バックカントリー初心者なら知っておきたい基本的ギアの選び方①アクセサリー編
題名の通り、今回は道具の選び方について書いてみました。
こんな僕がこの話題についてお話しすることは、大変恐れ多いけれど若い人にも知って欲しい世界なので温かく見守ってくれると嬉しいです。
まずは行く前に道具の準備が必要ですね!
ギア選択で後から後悔しないために是非最後まで見てください🙌
※気になる目次があればスキップしてみてくださーい。
道具について
一番最初に準備を始めないといけないのがギアの購入です。(しつこいくらいに言う)
正直僕みたいな薄給のサラリーマンには一つ一つのギアがとても高い。
ましてやアパレルの給料は、僕の同年代の正社員の人やフリーターの人と比べてもびっくりする程少ない。
(そんな愚痴はおいといて…)
さて、身体の上から順番に説明していきますね。
ヘルメット
これは準備しておくことをお勧めします。
なぜ必要かというとスキー場での事故のリスクがとても高いとされている中で、整備されていない自然の罠が色んな場所に隠れているバックカントリーのフィールドはリスクが上がります。
スキー場でさえリスクが高いのですが、下の項目を見ると少なくともヘルメットの必要性は理解できると思います。
●2009年からSIAでもヘルメットの着用が義務づけられたこと⇨プロスキーヤー(人による)と呼ばれる人もヘルメットの着用が義務づけされている。
●医師グループの中には頭部外傷が60%避けられるグループもあるとしてるところもあること。
●2020/2021シーズンでは、全国スキー安全対策協議会によると受傷時に頭を強く打ったケースが、スキー/15.6%、スノーボード/16.3%と高い。
じゃあ何を選べばいいのか、分かりやすくいうとMIPS搭載のものが高い安全性を求めるなら適しているといえます。
※詳しくはiciのページが分かりやすいので要チェック。
ここまで言っておいて僕はヘルメット着用しておりません!笑
(どの口が言ってるんじゃい、と思う方もいるはず)
そんな僕が言うことは説得力がないかもしれませんが、スキー場で滑っている時に目撃した事故の中にはコース外滑走をして木につっこんで身体の一部を強打し救急車で搬送されたりする方も中にはいます。それが頭だったら怖いですよね。
バックカントリーで使う機会が少ないと思うかもしれませんが、ゲレンデで頻繁に使用することが持っていると必然的に多くなりますし、事故の防止に繋がるのです。
何度も言いますが、自然の中にはトラップいっぱいです。
滑走するところに落とし穴があったり、初めての場所では地形も分からず樹林帯に突っ込んだりすることもあるでしょう。
僕も突っ込んだことありますし、幸い頭を打ってはないですがヘルメットはボコボコなのです。(スキー場の使用だけなのに…)
値段もそれぞれなので、予算にあったヘルメットの選択を行いましょう。
独断と偏見で上記の公式オンラインを選んでいますが、他にも
オークリーなど誰もが耳にしたことがあるブランドでもスノーヘルメットの取り扱いがあるので調べて見ましょう。
ビーニー
現状、僕が滑っているエリアでのライダーはこちらが主流です。
地域によってはヘルメット着用が必須、またはガイドさんが着用を勧める場合があるかもしれないので指示やルールに従いましょう。
(時代の流れは読みづらいもので、スキー場からのアクセスでバックカントリーエリアに立ち入る際は義務づけしてくるエリアが今後出てくるかもしれませんね、今のところないみたいだけど)
そして、ビーニーはこれが適しています!!!
と言えるものはまずないのかな、と思います。
バックカントリー用で作られたビーニーがあるとは聞いたこともないからです。
僕が素材で選ぶとしたら、ウールと化学繊維の混紡ビーニーです。
もっと言うとウールとナイロンの混紡が、使用していてよかったです。
それぞれの強みを調べていくと良さが分かりますね。
○ウール
・保温性
言わずもがな、温かいですよね。夏は逆に気化熱で熱を逃してくれる効果もありますが、もしハイクアップ時に着用するのであれば休憩の時は熱を逃してくれます。でも暑かったら脱いだほうが絶対にいいです笑
・天然の防臭効果
ウールには防臭効果があります。なぜ良いのかはトリップしながら各地の山を巡るときに良さが分かります。そう、洗濯する暇ないから!です。
洗濯したとして、ホテルに泊まる余裕がある人は乾かせますが、僕は車中泊で色々周っていて洗濯なんかできないし、したとしても次の日までに乾かないのでウール素材は必須条件でした。(汚くなんてないからね!!!)
・吸湿性
汗をかいても体温を奪うことなく、発散してくれるという万能な特徴もあります。
・伸縮性
説明不要ですね。洗って縮んじゃっても被れば元通り!と僕はポジティブに捉えています。
○ナイロン
・耐摩耗性
・計量性
・ポリエステルよりも強度が高い
・型崩れしにくい
・低温でも硬くなりにくい
ナイロンは読めば分かると思うので、説明省略しますね。
このように二つの良いことが合わさったビーニーは快適に使うことができるでしょう。
パタゴニアのニット帽はだいたいその組み合わせで、今年はこれが個人的に欲しい!
現状使っているのは、この二つ↓
↓これはリサイクルポリエステル100%
ポリステルやアクリルの帽子でも、性能が変わるのかと言われれば、人の体なんてそんなに敏感じゃないので分かりません。
ただ僕はウールが入っていると匂いが出ないので、トリップに行くときには重宝しています。
そして更にお金に余裕がある方は、オーダーで帽子を作ってみることもできるでしょう!
僕は世界に一つのものが欲しかったのでLADEさんで一つ作りましたが最高です!
是非webをチェックしてみてください🙌
キャップ/ヘアバンド
最後に持っていたほうがいいものは、こちらです!
ハイクアップ時はどうしても暑くなりますので、暑がりと自覚のある方はキャップを持っていると、ニット帽では暑すぎる時に重宝しますよー。
これはメーカー拘らず、好きなもの被ってスタイル出すのが僕は好みです。
でも速乾性は大事なので、できるだけ化学繊維が使われているものをお勧めします!
まとめ
ここまで主に頭に着用する物で、是非参考にしていただきたいことを書いてきましたが、やはり自分が着用して気分が上がるもの、かっこいい/かわいいと思ったものを選ぶことも大切です!
よく僕の先輩スキーヤーのか方が
『どうせ身につけるなら、テンション上がるものがいいよね!』
と言っていますが、まさにその通りだと思います。
僕もお店で働いていた時は、よくお客様とかっこいいギアの話で盛り上がりこれ欲しいんだけどどうなの?なんてよく聞かれていました。僕は正直に良くないと思ったものはオススメしなかったので、使用感を参考に別なものを購入し、買ってよかった!というお客様もいらっしゃいました。
なのでショップに行くことが最善の選択のために必要な手段だと感じています。
そしてやはり危険が伴うスポーツなので、安心安全のためギアはケチらないほうがいいです!
だいぶ長くなりましたが、今回はここまで!
次はウェアかグローブとかアクセサリー系について書こうと思います。
次回も読んで貰えると嬉しいです!
ではー