認知科学に基づくコーチングとは?〜ゴール設定編〜
みなさんこんにちは、「いろえんぴつ」です。make Life awesome「人生を素晴らしくする」が溢れる世界をつくるためにNoteを執筆しています。この記事が「あなたの人生は泣けるほど素晴らしい」そんな当たり前のことに気づくきっかけになればいいなと思っています。今日は、「認知科学に基づくコーチングについて〜Goal設定〜」について書きたいと思います。2021年2月に入学を決意し、入学から3ヶ月自分なりに学習を進めてきたcoachingを学ぶ旅!アウトプット前提のインプットにすることでより理解を深めたいと思い記事にまとめていきたいと思います。
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そもそもコーチングって何?という方は下へおすすみください!
そもそも「コーチ」とは何か?
これは非常に有名な話ではありますが、そもそも「コーチ」とは「馬車」という意味です。つまり、コーチとは「目的地へ向かいたい人を目的地まで連れて行ってくれる人」であり、コーチングとは「目的地に向かいたい人を目的地まで連れて行ってあげること(それを手伝うこと)」ということになります。
この定義で行くと、目的地(Goal)があることが前提な訳ですが、中には目的がはっきりしない人もいます。だから、目的地(Goal)を設定し、明確化して連れていくということもコーチの役割であるということです。
今日はこの目的地(以下、Goal)の設定について解説していきたいと思います。
Goal設定について
認知科学に基づくコーチングにおける、Goal設定には3つの条件があります。
①want to(本音)であること
②現状の外側であること
③複数の領域(All Life)で設定すること
前提として、人間には「今ここにないもの」を生み出すことができる力をもっています。(人間には無限の可能性がある)そんな言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?(実際に自分に無限の可能性がある)と言える人はどれくらいいるでしょうか?
脳のデフォルト機能からすると、今ないものを創造する力を備えているのですが、多くの人はそれに気づいてすらいません。なぜなら、人間は動物なので、生命維持機能が備わっていて、これまでの人生を生きてきた中で「失敗記憶」「ネガティブな記憶」が蓄積され、安心・安全を求めて、無意識的にリスク回避が強烈に働きます。「自分にはできない」「自分には無理」「どうせ自分なんか」とネガティブイメージ、ネガティブトークが脳内を支配しています。脳のミッションはいつでも「現状維持」安心・安全な現在の状況を維持することであるということです。
だからこそ、既存のもの、これまでの経験、過去からのGoal設定では、なかなか上手く行きません。「そもそも、自分のGoalって何?」と迷子になっちゃう人も多いのが現実です。
これは、別に問題ではなく、脳の生命維持機能としてめちゃくちゃ重要なことであり、前提がそういうものなんだという理解をしてもらえたらいいのかなと思います。よく、「自分のGoalが分からない」「自分のやりたいことが見つからない」「だから自分はダメなんだ」とどんどん殻に閉じこもろうとする人もいらっしゃいますが、「人間はもともとそういう生き物だから何の問題もないですよ」というです。問題ではなく前提ですので、ご理解ください。
そして、そもそもGoalとは、見つけるものではなくて「設定するもの」「決めるもの」なので、見つからなくて悩む必要も全くありません。ご安心ください。それでは、一つ一つの条件について、もう少し詳しく考えていきましょう。
①want to(本音)であること
誰かの期待に応える!とかそういう話ではなく、本当に自分がやりたいことです。
この本音の欲求(〜したい)をwant toと言います。別名、権威性の排除とも言います。
✳︎権威とは、自分にとって大切な重要度が高い存在の人や集団を指します。(親や先生、上司、恋人やパートナー)ということになります。個人ではなく、集団的な権威というものも存在しています。権威に従わず、やっちゃうこと、無意識・無自覚にやっちゃうことがwant toだということです。
人生を長く生きていると、周りからの期待・会社からの期待が自分のやりたいことだと勘違いしているケースが非常に多いです。
✴︎周りからの期待・会社からの期待に応えなくては…という状況を「have to」といいます。have toとは、権威に従う、外圧等、つまりは他人軸でやっていることです。
以下は、want toとhave toの例です。
want toの例
・理由はわからないけど、とにかく心がどうしようもなく惹かれるもの
・時間を忘れて没頭してしまうもの
・ついついお金やエネルギーをかけてしまうもの
・自分の大切な人に止められてもやってしまうもの
・誰にもほめられなくてもやってしまうもの
・頼まれてもいないし、お金を払ってでもやってしまうもの
have toの例
承認欲求編
・褒められたい
・良い〇〇(上司、部下、先輩、後輩、パートナー、親、子ども、etc)だと思われたい
・優しい人、立派な人、頭が良い人と思われたい
自己犠牲編
・あの人を支えたい、養いたい、役に立ちたい
・あの人の幸せが私の幸せ、あの人のためなら我慢できる
自己防衛編
・怒られたくないからやる
・嫌われたくないからやる
自己投影編
・過去の自分を救いたい、過去の自分に似た境遇の人を助けたい
・過去の敵にリベンジしたい
(昔、自分が〇〇で苦労したからあの人を助けたいとか、自分が〇〇で辛かったからあの人を救いたい、みたいな発想)
「本音でやりたいことに生きる」本音でGoal設定する以外あり得ません。
しかし、実際はいかに本音と向き合うことが難しいかも理解していてください。だからこそ、コーチの存在が重要であるとも言えます。
②現状の外側であること
認知科学に基づくコーチングでは「現在の状態のままいけば十分に起こりうると予測される未来は全て現状」としています。
「年収を800万円→1,000万円にする」と言ったり、製菓学校に通っている生徒が「将来はパティシエになる」といった類は全て現状です。
では、現状の外とはどういったものか?
これはGoalを達成するためには既存のビジネスモデルや組織構造を変えないと達成ができないようなものです。※自分の頭では思い浮かばないものと認識してください。
現状の外側のゴールを設定できているかは、以下の3つを満たしているかで判断出来ます。
1.やり方が全く想像つかないもの
2.想像すると怖くなってくるくらい大きいもの
3.周囲の人が驚いて止めてくるもの
書籍の言葉を引用すれば、「Goalは楽園ではない」ということです。恐怖心が伴います。一歩踏み出す勇気が必要だということです。勇気とは「恐怖心がありながらとる態度・行動のこと」です。
Goalを設定し、決断した瞬間から全ては始まります。これは、言葉ではなく、実際に体験するのが一番です。
③複数の領域( All Life)で設定する
仕事・趣味・人間関係・社会貢献・知性・家族・健康・ファイナンスと、8つの領域でGoleを作っていきます。
8つの領域それぞれの定義と重要点について解説します。
仕事:役に立つこと/社会に対しての提供する機能
趣味:役に立たないこと/呪い・プロ化・プロへ委任
健康(美容):ゴール達成時の健康=運動・休息・栄養のバランス
家族:パートナー・子・家柄との関係性においてどうありたいか?
知性:仕事とそれ以外の領域で分けた生涯学習(体型的に学ぶので学問)
社会貢献:重要性の外に対して、お金と時間とエネルギーを投下する(SDGs)
人間関係:仕事とプライベートを分ける/友人関係
ファイナンス:ゴール達成時の資産(収入と資質のバランス)
もちろん全ての領域で本音のwant to かつ現状の外側で設定をしていきます。
1つのゴールだけではその他の領域とうまくバランスが取れないことがあります。
例えば、仕事が好きでめちゃくちゃ働いてしまい、健康や家族を犠牲にしてしまうなど、皆さんにも経験ありませんか?まさに私はそんな人生を生きてきました。そんな私を信じて、支えてくれていた家族の存在に気づけて本当に良かったです。
そもそも、「コーチング」と出会ったきっかけも、脳底動脈解離で入院したことがきっかけなので、本当にラッキーだったと考えています。
ALL LifeでGoal設定をして歩んでいくことが「幸せ」へのスタートだなと実感しています。
まとめ
今日はGoal設定について解説をしてきました。次回は、「ゴール達成に最も重要なこと」というテーマで解説したいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。ご意見、ご質問ありましたらコメントいただければ幸いです。
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