決断
決断とは「断つ」ことを「決める」こと。
一年前の今頃、早期退職の申出書を提出した。
自分の人生において、結構大きな決断だった。
端から見れば「公務員」という安定した職業・立場だ。
「もったいない!」そう思う人もいただろう。
だが、「このまま定年まで?いや…ちょっと無理…」そんな感じ。なんかもう限界だった。
仕事がきついとか、上司との関係が無理とか、そういうのはあまりなかった。
ただ、自分の「仕事への意欲」が向上しないことに気がついてしまったのだ。
自分のキャパ・能力で、できる範囲のことをやりきったという感じだろうか。
「その程度で」と思われたかもしれないが、そもそも「その程度」だったのだ。
「もう気持ちは決まってるんでしょ」
妻とは何度か話をしたが、最終的にこのように言ってくれた。
わがままを受け入れてくれて感謝しかない。
辞めると決めてから実際に辞めるまで約半年。
次のことを考えたり準備したりすることもなく、3月末を迎えた。
まぁ、なんとかなるさ…。そんな気分だった。
仕事を辞めて半年。4月以降自宅警備員=無職=専業主夫を続けている。
そして今はなんとかなっている。もっとも、妻が働いていてくれるおかげなのだが。
実際には心配なこともあるし楽なことばかりではないが、あのときの決断は間違っていなかったと思っている。
何より、「今」がとても充実している感じがして幸福度が高い。
これから先もいろいろなことがあると思うが、自分が下した決断に胸を張って生きられるよう「今」を充実させていこう。