと残念ながら病気で、病で倒れられたっていうこともあるんで共同代表に指名しているわけだから。
そこの代表として党を率いていく、党をこれからまとめていく力は十分ありますよという。
それは党員の皆さんに1つ参考としては伝えていきたいと思います。

朝日放送テレビ:馬場さん以外の方では、党を取りまとめるのは難しいですか。

松井:うん、難しいと思うね。
どちらが、これ、100点満点の人はいないと思うけど、僕はどちらがまだ代表としてポテンシャルを持ってるかというところで判断をしてます。

朝日放送テレビ:ありがとうございます。

読売テレビ:ほか、ご質問のある方。
どうぞ。

そもそも後継指名をしなかった理由は

読売新聞:読売新聞の梅本です。
代表戦に関連してなんですけど、もともと、そもそも後継指名をしなかった理由について、あらためて教えてもらえますでしょうか。


松井:だって自分で代表やるって言わないと、維新の会の代表って何も別に、特段、優遇される立場にないよ。
給料出るわけじゃないし。
最近でこそ経費を出してもらってるけど、選挙とか行ったら。
もう一番最初、全部自腹で行ってたんだから。
で、選挙のたびに、代表って銀行からお金借りるのも法人保証必要なの。
前回の衆議院で、やっとお金借りなくても選挙できる体制になったと。
責任はいろいろあるけど。
なんら、なんて言うかな、優遇されるところないからね。
それを、自分がやるって手を挙げないで誰かに言われたからというのでは、やっぱりちょっと、もう今の維新の会は持たないんじゃないのと思います。
昔はもう橋下さんと僕しか、やっぱりちょっとないよねと。
とにかく2人でやれよというような形やったんでね。
ここまできましたけど。
それは個人の生活を考えれば、やるほうが、もう本当に、なんて言うかな、心身共に疲れるから、自分がっていう人が手を挙げないと。
馬場議員もたぶんずっと悩んでたと思うよ。

読売新聞:自らの意思で出てくる人が何人か出てきて、その上で代表選になってほしいという思いから、せずに、今回ある程度、候補者が出そろったので、今回のタイミングで誰を支持するかというのを表明されたという。

松井:そうです。

読売新聞:ありがとうございます。

読売テレビ:お願いします。

馬場議員をどのように支援する考えか

共同通信:共同通信の広山です。
代表選の絡みで。
【セ**00:40:23】の冒頭で馬場さんを応援するとおっしゃっていて、具体的な応援のやり方というか、どのように支援されていくようなお考えなんでしょうか。

松井:いや、それも、選挙戦は当事者同士が。
例えば討論会等で訴えればええと思いますけどね。
あとは、僕も党員を集めてるんで、党員の皆さんには丁寧にやっぱり説明していきたいと思います。
なぜか。
なぜ馬場なのというのは、みんな投票するときに一番知りたいところだと思いますんで、そういうところはしっかり説明したいと思います。

共同通信:今のお話は一般党員の方対象だと思うんですけど、それとは別で、府議だったり市議の方、特別党員の方にも同じように伝えていくようなお考え?

松井:それはもう、こうして僕がいる限りは伝えていきますし。
だからって強制しませんよ。
1人1人の1票を。
僕はこう思いますということを言っていく。
だから府議会とか市議会とか、それで強制とかはしないけど。
また、そもそも無記名投票なんだから、はいはいってそこは言ってても、そんなの分からないもん、名前書くときね。
だから強制はしませんけども、維新の会のこれからの動きをしっかり見ていきたいと思います。

共同通信:ありがとうございます。

読売テレビ:ほか、あります?

選挙後、禍根が残るのではとの懸念はないか

日本経済新聞:すいません。
日経新聞の【フル**00:42:00】です。
先ほどの朝日さんの質問とちょっとかぶってしまうんですけれども、取材をしていると、府議中心に東さんを推す声があって、国会議員を中心に馬場さんという、そういう構図があると思うんですけれども、特別党員の中には、やっぱり選挙後も禍根が残るんじゃないかと懸念されてる方もたくさんいらっしゃって、そういった懸念の部分は代表ご自身もあるのかどうか。

松井:うん?

日本経済新聞:懸念の部分は代表ご自身にもあるのかどうかを。

松井:何度も言うように党内政局だから。
それは何くそっていう、こん畜生はみんな心の中にありますよ。
それでも終われば1つにまとまって行動しないと。
だから、それができないんなら、もう維新の会としては終了するんじゃないの。
やっぱり決まったことに従わないっていうんなら、もう出ていったほうがいいと思うし。
何度も言うように維新の会ができたのは自民党が多数決否定したからね。
だから維新の会が、要は僕が自民党を出てスタートしたのは、自民党は当時の庁舎移転問題で多数を、党内で多数決やった結果を尊重しなかったから、僕はもう自民党では政治ができないということで自民党を出たわけですよ。
だから結局決まった答えに従わないというんなら、それはその人がやっぱりもう出ていかざるを得ないんじゃないのと思います。

読売テレビ:ほか、いらっしゃいますでしょうか。

新代表が国会議員の場合、共同代表は地方議員にすべきと思うか

毎日放送:すいません、毎日放送の梅田と申します。
代表選に関連してお伺いしたいんですけれども、今、立候補を表明されてる方が国会議員の方ばかりで、党の規約で言いますと、もし国会議員の方が代表になった場合、共同代表として地方の首長、または地方の議員を選ぶことができるというような表記になっています。
もし国会議員の方が新しく代表になった場合、松井代表としては、最終的には新しい代表が決めると思うんですけども、松井さんとしてはそういった地方の方を共同代表に据えるべきと思われますか。

松井:うん。
これは、われわれは国会議員がピラミッドの頂点とした政党ではありませんから。代表が国会議員になった場合は地方の政治家が共同代表として、代表としっかりつながって、さまざまな事柄についていろいろ相談しながら物事を進めていく、そういう組織体制が望ましいんではないかなとは思います。
あくまでも代表が決めることです。

毎日放送:松井さんとしては、その場合は大阪の議員がいいのか、それともそれ以外の議員のほうがいいのかっていう。
松井さん個人としてはどのように。

松井:いや、それは、大阪と大阪以外とか、それはあれだけども、事実として、事実としてね。
今まだまだやっぱりわれわれは大阪のローカル政党的な色合いがきついと。
大阪が一番の、党員も多いわけだから。
やっぱりそこの意見っていうのは、新代表はしっかり受け止めていくべきだとは思いますけど。

読売テレビ:ほか、いらっしゃいますか。
お願いします。

警備対策を代表として支持する考えはあるか

記者:すみません、代表選の関連で、安倍さんの事件があって、今後、選挙活動で【****00:46:00】とかしていくと思うんですけども、そこの警備対策というか。

松井:うん?

記者:警備対策というか、その点を代表として支持される考えはありますか。

松井:それは、やっぱり政府の、要はわれわれは与党ではないんでね。
政府の運営に関わっているわけじゃないから。
なんて言うかな。
あまりにも厳重過ぎる、そういう警備体制は必要じゃないと思うけどね。
今回の参議院選挙でも、やっぱり安倍総理の、本当に、事件があって、残念な事件があったあとは、われわれが街頭で活動するときは、そういう警察の方々が、いろいろ、いろんな形で警備体制やってくれてたんでね。
これは誰が、誰であろうと、どういう政治家であろうと、暴力によって民主主義を破壊される、言論を押さえ付けられるような、そういうことはないようなやっぱり体制は必要だと思います。

読売テレビ:ほか、いらっしゃいますでしょうか。

馬場議員の支持を決めたのはいつごろか

朝日放送テレビ:ABCテレビの尾崎です。
馬場さんの応援っていうか、支持を決められたというか、気持ちの中で決められたのはいつごろのことでしょうか。

松井:いや、もう馬場議員が覚悟をするのならというのは思ってましたよ。
ただ、彼も最後まで悩んでましたから。
だから、そこは自分で決めてもらわないと。
覚悟を持たないと。
さっきから何度も言うように維新の会の代表っていうのは本当、個人的になんら利益あるわけじゃありませんから、本当に。
そんな中でやっぱり、今、衆議院が、衆参合わせて62名国会議員がいて、地方議員も相当の数が増えてくる中で、普通の政党、自民党とかであれば、例えば地方の、めったに統一地方選挙までは出てきませんよ、よほどのことない限り。
維新の会っていうのは、もう国会議員も地方議員も横並びっていうことでずっとやってきているわけで、この間、2012年以降、幹事長、代表の役割で、それは党首討論もやるけれども、でも本当に市会議員の選挙の街頭もやりますよ、ここは。
やってきたし。
だからそれだけの、なんて言うかな、広いエリアを、もう代表や党執行部、幹事長というのはカバーしてやっているわけだから。
これはなかなかもう、自分自身で決断を、やっぱり決意を固めないとなかなかできない。
だから馬場議員も悩んでたけども、だからやるんであれば、それはもうこれまでの彼の政治家として、僕が、幹事長、代表という中で絶えず支えてくれたわけだから、十分その代表を担えるポテンシャルを持っていると、こう思っているわけです。

読売テレビ:お願いします。

馬場議員からはいつ出馬意向を伝えられたのか

テレビ大阪:テレビ大阪の【スギモト 00:50:25】です。
さっき、ABCさんの話とちょっと重複する部分もあるんですけど、松井代表の元に馬場共同代表から出馬の意向を伝えられたタイミングというのはいつごろで、その際に松井代表から応援するよというような話はされたんでしょうか。

松井:うん。
会見前に腹決めたという話はありました。
だから、じゃあ頑張ってくれと。
もうもちろん応援すると申し上げました。

読売テレビ:ほかに質問ある方いらっしゃいますでしょうか。

代表の一言の重みはかなり大きいと思うが

日本経済新聞:すみません。
日経新聞です。
先ほど代表の特別党員にも強制はしないけれども府議会や市議会には、自分の応援する候補のことは言うとおっしゃってましたけど、この辺やはり代表ということもあって存在力とか、あと一言の重みとかはかなり大きいと思うんですけども、その辺りどうお考えなのかお願いします。

松井:だからみんな、これ、維新の会っていうのは、一番ルーツからいくと2009年に、さっき言ったように自民党が、ところから政局としてはスタートするのよ。
当時はそんな、当時、自民党47人かな。
あ、49人おったんかな、府議会ね。
で、出ていったのは6人だから。
自民党の中にいる人たちはさほど大きな、なんやあいつらと、すねてとか。
あんなん割れたんちゃうぞと、欠けたって言われたよ。
松井に付いていって、あいつら、あほやなというような声もたくさんありました。
僕自身もそのときに、こうして日本維新の会をやるとか、そんなの全然思ってなかった。
ただ、やっぱり民主主義を否定されたら、これはもう一緒には議会活動できないと。
だって勝ったからね、僕らが、多数決で。
それを民主や公明党、野合、談合でつぶしたんだから、相手が。
それはもう、まず民主主義で選ばれている議員がやってはならない暴挙だったと思う、それは。
だからもうたたきつぶそうと思ってね。
簡単にやられると思ってたけどね、最初は。
だからもう、たった6人でなんもできへんっていうのは政治の世界をずっと経験する中では分かる話なんだから。
でも、ちょうど大阪にはやっぱり政治課題として二重行政だとか財政再建だとか、そういうやっぱり議会の、行政と議会が真っ正面から向き合わなければならない課題があって、それを橋下さんと一緒に、これも、どうせもう、なんて言うかな、自民党を出て、どうせ政治生命、もう政治家としても終わっていくし、別に終わってもいいと思ってたけど。
それじゃ、もう今まで大阪が誰もできなかった、口先だけで言ってた二重行政とか財政問題を真っ正面から、できるかどうか分からないけど、やろうよということでスタートして。
それから約もう13年。
何回もいろんな政治闘争をやってきましたよ。

もう何回も政局争いをやってきた

だって初めに、僕らが6人のあと、そのあと27人になるのも、今度は自民党から人を引き抜いていくわけだから。
で、27人になっても、府議会の中では第一会派だけども、過半数にはまったく届かない。
27人ですから。
だからやっぱり府議会の権力闘争、政局の中でも、これも絶えずやっぱり劣勢でした。
だから橋下さんが知事時代、僕が維新の幹事長時代、議案で何回も否決されてきましたよ、1年間。
今できてるけども、がんセンターとか重粒子線センターとか、あれも一度否決されたんだよ、あれ。
それを1年後の統一地方選挙で、われわれ過半数を取って、それを可決、成立させていくわけで。
それ、もう何回もそういう政局争いをやりました。
だからそんな中で、決まれば1つにまとまって、やっぱり組織として活動していくっていうことだけは、これはもう徹底してこの間、僕は言い続けてきたことですから、そこはみんな身に染みて分かってるんじゃないかなと思いますけどね。
特別党員は本当に1人1人が、今の党、最初6人でスタートしたときとは大きく違いますから。
今は国会議員が62名、地方議会は300名近い特別党員と2万人の党員がいる、そういう政党なんだから。
この間の参議院でも、比例票では野党第1党の得票を得た、そういう政党なんだから、この政党を運営するのは、どういう資質が要るのかなっていうことは、それ、議員のほうがよく分かってると思いますんでね。

東徹が好きか嫌いかといえば、好きだから

僕は東徹が好きとか嫌いとかいえば、好きだから。
彼が、本当に古いお付き合い。
馬場議員もそうだけど。
どちらも、東徹さんは僕と府議会同期だし、馬場議員とは自民党青年局で一緒に幹部としてやってたわけだし。
だからもう好き嫌いじゃなく、やっぱり責任というものがすごく、6人でスタートしたときから比べると、今の地方議員、特別党員の責任っちゅうのは非常に大きくなってるから。
そういうのをしっかり考えて判断すべきやと思います。
だからそういう判断をする中で、誰がふさわしいかが選ばれると、僕はそう思ってます。

日本経済新聞:代表、一番最初に候補を、支持する人を表明するというふうにおっしゃったときは、聞かれたら答えるというスタンスだったと思うんですけど、日に日にトーンというか、積極的な印象を受けるんですけども、そうなった理由とかがもしあればお願いします。

松井:それはもう、これは何度も言うように、党内、維新の会が強くなるための糧ですから。
そういう政局を乗り越えて、自民党見てたらもうよく分かるように、日本の政党の中で自民党だけですよ、党内政局をずっとやりながら、名前も変えずに、そのほとんどを、与党として政権を担ってると。
自民党と、共産党は党内政局はやらない、もう完全トップダウンの政党と。
この2つぐらいしか。
あ、公明党もある意味、トップダウンの政党ですから、支持母体の。
だからそういう中で、独裁的な政党ではない、あくまでも民主的手続きを経て組織のトップと執行部をつくっていく政党であれば、まさに党内でそういう切磋琢磨、いい言葉で言うと切磋琢磨で、ちょっと悪い言葉で言うと党内政局。
戦。
党内戦。
これを真剣にやって、それで決まれば一枚岩になっていくと。
これは自民党を見てれば、そちらのほうが、やっぱり僕は政党として基礎体力、胆力が付くと思ってますから。
だから、もう誰が立候補する、いよいよ選挙が始まるとなれば、やはり自らははっきりと立場を明確にして、党内でのそういう、党の基礎体力をつくるための戦にはやっぱりコミットしなければならないと思うところです。

日本経済新聞:ありがとうございます。

東議員の立候補をどう受け止めたのか

読売テレビ:ほか、質問のある方はいらっしゃいますでしょう。
すいません、読売テレビから質問させていただきます。
まず今回、東さんも、今のお話で、好き嫌いで言えば好きだからとかもあったんですけど、東さんの出馬に関しては、ある程度想定されていたのか、代表の中でも、今回の選挙戦出ないんじゃないかとか、その辺りの見通し、もしお考えがあったら、どういった形で受け止められたのか教えていただけますか。

松井:だからちょっと立候補の理由が分かりませんね、僕から見てて。
誰か聞いてる人いたら教えてもらいたいなと思う。
いろんな理由はあると思うけどね。
党をどうまとめていくっていうか、そういうことであれば、理由がよく分からないところがあります。
だから、もう東議員もいよいよ、今9年目ですから、国会議員。
だからまさにその間、総務会長も、僕は務めてもらったことあるけど。
国会の中でやはり問題点があるなら、どういうところであったのかね。
そのときは僕が代表なんだから。
そういう話もあんまり聞いたことなかったし。
だから、なぜ今回立候補するに当たって、東色っていうのは何出すんかね。
そこはちょっとよく分からないところはあります。
もっと分からんのは足立議員とか、あともう1人、誰やったかな。

男性:【*******01:01:54】。

松井:え?
ああ、そうそう。
分からん。

挙党一致のため落選者にも一定の処遇が必要か

読売テレビ:すいません、もう1点ご質問なんですけれども。
今日、馬場さんを支持というところで、いよいよ選挙戦、本格化していくと思うんですけれども、他党の代表選も見ますと、戦ったあとに、いわゆる挙党一致とか、そういう形で、いわゆる代表にならなかった人たちも、執行部でありますとか要職に起用するっていうのが、ほかの政党でも事例としてはあると思うんですけれども、なんかその辺り、今回、まだ始まる段階ですけれども、代表になる方以外の処遇とかは、やっぱり挙党一致のためにも、ある一定の処遇が必要なのかとか、その辺り、どういうふうに思われますでしょうか。

松井:いや、それは結果次第だと思いますよ。
やっぱり民主党の挙党一致、ちょっともうよう分からんところあるんで。
出ればみんな役に就いて、三役就いてるみたいな。
あれは民主党だからやるんじゃないの。
自民党なんていうのは、もう戦うときは冷や飯覚悟でやってますよ、みんな。
維新の会もそっち側でやってもらいたいと思います。
だから自民党は、もう戦うときは冷や飯覚悟でやって、それで結果として、あ、これだけやっぱり、負けた側もこれだけの支持があったんだなということで、やはりその人の能力の中で適材適所のポジションはありますけど。
これまでの自民党の総裁選挙の中でも、それはもう、麻生御大とか、今まで、第1次安倍内閣から、みんな戦ってくる中では、だいたいは、やっぱり戦った張本人というのは冷や飯覚悟でやってるんじゃないの。
それで、その結果、本当に僅差まで持ち込んだ人は、この人の能力っていうものをやっぱり組織として評価して役就いてるけど。
でも、もう戦いはやっぱりそっち、覚悟してやるべき話だと、そう思います。

読売テレビ:ありがとうございます。
ほか、ご質問ある方いらっしゃいますか。
では以上で終了させていただきます。
ありがとうございます。


(完)